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永野 玲子 院長の独自取材記事

市川レディースクリニック

(市川市/市川駅)

最終更新日:2019/08/27

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JR総武線の市川駅南口から徒歩で約2分。ビルの3階に位置し、2019年7月に開院した「市川レディースクリニック」。待合室は、ベージュとモスグリーンでコーディネートされ、診療前の緊張感が和らぎそうな落ち着いた雰囲気だ。永野玲子院長は、周産期の専門家であり、産科を中心に、産婦人科全般で臨床経験を積み重ねてきた。「女性の体は、年齢、ライフスタイル、気持ちの状態などさまざまな理由で変化します。そんな時に気軽に相談できる、女性のための地域のホームドクターとして、気軽に足を運んでほしいと思います」と、優しい笑顔で語る。周辺の病院の医師や助産師などさまざまなネットワークをもち、産前産後や婦人科系のトラブルに悩む女性に寄り添う永野院長に、開業の経緯や診療の特徴などについて聞いた。
(取材日2019年8月7日)

幅広い婦人科疾患に対応。妊婦健診も行う

開院の経緯を教えてください。

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大学卒業後、日本医科大学付属病院、同大学付属多摩永山病院産婦人科で研修後は、周産期センターに勤務して臨床経験を重ね、千葉北総病院では産科の病棟長なども務めてきました。このまま周産期センターでキャリアを重ねていく選択肢もあったのですが、娘の出産を機に常勤が難しくなり、非常勤や時短勤務などで働くスタイルに変えました。仕事と育児の両立を考えた時、このまま大規模病院に勤務を続け、管理職として部下を率いていくには中途半端ではないかという思いもあり、ならば、これまでの知識や経験を生かした形で、地域にお住まいの女性が気軽に立ち寄れるようなレディースクリニックを開業し、皆さんに寄り添っていきたいと思い、開業を決めました。当クリニックは、婦人科診療一般、不妊症の相談、市川市の子宮がん検診、里帰り分娩希望の方には妊婦検診、産後ケア、避妊相談など幅広く対応しています。

なぜ、市川に開院されたのですか?

私は横須賀出身なのですが、勤務先が、都内の城東地区や千葉方面が多かったんです。出産し、夫の実家がある葛飾から子どもを市川市の幼稚園に通わせていたのですが、子どもが市川市内の小学校に入学したため、開院先も市川で探しました。開業とほぼ同じタイミングで、住まいも市川に引っ越したんです。職住接近で、「仕事と育児を両立させやすい」という視点で選んだのが、この市川ということになります。また、先ほど申し上げたように、これまでの勤務先が、城東地区や千葉方面が多く、このエリアに先輩方もたくさんいらっしゃるため、市川市は、私にとってはなじみのある街だったということも理由の一つですね。今でこそ、駅前に大きなタワーマンションが建ちましたが、落ち着いた街の風情も気に入っています。

婦人科全般に加え、妊婦健診にも対応されているのですね。

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そうですね。私は、日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医で、産科の経験が一番長いですが、産婦人科で婦人科一般診療や悪性腫瘍の手術なども経験してまいりました。月経のトラブル、子宮筋腫や卵巣腫瘍の検査、PMSとも呼ばれる月経前症候群、思春期相談、更年期相談など、生理が始まる前の女の子から高齢の女性まで、どの年代の方にも対応させていただいています。産科については、分娩は取り扱っていませんが、里帰り分娩希望の方に妊婦健診に加え、出産後の育児相談や授乳中の方の乳房ケアなど、産後ケアにも対応しています。周辺に助産師の知り合いも多く、助産師さんによるマッサージだけでは十分でない乳房のトラブルなどは随時ご紹介いただき、乳腺炎などの場合は必要に応じてお薬を処方するなどもしています。

