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信藤 孝博 院長、宮谷 史太郎 副院長の独自取材記事

のぶとう歯科医院

(吹田市/豊津駅)

最終更新日:2021/10/12

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阪急千里線豊津駅のすぐそばにある「医療法人 のぶとう歯科医院」は、歯周病治療を専門とする歯科クリニックだ。 院長の信藤孝博(のぶとう・たかひろ)先生は、大阪歯科大学出身の歯学博士。長年にわたる歯周病研究や大学講師・専任教員としての経歴、多数の共著論文・著書、国内外での講演など、精力的な活動は全国的にも知られている。そんな信藤院長に心酔し、さらなる研鑽に励んでいるのが、医学博士で若き副院長の宮谷史太郎(みやたに・ふみたろう)先生。それぞれに高い専門性を有する2人に、歯科治療に対する考え方や患者への接し方などをじっくり話してもらった。

(取材日2021年3月19日)

すべては歯周病に始まり歯周病に終わる

クリニック自体は、ずいぶん古くからあるそうですね。

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【信藤院長】父が開院したのが1957年ですから、もう60年以上も前のことです。私は大阪歯科大学を卒業してから10年間、大学に残って仕事をしていましたが、父が病気で倒れたのを機に当院を継ぐことになりました。父もそうでしたが、当時の開業歯科は一般的な治療しかしないのが当たり前。私は大学で歯周病の治療や研究に終始していましたから、そうした専門性の高い治療で患者さんに喜んでもらうべきではないかと考え、歯周病治療やインプラント治療に特化した診療を始めたわけです。時間も費用もかかりますが、患者さんが納得してくれればその方がまた別の患者さんを紹介してくれるわけです。そのうちに、他府県からも多くの患者さんが来てくれるようになりました。仕事というのは、やはり自分の得意技で勝負すべきでしょう。どんな飲食店でも、そうじゃないかと思いますね。

宮谷先生がこちらへ加わった経緯を教えてください。

【宮谷副院長】私は博士号を取った後、京都の歯科に勤めて全顎治療を専門に教わっていたのですが、結局は歯周病に行きつくんです。それで歯周病を学べる歯科医院を探していたところ、ある先生にこちらを紹介していただき、ちょうど前任の先生が独立するタイミングで運良く入れ替わることができました。いざ入ってみると、これまでに経験したことがない雰囲気で、特にスタッフの意識の高さには驚かされました。特に患者さんとの信頼関係を築く部分は、それが治療をしていく上で一番大切なプロセスだと実感させられました。恥ずかしながら私、勤務して数日後に熱を出して1日休んだんです。それは知恵熱だと、後でみんなにからかわれました。今から思えば、よほどカルチャーショックが大きかったのでしょう。

歯周病治療で大切なことは何ですか?

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【信藤院長】歯周病は当院の最重要テーマで、インプラント治療にしても、歯周病治療の一環での一つのオプションという捉え方です。歯周病がやっかいなのは、患者さんが気づきにくい疾患だということですね。自覚した時には手遅れになってしまっているケースが多いので、やはりメンテナンスが絶対に欠かせないわけです。また、歯周治療というのはコントロールすることが目的で、血圧や糖尿病の治療と同じなんですよ。完全治癒というのはなかなか難しくて、血圧の高い人が薬でコントロールをめざすように、その患者さんの人生にずっと寄り添うように行っていく必要があります。歯周病治療と歯周管理。その2本が今の歯科治療のベースになっています。

大切なのは、患者との信頼関係にプロとして応えること

患者さんには、どのように接していますか?

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【宮谷副院長】いろいろ治療をしても治らないとか、できれば歯を抜きたくないとか、歯も心もボロボロになって、セカンドオピニオンを求めていらっしゃる方が意外に多いんです。当院ではまず、患者さんとの信頼関係を築くところから始めます。初診時は40分ぐらいかけて、お話を聞いて、説明をして、理解して納得していただく。それができない方には、他院での治療をお勧めすることもありますよ。
【信藤院長】いろんな歯科があってもいいと思うんです。例えば包括診療になれば治療に2年、3年ほどかかり、患者さんご自身で判断できないことも多いでしょう。そういう場合は補綴に用いる素材も適材適所。ここは機能優先、こっちはきれいなものにと、任せてもらえるのであれば私が全部考えることが多いですね。

