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鈴木 靖彦 院長の独自取材記事

いぬやま矯正歯科

(犬山市/木津用水駅)

最終更新日:2019/08/29

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城下町である犬山市。名古屋市のベッドタウンとしても発展を続けるこの街に、今年7月19日に開業したのが「いぬやま矯正歯科」だ。矯正歯科が少ないこの地で「地域医療に貢献したい」と開業を決めた鈴木靖彦院長は、10年以上にわたって大学病院で矯正治療にあたった経験を持つ。通常の歯科に比べて治療にかかる時間が長いことも多い矯正歯科。同院では、初診は相談のみを行うなど患者とのコミュニケーションを重視して矯正に取り組んでいる。大学病院で培った技術をもとに、患者の抱える状況に応じて柔軟に対応することを目標とする鈴木院長に、矯正歯科の面白みや開業直後の熱い思いをたっぷりと聞いた。
(取材日2019年7月29日)

カウンセリングを重視し、患者の納得を得て矯正を開始

こちらで開業された理由を教えてください。

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私は名古屋市出身で、犬山には観光で訪れたことがある程度でした。大学卒業後には名古屋市にある愛知学院大学歯学部附属病院で矯正治療を専門にしていましたが、この辺りから通う患者さんから「どの歯科医院へ行っていいかわからない」という声を聞く機会がありました。最近はインターネットで病院を探す方も多いと思いますが、犬山の近辺には矯正を専門とする歯科医院が少なかったのです。矯正治療は定期的な通院が欠かせませんし、長い場合は治療が数年に及ぶこともありますので、通いやすいことが第一条件。この地域の方が通いやすい場所に矯正歯科をつくることで、地域医療に貢献したいと考え開業を決めました。大学病院に勤務し始めてから年月も経ち、徐々に自分の行いたい治療とのギャップを感じるようになったことも開業を決めた理由です。

先生が開業して行いたかった治療とは?

大学病院は歯科医師が目標とする治療レベルも高いことが多いため、時に患者さんがついてこられなくなってしまうこともありました。例えば、治療はほぼ終わっていても、エックス線で判明したわずかなゆがみを整えるために、さらに3ヵ月通院するというようなことです。もちろん間違っていないですし、通院することがが望ましいと思います。ただ、時間も費用もかかるので、実際の社会生活を加味して柔軟に対応したいと思い開業を決めました。

初診の患者はカウンセリングのみを行っているそうですね。

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はい。当院は矯正を専門にしていますので、初診の方には必ずカウンセリングを受けてもらいます。患者さんがどこを治したいのか希望を聞き、口の中を診て大体の料金や期間、大まかな治療方針や方法を説明した上で、検査に進むかどうかを決めてもらいます。そして検査結果をもとに診断をして、治療方針を説明し、納得いただいた上で治療を開始します。そもそも、矯正治療がどういうものかわからないという方も多いと思います。歯並びを良くしたいという思いはあっても、料金が高いのではないか、痛みはあるのか、何年もかかるのか……。こうした疑問をどこに聞けばいいかわからないという方には、まずは入口としてカウンセリングに来てもらいたいです。

矯正は自宅が勝負。装置の装着率を高める工夫も

開業にあたって設備面ではどのような工夫をされましたか?

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患者さんの立場になって考えた時に、駐車場は絶対必要だと考えました。矯正歯科は多くのお子さんが来院されます。お子さんを連れたお母さんが自宅から車で連れてくるケースが圧倒的に多いはずですので、しっかりと駐車場が確保できることを前提に場所を探しました。当院は駅からも近いので高校生くらいになれば、一人で通院することも可能です。院内には診療台を2台設置していますが、スタッフと患者さんがぶつからないようそれぞれの動線を分けてあります。大学病院に勤務している際に非常勤としていくつかの病院に勤務しましたので、その経験から動線を分けたほうが安全ではないかと判断しました。小さなお子さんが多く来院するため、内装は落ち着いた優しい雰囲気にしています。

