JR神戸線の摩耶駅徒歩約2分。駅北側の道を西へ向かうと3階建てのクリニックビルが目に入る。その3階に「由美子クリニック」がある。院長の橘木由美子先生は、小児外科にやりがいを感じ、消化器系を中心に多数の手術・救命の現場も数多く経験。出産を機に、肛門外科クリニックで成人女性の肛門外科の診療を始め、肛門疾患を患う女性の悩みに応える。開院間もないが、「女性医師と知ったので来ました」と、遠方から通院する患者もいるそうだ。プライバシーに考慮し、小児科とは別に女性のための待合スペースを設けるなどの配慮も欠かさない。女性患者の診療に使命感を持って臨み、同時に小児の肛門疾患の治療にも情熱を注ぐ。その経歴からクリニック開業、今後の取り組みについて詳しい話を聞いた。

（取材日2019年7月12日）