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松浦 裕敬 院長の独自取材記事

摩耶ファミリー歯科

(神戸市灘区/王子公園駅)

最終更新日:2020/10/28

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王子公園駅から徒歩約8分。商店街のビル2階にある「摩耶ファミリー歯科」。待合室はゆったりとしたソファーがあり、落ち着いた雰囲気。診療室は完全個室で、歯科用CTやマイクロスコープ、CAD/CAMシステムなど、先進の機器が充実している。院長の松浦裕敬先生は、東京都渋谷区で開業して25年間経験を積んだ後、神戸に診療所を移して同院を開業。患者との信頼関係を何よりも大切にし、思いに寄り添う歯科診療の提供に努めている。松浦先生に、診療姿勢や地域の歯科医療にかける思いについて話を聞いた。
(取材日2019年10月3日)

患者の思いに寄り添う心が、安心感につながるように

東京での診療経験を生かし、2015年にこちらを開業されたのですね。

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東京で25年、自分のクリニックをもって診療を行っていました。ただ、実は妻が神戸出身で、東京にいる頃から何度も妻と神戸に帰省していたのです。訪ねるうちに、適度に都会で、住民の方が気さくで開放的な神戸が好きになっていきましたね。それで妻の両親への親孝行も考えて、東京と神戸の2ヵ所で診療所をやっていこうと思ったのです。ところが、神戸の診療所をお任せできる分院長がなかなか見つからず、一方で、東京の渋谷の診療所を譲ってほしいという方がいましたので、心機一転、すべてを神戸に移して今のクリニックをスタートすることになったのです。

診療も大きく変わったのでは?

そうですね。こちらでは受診する方の年齢層が幅広くなりました。そして東京では、近隣にお勤めの患者さんが多かったこともあり、限られた時間の中で画像も示しながら、口腔内の状態を詳しく伝え、その上で将来的なことまでを見据えて、患者さんにとって最適と考えられる治療法から提示していました。良い治療を提供したいという思いから、短時間ですべての情報を提供するわけです。しかし、年齢層が幅広くなることで、治療の期間や理解度などは各々変わってきます。一度に話しすぎてしまい「情報が多すぎてよく理解できない」と言われることも。ですから、ゆっくりと話す、患者さんとの距離感を考えるといったことを心がけるようになりましたね。神戸に来て4年になりますが、どうすれば一人ひとりの患者さんに寄り添うことができるのか、今も試行錯誤しています。

どのような主訴で来院されますか?

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ご高齢の患者さんも多く、虫歯や歯周病、入れ歯やインプラント、定期的なメンテナンスなど治療内容も幅広いです。また最近、神戸市の医療相談窓口からの紹介で、クリニックの近隣エリア外の患者さんも来院されるようになりました。皆さん歯の治療に悩んでおられ、お話を伺うと、歯科医師と患者さんがきちんと情報を共有できていない、あるいは患者さんの思いが治療に反映されていないのでは、と感じることもあります。

治療を行う際に大切にされていることを教えてください。

「無痛」つまり「pain less」です。無痛というと痛みを感じないように表面麻酔などで工夫すると思われがちですが、私は患者さんと歯科医師との信頼関係が大事だと思っています。信用できない歯科医師に、痛みを伴うかもしれないことをされると、私たちは緊張して防御に対する意識が高まり、些細なことでも大げさに感じてしまいます。しかし、患者さんと歯科医師の関係がしっかり構築されていてると、表面麻酔をしていない状態でもほぼ痛みを感じずに麻酔注射をすることが可能になったりも。この信頼関係を築くため、患者さんが求めることを理解し、その要望に応えていくことも必要と考えます。それがたとえ小さなお子さんでも、ご高齢の方でも、心を持った一人の人間としてお互いに尊重し合い、患者さんの思いに寄り添うことが、治療をより良い結果に導くと思っています。

ダメージを与える治療は最小限に抑えたい

ところで、これまでどのようなキャリアを積んできたのでしょうか。

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大学卒業後、まず新宿区にある歯科医院に勤めました。その頃、渋谷区南平台の診療所で分院長を探しているという話をいただき、当初は分院長として勤務していたのです。そこから機会がめぐり、その診療所を買い取る形で開業。歯学部を卒業した翌々年のことだったので、経営のことを何も知らず、苦労しましたね。その後、隣のビルに診療所を移したり、勤務先がないという後輩のために東京駅に近い京橋に分院を作ったりしながら、約25年間にわたって診療しました。

当時はどんな患者さんが多かったのですか?

