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進藤 時子 院長の独自取材記事

進藤歯科医院

(北区/東十条駅)

最終更新日:2024/02/19

進藤時子院長 進藤歯科医院 main

東十条駅・王子神谷駅から徒歩7分の「進藤歯科医院」は、機能性と審美性を備え持つ治療をモットーに、特に入れ歯・義歯に力を入れている歯科医院だ。院長を務めるのは、患者の話をじっくり聞き、わかりやすく説明することに重きを置く進藤時子先生。初回のカウンセリングに約1時間をかけ、患者が納得した上で治療を受けられることを第一に、丁寧な診療を行っている。進藤院長に、入れ歯・義歯治療や診療の際に大事にしていることについて話を聞いた。

(取材日2023年3月30日)

機能性と審美性を兼ね備えた治療がモットー

患者さんはどのような方が多いのでしょうか?

進藤時子院長 進藤歯科医院1

機能性と審美性を兼ね備えた治療をモットーとしているのに加え、女性歯科医師ということもあって、セラミック製の詰め物・かぶせ物による治療やホワイトニングを希望して来られる方が多いです。また、義歯・入れ歯治療を専門としているので、こちらのご相談も多いですね。開院当初は40~60代ぐらいの方が中心でしたが、今は20~30代の若い方からご高齢者まで、さまざまな方が来てくださっています。

こちらの歯科医院の診療ポリシーや、得意としている治療についてお聞きします。

全体を通じてのコンセプトが「機能性と審美性を兼ね備えた治療」で、中でも義歯治療を得意としています。歯がなくなったので、義歯を入れたいという方は多いですが、「とりあえず」で作れる義歯は、口にしっくり合うものではありません。結果として、長々と痛みが続き調整が必要になります。それではストレスも来院数も増えてしまいます。そこで当院では実際のいい位置の噛み合わせを作れるよう咬合診査を行って、治療計画を立て、長期に使用できる義歯の製作に力を入れています。

咬合診査を使うことでどんなメリットがあるのでしょう?

進藤時子院長 進藤歯科医院2

咬合診査とは、噛むために必要な顎関節や噛み合わせも含め他に問題がないか、診査、診断することです。咬合診査せず治療していくと、後から予想できないことが起こったり補綴物や義歯が壊れたりします。そうならないよう、原因を見つけ、治療することがとても大切です。噛み合わせという地盤をしっかりすることで口腔内を良い状態に保ち、装着したものを長く使用するため再治療のリスクを減らしていくことが大切です。保険診療では咬合診査が存在しません。また自由診療では、使用する材料もコストがかかり時間も必要となります。説明させていただいた上で希望される方になりますが、しっかり治療されたいと希望される方が多いので咬合診査を受ける方が当院では多くいらっしゃいます。                 

納得して治療を始められるよう丁寧なカウンセリングを

納得して検査や治療を受けてもらうためにも、患者さんへの説明の際に気をつけていることはありますか?

進藤時子院長 進藤歯科医院3

誤解されないように、丁寧に説明することですね。自由診療はどうしてもコストの問題が出てくるので、治療内容だけでなくコストについてもお話しし、患者さんのお話をしっかり聞いた上で、精神面や金銭面も含めて考えて、治療の選択肢を提案していきます。患者さんがご年配の方でしたら、次回はご家族も一緒に来てもらってお話をします。3回、4回かかっても、納得して治療を受けられる状態になるまで治療には進みません。当院は、たとえ「この一本を入れ歯にしたい」というご相談でも、まず全体を診させていただき、歯を失った原因からご説明するので、初診では1時間は時間をいただいてお話ししています。

