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永野 玲子 院長の独自取材記事

市川レディースクリニック

(市川市/市川駅)

最終更新日:2020/09/10

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市川駅南口から徒歩2分。医療ビル3階にあるのが「市川レディースクリニック」だ。2019年7月の開業以来、思春期の女の子から妊産婦、中高年まで幅広い女性の悩みに応えている。永野玲子院長は、周産期の専門家として産科を中心に産婦人科全般で臨床経験を積み重ね、その豊富な経験を地域医療に生かしている。「女性の体は、年齢、ライフスタイル、気持ちの状態などさまざまな理由で変化します。そんなときに何でも相談できるホームドクターとして気軽に足を運んでほしいですね」と話す永野院長。周辺の病院とも深いネットワークを持ち、産前産後や婦人科のトラブルに悩む女性に寄り添っている。永野院長に、診療の特徴や同院ならではの取り組みについて聞いた。
(取材日2020年6月16日)

妊婦健診や幅広い婦人科疾患に対応

最近ではどのような患者さんが多いのですか?

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月経痛や月経不順で悩んでいる10代の女の子や20代、30代の妊産婦さん、40代、50代の婦人科疾患や更年期症状で悩んでいる方など、幅広い年齢層の方に来ていただいています。市川界隈だけでなく、千葉市や東京の江東区や葛飾区など遠方から受診に来られる方もおられます。女性の医師に診てもらいたいと、インターネットで探して来られるケースも多いようです。やはり、女性の医師なのでお話ししやすいのでしょうか。いろいろな悩みを打ち明けて「先生にお話ししただけで気分がすっきりしました」と笑顔で帰られる患者さんもいらっしゃいます。

こちらの産科ではどのような診療を受けられますか?

産科については分娩は取り扱っていませんが、里帰り分娩希望の方への妊婦健診や、出産後の育児相談、授乳中の方の母乳ケアなど産後ケアにも対応しています。当院の看護師は全員助産師の資格を持っていますので、妊婦さんや新米のお母さんが抱く不安や心配事に一つ一つ丁寧に対応しています。診療のお昼休み時間を利用して、助産師が乳房マッサージの指導をしたり、マッサージだけでは十分でない乳房のトラブルや乳腺炎などが発見された場合は必要に応じて薬を処方したりしています。また当院では避妊用ピル、子宮内黄体ホルモン放出システムの処方なども行っています。リスクの高い周産期の患者さんはJCHO船橋中央病院に紹介しています。この病院は開業前の勤務先で、現在も週1回外来を担当していますので、何かあったときの連携もしっかりしています。

婦人科ではどんな治療が受けられるのでしょうか。

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婦人科では、月経のトラブルや思春期相談、子宮筋腫や卵巣嚢腫の検査、PMSと呼ばれる月経前症候群、更年期症状、骨盤臓器脱など、月経が始まる前の女の子から高齢の女性まで、幅広い女性の疾患や悩みに対応しています。更年期障害のような症状に悩む方には必要に応じて検査を実施し、ホルモン補充療法や漢方処方、プラセンタ注射などを提案しています。また、不妊症についてはタイミング指導までの診療を行っており、人工授精や体外受精を望む場合は専門のクリニックを紹介させていただいています。実は私自身、不妊症のため病院で治療を受けた経験があります。私自身は不妊症の専門家ではありませんが、産婦人科の医師として、また自ら不妊治療を体験した患者として、不妊に悩む方々に何らかのお手伝いやアドバイスさせていただければと思っています。

患者の悩みを理解し、きめ細かな対応を心がける

診療の際、心がけているのはどんなことですか?

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まずは患者さんのお話をじっくり拝聴することです。何が不安なのか、どんなことに悩んでいるのかなど、どんなことでもわーっと話していただいて大丈夫です。同じ女性同士、患者さんのお悩みはよくわかりますので、そこからどうするかを一緒に考えていきたいと思います。また、婦人科は内診を伴うことが多いですが、いくつになっても内診は緊張しますよね。患者さんができるだけ苦痛や心理的ストレスを感じないよう、診察技術はもちろん、スタッフ全員で患者さんに優しい心配りを心がけています。患者さんの中には、以前、痛い思いをしてそれ以来婦人科の受診をためらっていたと話す方もおられます。当院ではできるだけリラックスして診察を受けていただけるよう努めています。

