メリット、デメリットを解説
噛み合わせ重視のインプラント治療
進藤歯科医院
(北区/東十条駅)
最終更新日:2025/04/30


- 自由診療
歯を失った際の選択肢の一つであるインプラント治療。他の歯への侵襲がほぼないのも特徴の一つだ。進藤歯科医院の進藤時子院長は特に噛み合わせのバランスを重視している。インプラントを入れた後に自分の歯と同じように自然に噛める状態をめざし、実際の口の動きがわかるような検査を行っているという。「噛める、食べられる喜びを感じていただきたい」と語る進藤院長に同院のインプラント治療について聞いた。
(取材日2023年6月1日/情報更新日2025年4月18日)
目次
噛める喜びを感じてもらうため、噛み合わせを重視したインプラント治療
- Qインプラント治療のメリット、デメリットを教えてください。
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A
▲問診表の内容をもとにカウンセリングを行っている
インプラントは人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に歯をつくって噛めるようにするための治療です。顎の骨とインプラント体をしっかり結合させるので、自分の歯と同じように噛めることが望めて、自分の歯を削ってつなげる必要がありません。また、入れ歯のように取り外しをしなくてもよい点もメリットです。デメリットは外科手術が必要なことです。日帰り手術ですが、手術後の痛みや腫れが出ることがあります。また、糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患との関わりで、インプラント治療そのものをお勧めできない場合もあります。
- Qインプラント治療はどのくらいの期間がかかりますか?
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A
▲精密な検査をもとに治療計画を立てていく
顎の骨の状態がしっかりしていればおおよそ2~4ヵ月程度です。顎の骨が薄くなってしまっている場合は、インプラント埋入と同時に骨を造る、もしくは骨を造ってからインプラントを埋入する必要があります。その際は、その分治療期間は長くなります。
- Qインプラント治療でも噛み合わせのバランスが大切と聞きました。
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A
▲噛み合わせを重視した歯科治療を行っている
歯は上下の山と谷の部分がお互いに入り込むことで、噛んで、切って、すりつぶせます。それを上下すべての歯が同時にバランスよくなっていないと実はよく噛めないのです。インプラント治療をしたものの噛みにくさを感じる、ということをたまにお聞きしますが、天然歯とインプラントの感覚の違いや噛み合わせのバランスが整っていないことが要因のケースも多いです。インプラント体を入れてしっかり噛めるようになるためには、歯全体の噛み合わせをしっかり検査し、治療を進めなければなりません。噛み合わせの悪さがインプラントに悪影響を及ぼすこともありますので、長持ちさせるためにも土台をしっかり固めることに力を入れるべきです。
- Q噛み合わせはどのように検査するのですか?
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A
▲患者とのコミュニケーションを大切に相談しやすい雰囲気での診療
頭の骨に対する上顎の位置を正しく再現し、実際の口の中の動きがわかるような検査を行います。それにより歯型をとるだけではわからなかった噛み合わせのずれや噛めていなかったことがわかり、短時間で正しい噛み合わせに導くことができ、不具合の修正ができます。噛み合わせが良くないと、まず噛めませんし、歯が痛くなったり、しみることもあります。歯の寿命を縮めたりインプラントが悪くなったりすることにつながりかねません。口が開かなくなる、顎関節が痛むなどのトラブルにつながることや肩凝り、腰痛、頭痛の原因になることもあります。当院では、口の中全体の噛み合わせを重視して治療を行っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密検査/1万1000円〜5万5000円、インプラント手術(骨造成含む)/28万1000円〜36万3000円