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宗圓 聰 院長の独自取材記事

そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック

(神戸市東灘区/岡本駅)

最終更新日:2026/02/04

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック main

日常的な腰痛や膝・肩などの痛みから骨粗しょう症まで、幅広い整形外科疾患の治療に取り組む「そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック」。近畿大学奈良病院で教授として整形外科・リウマチ科を率い、変形性膝関節症や骨粗しょう症、リウマチ治療に長年携わった宗圓聰院長が、2019年7月に開院した。国際標準のガイドラインに基づく治療が特徴で、腰痛や関節疾患には薬物治療と物理療法を組み合わせ、患者の生活に寄り添った治療を提供。骨粗しょう症については、現在もガイドライン作成委員を務める院長の知見を生かし、精密な検査から治療まで一貫して対応している。「痛みを我慢せず、健康寿命の延伸をめざして運動器疾患の予防と治療に取り組んでいきたい」と穏やかな笑みで語る宗圓院長に、同院の治療方針を中心に話を聞いた。

(取材日2025年12月23日)

国際基準の骨粗しょう症治療と精密検査

まずは、こちらの骨粗しょう症治療について教えてください。

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック1

当院では骨折予防を第一に、2024年8月に示された国際的な治療目標に沿った骨粗しょう症治療を実践しています。骨折は寝たきりの原因となり、健康寿命を大きく縮めてしまうためです。治療は骨密度を上げることを目標に、定期的な測定と検査データに基づいて、お一人お一人に適切な薬剤を選択します。骨密度が低い方には、治療開始時から十分な効果が期待できる薬剤を使用することもあります。治療経過は骨密度の推移を慎重に確認しながら、必要に応じて治療方針を見直していきます。また、薬物療法だけでなく、運動や栄養・食事指導も重要な治療の柱です。転倒予防やカルシウム・ビタミンDの適切な摂取など、総合的なアプローチで骨の健康を守ります。検査には、腰椎と大腿骨の骨密度を直接測定できるDXA法の全身用骨密度測定装置を導入。精密な測定により正確な診断と適切な治療につなげています。

日本の骨粗しょう症の治療ガイドラインが10年ぶりに改訂されたとお聞きしました。

私自身がガイドライン作成者として関わった今回の改訂では、治療の考え方や内容が大きく見直されました。最大の特徴は「治療目標」という考え方の導入です。高血圧や脂質異常症では一般的でしたが、骨粗しょう症でも医療従事者と患者さんが目標を共有し、話し合いながら治療を進める「シェアード・ディシジョン・メイキング」が重視されるようになりました。これまでの薬剤に関するエビデンスを精査し、推奨度を3段階で評価。骨密度を短期間で改善し、3年以内に骨粗しょう症の領域から脱出することを明確な目標として示し、その可能性が50%以上望める薬の使用を推奨しています。また「Stop at One」という考え方も盛り込みました。これは一度の骨折を最後にするという意味で、再骨折予防の重要性を強調したものです。この新しいガイドラインに基づき、より効果的な治療をめざしていきます。

その他、骨粗しょう症の予防や早期発見のために大切なことを教えてください。

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック2

まず今のご自身の骨の状態を知ることが大切です。特に40代以降で、骨粗しょう症のご家族がいる方や、最近身長が縮んだと感じている方は、ぜひ全身骨密度検査を受けていただきたいです。次に重要なのが運動と食事、特にビタミンDです。ビタミンDが著しく不足していると、どれだけ高価な薬を使っても十分な効果は得られません。治療効果を最大限に引き出すには、栄養状態を整えることが欠かせないのです。当院では栄養に関するサポートをスタッフが行うとともに、診療の中で私自身も患者さんに直接お話ししています。特にビタミンDの摂取を意識していただき、キノコ類や魚を積極的に食事に取り入れるようお勧めしています。日本人はビタミンD不足の方が多いため、必要に応じて血液検査も実施し、一人ひとりの栄養状態を確認しながら、きめ細かな指導を行っています。

痛みを我慢しない。生活に寄り添う治療

腰や膝、肩などの痛みに対して、どのように対応して治療されていますか?