予防での大切な取り組みがあれば教えてください。

【宮谷副院長】武器がなくては防衛はできませんから、まず技術は絶対に必要で、どんな事態にも対応できることが大原則です。私の場合はまだまだ修得すべきことがたくさんありますが、目標はやはり全顎的な治療。そのためには床にこぼれた水を拭くだけではなく、まずもとの蛇口から出る水を止めねばなりません。それがメンテナンスも含めた歯周病治療というわけで、歯科医師だけでなく、歯科衛生士のウェイトも非常に大きいと思います。
【信藤院長】歯科衛生士と患者さんの関係性はすごく大事です。私も長く歯科衛生士の指導をしていますが、当院では歯科衛生士にも勉強会に参加して発表してもらい、互いに交流を深めたり啓発し合ったりしながらプロとしての自覚を身につけてもらっています。要は、仕事のモチベーションを保つことが一番大切ですから。

院長先生は、今も勉強会などで教えているそうですね。

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【信藤院長】私が研修会で教えているのは、主に自分の昔の研究理論なんです。本の模式図に描かれているようなベーシックな内容で、現代でも通用するんですよ。大切なことに早く気づいてテーマを見定めたことがポイントですね。実は宮谷先生も、京都府立医科大学に今も籍を置いて研究を続けています。地域保健医療・予防医学という分野で、虫歯菌と脳出血の関係についてずっとフォローしているそうですが、一つのことを突き詰めているといろんなことが見えてきます。彼は手術にも積極的ですし、性格が素直ですから、人より早く習熟していくのではないでしょうか。わからないことはわからないと言いますし、変にごまかす人間よりはずっと信頼できます。これからも素直に頑張ってくれればと思いますね。

人として誠実に接する、それが医療の基本

ご多忙の中、プライベートはそれぞれどう過ごしていますか?

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【宮谷副院長】家族は妻と娘との3人暮らしです。娘は4歳で、家に帰ると「遊んで」と駆け寄ってきます。今は感染症の問題がありますが、近所の公園に連れていくぐらいはできます。明日も公園に行く予定で、たぶん娘より私のほうが楽しみにしていますね(笑)。
【信藤院長】今は妻と2人暮らしですが、息子がいて、長男は社会人、次男は医学部の学生です。長男は工学部を出ているのに寿司職人なんですよ。有名店で修業したり、海外の和食店で働いたり、まあ、自分の人生ですから好きにやればいいんです。実は私も料理は得意で、魚をさばく腕には自信がありますよ。昔は医局の若い先生たちを呼んで、自宅でもよく披露したものです。「時間厳守で来い」と(笑)。料理でも歯科治療でも、段取りというものがありますからね。

宮谷先生の今後の抱負を聞かせてください。

【宮谷副院長】患者さんとの信頼関係があって初めて治療ができると、このクリニックに来てそう思えるようになりました。初対面でいきなり口を開けてもらうわけですから、まずは誠実に接することがポイントだと思っています。そこは信藤先生の背中を見ながら修業を積んでいるところです。長い年月をかけて理念を曲げることなく歩んでこられた先生なんです。海外の患者さんが、わざわざ飛行機に乗って来られるのですからスケールが大きいです。自分もこれぐらい人にインパクトを与えられればと、信藤先生と同じように臨床・研究・教育の3本柱をめざして励んでいきたいと思います。

最後に、院長先生から読者に向けたメッセージをお願いします。

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【信藤院長】他人の手で口に触れられる、それはあまり気分の良いものではないでしょう。だからこそ、その触れている人間の人柄が大切ではないかと思うんですね。嫌な感じの寿司職人が握った寿司なんて、気持ち悪くて食えるかという話です。お互い人間ですから、気が合う、合わないもあるでしょう。私がもし料理人だったら、大きな店をチェーン展開しようとは考えません。小さなカウンターで、一人ひとりの客と顔を突き合わせながら、心づくしの一品を出す。そのほうがいいんです。はやりの手法や材料があったとしても、本当に良いものは何か、患者さんにちゃんとお伝えして提供する、そんな歯科医院でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、歯周組織再生療法/22万円~

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