スタッフも全員女性なので、安心感も増しますね。

当院では私が診察をする前、看護師による予診を必ず行っています。時間をかけて患者さんの体調や悩んでいることをしっかり聞き取り、患者さんの状況をまとめてから私が診察するという流れをとっています。患者さんは予診の際、いろいろと話すことで気持ちが落ち着くのではないでしょうか。医師の私にはなかなか言えなくても、看護師ならば話しやすいこともあるでしょう。私が診察した後、検査の手順や治療後の注意点など、再度看護師がフォローすることも多いですね。先ほどもお話ししたように、看護師は助産師でもありますので、特に妊産婦さんには心強い存在だと思います。

こちらではオンライン診療を行っているそうですね。

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2019年9月から導入しており、主に定期的なピルや薬の処方を行っています。遠方にお住まいの方で通院時間が取りづらいという方も多く、そういったニーズに対応したいと思ったのです。事前に専用の問診票に記入していただき、モニターを通して、お互いに顔を見ながらお話しできるのが利点です。ピルについては取り扱っている薬局が限られており、診療後に直接薬局に取りにいかなければならないことから、感染症対策として、現在は院内処方にして当院から患者さんのご自宅に送っています。またいくつか条件はあるものの、緊急避妊用のピルについては初診からオンライン診療が可能です。ただし調剤薬局との提携が必要となるため、現状は難しい状況にあり、今後、取り扱っている薬局が増え連携しやすくなることを期待しています。希望しない妊娠を避けるためにも、緊急の場合は当日の予約外診療を受けつけていますので、電話などで直接ご相談ください。

女性一人ひとりが輝けるようサポートを

医師をめざしたきっかけを教えてください。また、なぜ産婦人科を選んだのですか?

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母が看護師で、小学生くらいの頃、母から仕事の話を聞いたりしているうち、医療の世界に興味を持つようになったのです。母の友人にも医療関係者が多く、さまざまな話を聞く機会もあり、より身近な世界に感じていました。理系の科目は得意ではなかったのですが、手先は器用だったので、自然と医師をめざすようになりましたね。産婦人科を選んだのは、母の勤務先が産婦人科の医院だったため興味を持ったことと、女性であることを生かして仕事をしたいと思っていたことが理由です。

これから力を入れていきたいことがあれば教えてください。

生殖に関わる女性特有の機能は、ライフスタイルや人生に大きく結びついています。年齢とともに体が変化することで、体調やメンタル面に影響が出ることもあるでしょう。だからこそ、ご自身の体の変化やその仕組みについて知っておくことが大切になるのですが、現代の性教育だけでは不十分で、ご家庭での教育や個人の知識に任せられているところが大きいのが現状です。正しい知識を持ち自分の体についてきちんと理解していれば、望まない妊娠や無防備な性行為による感染症を防ぐことにつながるはずです。また、ホルモンバランスに左右される月経随伴症状や更年期症状に苦しむことも少なくなると思うのです。そのために私にできるのは、医師として正しい知識や情報を発信することだと考えています。女性の体や心が傷つくことのないよう、また女性が自分自身を大切にすることができるよう、ライフステージに合わせたトータルなサポートをしていきたいですね。

最後に今後の展望をお願いいたします。

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今後は妊婦健診の内容を充実させたいと思っています。感染予防の意味も含め妊婦健診のみの時間帯を設けたり、胎児の超音波検査なども実施したりするなど、より適切な胎児の診査診断につなげたいですね。婦人科疾患については、最近は治療の幅が広がり選択肢が増えています。婦人科関連で悩んでいる方はお気軽に相談に来てください。当院では、女性一人ひとりがその人らしく輝けるようお手伝いしていきたいと思います。当院のロゴマークには稲穂が施してあります。「穂」という字は子どもの名前にも使っていて愛着のある文字なのですが、患者さんが稲穂の実るごとく豊かな人生を送れるよう、これからも心を込めてサポートしていきたいと思っています。「こんなことを相談したらおかしいかしら」などと思わず、気軽に足をお運びください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

緊急避妊ピル/1万1000円 子宮内黄体ホルモン放出システム/4万7000円 低用量ピル/2200円

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