治療前のカウンセリングを大切にしておられるのですね。

はい、カウンセリングはとても大事にしています。不安を抱えて来院される方がほとんどですから、膿が出てすごく腫れ上がっているといった緊急の場合を除けば、初診時にいきなり治療に進むことはありません。まずは患者さんのお話を聞き、治療プランのご提案と内容の説明をして、プランに納得いただいた後、2回目以降から治療に入っていきます。患者さんには、妊娠中や授乳中の方もいらっしゃいます。その中には、以前に訪れた歯科医院で、「痛みがあるなら治療しないと」と、すぐに麻酔治療をされたことで、その日授乳ができなくて途方に暮れたと話される方もおられます。そういう点からも、カウンセリングを重視し、無理な治療をしないことを大事にしています。

ほかにも、診療にあたり心がけていることがありましたら教えてください。

進藤時子院長 進藤歯科医院4

医療的な観点からはベストな治療Aがあるとしても、「Aですね」と決めつけず、必ず2つ以上の治療プランを提案して、選んでもらえるようにしています。例えば、虫歯の進行状態からかぶせ物をするのがベストな状態で、かぶせ物治療をしたとしても、患者さんが納得されていなければ、ただ「かぶせ物にされた」という感想になってしまいます。中には、「詰め物で何とかしたい」という方もいらっしゃるので、まずはそういう患者さんの思いをしっかり聞く。その上で、「樹脂による詰め物でしばらくは持つけれど、最終的にはかぶせ物になる」点はしっかりお伝えした上で、詰め物による治療も提案します。将来、かぶせ物治療が必要になった時に、あらためて保険適用のコンポレットレジンと適用外のセラミックの違いを説明し、また選んでいただくというかたちで治療を進めています。

治療後のアフターケアや口腔機能トレーニングにも注力

クリニックの設備やデザインの面での工夫についてもお伺いします。

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義歯・入れ歯治療に力を入れている関係もあり、車いすの方やご年配の方が治療を受けやすいようにと考えています。車いすが通りやすい広さもそうですが、必要なときは、スタッフが車いすごと抱えて移動することもできますし、車いすからユニットに移る際もお手伝いさせていただきます。設備では、新設したユニットではすべての水が消毒されていて長時間の治療においても疲れにくいものを導入しました。歯科用CTやホワイトニングのための機器も備えていますし、滅菌機は厳しい欧州基準をクリアしたクラスBのものを使って器具の衛生管理を行っています。

スタッフさんについても教えてください。

男性の受付スタッフがいる歯科医院は珍しいのではないかと思います。彼はもともとインストラクターの経験もあり、ずっと歯科業界にいたわけではない分、患者さんの目線でお話ができるので、診療前の問診の際からも、安心していろいろわからないことや不安なことを聞いてください。また、受付には「子どもにスポーツをやらせたいんだけど、運動が苦手で……」といった、ご相談もよくいただいています。体がうまく使えないのにはいろいろな原因があり、噛み合わせが悪い、口呼吸になっていることも影響し、歯科として口腔内を良くすることで、アプローチできるところからお手伝いしていけたらと考えておりますのでお気軽に相談してみてください。あと、受付に男性がいると防犯にもなりますね(笑)。

最後に、今後の展望と地域の方々へのメッセージをお願いします。

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当院は機能性・審美性を兼ね備えた治療をポリシーとしている歯科医院です。まずしっかりお話をさせていただいた上で、その方にとってベストと考える治療法を選択しています。今後は、さらに治療後のメンテナンスに力を入れ、また、口腔機能トレーニングで、唾液の分泌を増やしたり、口内の衛生状態の向上につなげたりなど、口の中の健康へつなげたいと思います。口腔機能トレーニングは、「歯科治療中、口の中に水がためられず、喉に流れてしまって苦しい」「顎が疲れるから、歯科治療は苦手」という人にも役立つものです。治療前に1回口腔機能トレーニングを行うことで、口を開きやすくなったりも期待できますので、痛み以外の理由で歯科医院を苦手としている方も、ぜひいらしてみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックの詰め物/6万5000円~、セラミックのかぶせ物/8万0000円~、ホワイトニング:オフィスホワイトニング/2万2000円~、ホームホワイトニング/2万7500円、咬合診査/3万3000円、ノンクラスプデンチャー/10~35万円

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