患者さんのほとんどがお勤めで忙しい方のため、初めは悪くなってから受診される方が目立ちました。診療を続けていくうちに、急を要するケースばかりでなく、ご要望が増えていったんです。中には、人前で話をする機会が多いため、審美面からの診療に興味をお持ちの方も。また時間に対してシビアで、予約時間どおりに診療が始まり、終了することを希望される方も多かったです。時間どおりに診療するため、事前にカルテを見て診療をシミュレーションするとともに、スタッフと「時間どおりに進める」意識を共有し、最小限の指示で効率よく動けるように努めました。スタッフの協力がないと、患者さんが求めるレベルの診療を時間どおりに提供するのは難しかったと思います。

多様な要望に応えて診療領域を広げていかれたのですね。

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大学では「治療は必要最低限で」と叩き込まれました。歯科治療の多くは患者さんにメリットがある一方で、歯を削るダメージもありますので、治療はできる限り少ないほうがいいですよね。それがベースになっているので、例えば「治療のために健康な歯を削りたくない」「義歯にするなら目立たないように」「もっとちゃんと噛みたい」といった患者さんの要望に応える形で、保険診療だけにこだわらずにさまざまな領域の治療に取り組み、歯科技工士や歯科衛生士の協力を得ながら、診療の幅を広げていきました。

時間を惜しんで知識・技術をアップデートする

歯科医療は日進月歩といわれますね。

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常に進化し、変革が起きているので知識や技術をアップデートし続ける必要があります。例えば、インプラントについては、私は大学の先輩を「お師匠さん」と思っています。その先生はこれまでの常識を打ち破るような、新しい手法を積極的に開発、採用されています。一方、治療を受けられない途上国の患者さんに、世界から集まった歯科医師と一緒にインプラント治療を提供し、技術力を高めている先生もおられます。患者さんが安全で安心できるインプラント治療を行うため、こうしたブラッシュアップを常に心がけたいですね。現在は、一日で型採りして詰め物を入れ、治療を完結させていく体制を整えること、治療のデジタル化に取り組むことが目標です。診療後に受付でおしゃべりをして帰るという関西特有の習慣についても最近は理解し、受付スタッフからいろいろ教えてもらっています。

休日は何をして過ごされますか。

以前、休日はゴルフやヨットを楽しんでいましたが、今は診療と勉強の日々です。好きだったお酒もやめました。実は、映画監督で大物タレントでもある著名人が、お酒を飲む時間があるなら、絵や小説、ピアノに時間を使いたいと言っていたのに、衝撃を受けたのです。知らないこと、できないことが多く、知りたい、できるようになりたいと考えると、ゴルフやお酒を楽しんでいる時間はなくなりましたね。夜は早く家に帰りますし、休日もゴルフに行かないので、家人には評判がいいですよ(笑)。

大切にしている言葉がありましたら、教えてください。

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「人の幸せに貢献したい」ということです。これまでに、ある患者さんから「もっと早く松浦先生に出会いたかった」と言っていただいたことがあります。かつて、歯科医師になったら経済的に恵まれた暮らしが送れるなどと考えたこともありますが、この言葉を聞いた瞬間、この言葉をいただくために歯科医師になったのだと気づきました。人にはそれぞれ役目があり、光の当たらないところに、小さくてもいいから灯りを灯すことで、人の幸せにつながれば素晴らしいですね。

読者にメッセージをお願いします。

神戸は歯の健康意識の高い方が多く、歯科医院も充実していますので、かかりつけの歯科医院を持って、定期的に受診されることをお勧めします。それがご自身の歯を長く、健康に保つことにつながると思います。また、患者さんと歯科医師も「人と人」であり、相性があります。合わないなと感じたら、別のクリニックを訪ねてみることも必要だと思います。当院も、患者さんが定期的に通えるようなクリニックであるよう努めていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/15万円~、セラミックインレー/3万8000円~、セラミッククラウン/5万円~(費用詳細はホームページをご確認ください)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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