患者の悩みを理解しきめ細かな対応を心がける

患者の年齢層は? 不妊症にも対応なさっているのですね。

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開業したばかりですが、いらっしゃる患者さんの年齢層は、今のところ40代の方が多いですね。女性の私が診療するということで、皆さんほっとするのか、いろいろな悩みをお話しされ、「先生にお話ししただけで気分がすっきりしました」と、笑顔で帰られる患者さんもいらっしゃいます。更年期のような症状に悩む方には、必要に応じて検査を施し、ホルモン補充療法、漢方処方、プラセンタなどを提案させていただいています。当院では、不妊症についてはタイミング指導まで行っています。人工授精や体外受精に臨む場合は、専門のクリニックを紹介させていただいています。実は私自身、不妊症で、都内の病院で治療の末、子どもを授かることができました。私自身は不妊症の専門家ではありませんが、産婦人科の医師として、また、自ら不妊治療を体験した患者として、不妊に悩む方々に何らかのお手伝いやアドバイスをさせていただければと思っています。

患者さんと接する時に心がけているのはどんなことですか?

まずは、患者さんのお話をじっくり拝聴することです。何が不安なのか、どんなことに悩んでいるのかなど、なんでもわーっと話していただいて大丈夫です。同じ女性同士、患者さんのお悩みもよくわかりますので、そこからどうするかを一緒に考えていきたいと思います。また、婦人科は、内診を伴うことも多いのですが、いくつになっても内診は緊張しますよね。当院のスタッフは全員女性です。患者さんが、苦痛や心理的ストレスをなるべく感じないよう、技術はもちろんのこと、スタッフ全員で患者さんに優しい心配りを心がけ、なるべくリラックスして受けていただけるよう努めています。

先生が、これから力を入れていきたいことはあれば、教えてください。

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これまで、本当にたくさんの出産と向き合ってきましたが、中には、未成年で望まない妊娠をされた方が、お母さまと一緒に病院に相談に来たケースも少なからずありました。最近は、月経困難症などでピルを服用する方も増えてきていますが、ピルは避妊にも役立つため、無防備な性行為によりクラミジアなどの性感染症に悩む若い女性も少なくありません。これらも含め、日本では、性教育がまだまだ旧態依然としているようにも感じています。自立心や責任感を伴わない妊娠、出産は、当事者である女性の心と体が傷ついてしまいます。このような女性を少しでも減らし、子どもたちが将来「うれしい妊娠、出産」ができるような体と心の準備の必要性、妊娠や出産についての正しい知識などを、産婦人科医師としての視点からお話しできるような機会をつくっていくことに興味を抱いています。

女性一人ひとりが輝けるようサポートを

医師をめざしたきっかけを教えてください。なぜ、産婦人科を選んだのですか?

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母が看護師で、小学生くらいの頃、母から仕事の話を聞くなどして、医療の世界に興味をもちました。母の友人も医療関係者が多く、話を聞く機会もあり、より身近な世界に感じました。理系の科目は得意ではなかったのですが、手先は器用だったので、自然と医師をめざすようになりました。産婦人科を選んだのは、母の勤務先が産婦人科の医院だったため興味を持ったことと、女性であることを生かして仕事をしたいと思っていたことが理由です。

お忙しい日々の中、診療時間以外はどのようにお過ごしですか?

もっぱら娘といっしょに過ごしていますね。小学校に入学し、これまでの幼稚園とは生活サイクルががらりと変わったり、勉強も始まったりで多少ストレスがたまるようですね。それを解消すべく、時間ができると家族で自転車に乗って出かけるなどしています。忙しい毎日ですが、家族で過ごす時間は大切にしていきたいと思います。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、女性なら誰もが感じる心身の悩みや不安を気軽に相談いただける場として、皆さんのお役に立てていければと思っています。それぞれの世代の女性一人ひとりが、その人らしく輝けるようなお手伝いをしていきたいですね。当院のロゴマークには、稲穂が施してあります。「穂」の字は、子どもの名前にも使っていて愛着のある文字でもあるのですが、患者さんが、稲穂が実るごとく豊かな人生を送れるよう、心をこめてサポートしていきたいと思っています。「こんなことを相談したらおかしいかしら」などと思わず、気軽に足をお運びください。

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