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック3

腰痛や膝、肩など関節に痛みのある方には、薬物治療と物理療法を組み合わせた治療をご提案しています。物理療法では、立体的(3次元的)に電流を流すタイプの機器を導入しています。この機器は患部に集中的にアプローチできるため、ぎっくり腰や寝違え、急に首が回らなくなったような急性期の痛みに特に効果が期待できます。また慢性的な腰痛や膝痛に対しても、患者さんの状態を確認しながら継続的に治療を進めていきます。通院のタイミングは患者さんのライフスタイルや症状に合わせて柔軟に調整しています。仕事や買い物の前に「今日は長時間座るので」「これから重い荷物を持つので」と予防的にお越しになる方、夕方に「今日の痛みを取りたい」と来院される方など、それぞれの生活に合わせた治療計画を立てることができます。痛みを我慢せず、日常生活の質を保ちながら治療を続けていただけるよう、お一人お一人に寄り添った対応を心がけています。

リウマチ治療における特徴的なアプローチについて教えてもらえますか?

リウマチ治療では、早期発見・治療が重要です。最近は30~40代での発症が増えてきていますが、高齢での発症パターンもあるため、それぞれの患者さんに応じた診断と治療を心がけています。その一環として、患者さんとの治療目標の共有を重視しています。医師が一方的に治療方針を決めるのではなく、検査結果や治療方針について、できるだけわかりやすく説明した上で、患者さんとともに考え決めていくのです。その際に大切にしているのが、患者さんの生活スタイルに合わせた治療プランの提案です。

リウマチ治療の方針について、さらに詳しくお聞かせください。

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック4

リウマチは、発症年齢や症状の現れ方に特徴があります。30~40代の発症の多くの場合、手指など小さな関節から症状が出現します。一方で、高齢発症の場合は膝などの大きな関節から症状が現れることもあるため、診断・治療方針も患者さんに応じて変えていく必要があります。治療では段階的な薬物療法を行いますが、副作用への配慮も重要です。例えば、間質性肺炎や骨髄抑制、肝臓・腎臓への負担など、さまざまな副作用のリスクがあります。ですから有用性とリスクについて患者さんと十分に話し合い、理解を得た上で治療を進めていますね。

患者に寄り添う地域医療サービスをこれからも

診療体制について教えてください。

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック5

痛みや骨粗しょう症の専門知識を持つ看護師が複数在籍し、運動や栄養についてもきめ細かに相談できる体制を整えています。医療スタッフは院内外の勉強会に積極的に参加し、知識の向上に努めています。患者さんへの献身的な姿勢を気に入っていただけたのか、近隣地域はもちろん、専門的な診療を求めて遠方から来院される方もいらっしゃいます。またセカンドオピニオンも承っており、治療経過を丁寧に確認した上で、今後の方針をわかりやすく説明するよう心がけています。患者さんお一人お一人の状態に応じた治療方針を立て、ご家族の介護負担軽減も視野に入れた取り組みをしています。

地域医療における整形外科クリニックの役割について、どのようにお考えですか?

運動器疾患は健康寿命と密接に関わり、寝たきりや要介護状態の原因の約4分の1を占めるため、その予防と治療は重要です。当院では一般的な整形外科疾患の治療に加え、腰痛や変形性膝関節症では消炎鎮痛処置による痛みのケア、骨折予防につながる骨粗しょう症の予防と治療を行い、患者さんの生活習慣改善も含めた包括的なアプローチを心がけています。これからは医療と介護の連携を強化し、要介護状態の予防や改善を支援することで、患者さんとご家族の生活の質の向上に貢献していくのが、地域のかかりつけ医としての役割だと考えています。

最後に地域の皆さんへメッセージをお願いします。

宗圓聰院長 そうえん整形外科 骨粗しょう症・リウマチクリニック6

膝や腰の痛み、骨や関節の不調は、早めの対処で改善が見込めることが多くあります。特に女性は更年期以降、骨粗しょう症や関節症状のリスクが高まりますので、予防的な検査や治療を始めるのに適した時期です。そして何より大切なのは、「骨折を起こさない」こと。いったん骨折してしまうと、特に大腿骨近位部や背骨の骨折では、元どおりの動きを取り戻すのが難しくなります。まずは検診で骨粗しょう症の有無を確認し、必要であれば早めに治療を始める。その一歩がとても大切です。国際標準に基づいた先進の治療方針を取り入れながら、地域に密着した医療を提供していきたいという考えのもと、皆さんが健康で活動的な毎日を送れるよう精一杯サポートさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

骨の検診コース:骨塩定量検査(DXA)・エックス線検査・骨折リスク評価・結果相談4950円/セカンドオピニオンの外来:相談料30分1万1000円、60分2万2000円

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