他にも子どもへ配慮された点が多いそうですね。

はい。2台ある診療台はパーティションで仕切ってありますが、隣で診療や治療をする声が聞こえるくらいの距離に設定しています。そうしたほうがお子さんが圧迫感を感じず落ち着いて治療を受けることができると考えました。また、院内には親子で使用できる高さの歯磨き台も設置しています。学校帰りに来院する場合などは事前に歯を磨けないことがありますので、来院後に磨いてもらいます。磨き残しやブラッシングが苦手な部分を把握することもできるので、ブラッシングの指導にも効果的です。このほかにも、椅子はステップがなく座りやすいものを選び、口の中を照らす照明は光る部分がすべて鏡になっています。口の中を照らした時に、患者さんが一緒に口の中を見ることができますので、どのような治療を受けているか視覚的に理解することができます。

治療内容を見せることの意義を教えていただけますか?

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矯正は家に帰ってからが勝負です。クリニックでできる処置は30分から1時間。残りは自宅や学校で装置をつけてもらわなければいけませんので、診療の様子を一緒に見ながら装置の必要性を説明し、装着率を高めてもらうよう心がけています。矯正は大人になってから受けることもできますが、小さな頃から始めると顎の成長を促すことができたり、将来的に歯を抜くリスクを減らすなどのメリットがあります。せっかく小さな頃から矯正を開始しても、装置を嫌がってしまうと治療効果が上がりにくくなります。そのため、矯正の必要性を説明する以外にも、装置の色を選んでもらったり、なるべく目立たないよう裏側に装着する方法も取り入れています。

親戚の子どもの成長を見守る気持ちで患者に接する

歯科の中でも矯正歯科を専門にされたきっかけを教えてください。

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父親も兄も歯科医師でしたので、父の勧めで歯学部に進学しました。矯正歯科に興味を持ったのは、大学を卒業して研修医をしている時です。噛み合わせの分野を専門とする先生のもとで研修をして、実際の治療を見た際に「普通の歯科とは違う」と思いました。義歯を使って噛み合わせを作る場合は、義歯の形や大きさを工夫して自由に作ることができますが、矯正歯科は「今ある歯」で勝負します。歯の形は個人によって違いますから、歯を動かしていきその人にあった噛み合わせをつくる過程が面白く感じて、新たな発見をした気分でした。

やりがいを感じるのはどのような時ですか?

矯正歯科は変化がすぐには見えない分野です。虫歯であれば痛みの変化などで体感できると思いますが、矯正は最後に装置を外してみないと結果はわかりません。長い時間をかけて徐々に歯並びの変化を促していくので、矯正前の歯並びを忘れている患者さんもいるんですよ。その分、最後に喜んでもらえた時は処置して良かったと思いますね。患者はお子さんが多いですし、数年単位で矯正をするケースもありますので、成長を見ることができるのもうれしいですね。大学病院に10年以上勤務していましたので、小学生だった患者さんが成人式を迎えたこともありました。自分の甥っ子や姪っ子の成長を見守るような気持ちで接しています。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

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日本でも矯正歯科が一般的になってきていますが、まだ疑問を持たれる方は多いと思いますので、まずはカウンセリングで何でも聞いてください。料金や矯正でできること、できないことを含めてしっかりとお答えします。矯正にはいろいろな方法や考え方がありますし、長いお付き合いになりますので、方針や歯科医師との相性を含めて納得した上で矯正を始めることが重要です。これまで犬山周辺には矯正歯科が少なく、矯正方法や歯科医院を比較して決めることは難しかったかもしれません。当院が誕生したことで、地域の皆さんに選択肢が増えたと思ってもらえるとうれしいですね。相談や検査を経て、納得いただいたうえで当院で矯正を開始される方に対し、大学病院での経験をもとに全力でお手伝いさせていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/子ども45万円~、大人80万円~

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