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川添 裕子 院長の独自取材記事

眼科クリニック大久手

(名古屋市千種区/今池駅)

最終更新日:2021/12/01

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活気あふれる今池駅と吹上駅のちょうど真ん中辺り、車や人の往来が多い路面に面した医療ビルの3階に、「眼科クリニック大久手」がある。白木の明るい内装に、やわらかなオレンジとグリーンがあしらわれた院内は、ほっと心和む雰囲気。「患者さんの気持ちがほぐれるように、温かみのある院内にしました」と川添裕子院長が語る。トラブルなく手術ができるよう、院内の清潔度にも徹底的にこだわったという。白内障手術への注力や、視力維持や回復に向けた治療について、また「見える」ことの素晴らしさについても語ってもらった。

(取材日2021年11月18日)

「手術」に憧れ、物心ついた頃から医師をめざす

医師をめざし始めたのはいつ頃ですか?

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物心ついたらもう医師になりたいと思っていましたね。それこそ小学校に上がる前からです。これといったきっかけはなかったと思うのですが、手術に憧れていたことは確かです。普通は体を切ったら傷ついてしまうのに、体を切ることで病気を治すなんてすごいな、と素朴に感じていました。そこから迷うことなく医学部へ進み、やはり手術にこだわりを持って学んでいました。特に眼科手術の結果は鮮やかで、患者さんがその場で感動するんですよ。見えることで行動も積極的になり、行動によって考え方や性格も変わっていった患者さんを何人も見てきました。お年を召した方であれば、それがそのまま認知症の予防になるのではないでしょうか。こうした実例を見て眼科は直接命を救うものではないけれど、生活の質を上げて豊かにするものだと感動しました。それで自分も眼科医師の道を選んだのです。

どんな想いで開業されたのですか?

「自分の手で手術をしたい」という想いです。開業する前は勤務医、また院長として関東や名古屋のクリニックを含め合計7つの病院で経験を積み、たくさんの患者さんに向き合ってきました。その経験を経て医師という仕事の奥深さに気づくとともに、自分できちんとした設備・体制で手術のできるクリニックをつくりたいと思いました。特に術後の合併症のリスクを極限まで少なくして、トラブルなく手術を終えられるよう、院内の清潔度にはこだわりました。手術室を陽圧にするために構造や空調換気設備を整備し、微細な埃などを取り除くHEPAフィルターも設置。大学病院の手術室と同等レベルの清潔度を維持していると自負しています。それでも合併症感染のリスクを完全なゼロにできないのが現実の臨床です。もし合併症になってしまっても、きちんとフォローできる体制も敷いています。また、お子さんを連れて来院できるよう、広めのキッズスペースも設けています。

先生の診療におけるモットーは何ですか?

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白内障や緑内障の手術だけでなく、そのほかの診療でもトラブルがないことをめざしています。そのためには正確かつ最新の知識も必要と考えております。患者さんに不利益なく、意思疎通の上での行き違いや誤解がないよう、すべてのトラブルをなくすべく注意しています。その手段として、看護師や視能訓練士、医療事務スタッフとしっかり連携・情報共有をし、スタッフ一同で勉強会等に参加し、最新の知識・技術の習得に努めています。そういった知識を患者さんに還元することで、より質の高い医療を提供できるのではないかと考えております。また、患者さんの話も丁寧に聞いて、誤解がないよう状況を把握しています。また、当院のスタッフは皆非常に優秀で、患者さんへの心配りも素晴らしいです。私には話せないことも、スタッフになら話せる場面もあるでしょう。ちょっとしたことへも丁寧に向き合い、どんなトラブルも起こらないように努めたいですね。

トラブルのない手術、治療のために

白内障の手術に力を入れてらっしゃいますね。

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白内障は特別な病気だと思っていらっしゃる方も少なくないですが、加齢によって誰にでも現れる可能性がある症状なんです。症状の重さや進行の早さなどに違いはありますが、基本的には年を取るとみんな白内障へと向かっていくものです。ものが見えづらく霞んで見えるとか、免許の更新ができなかったとかで、ご来院いただく方が多いですね。80代〜90代で手術をするのは大変ですし、何もしないで症状が良くなることはありませんから、手術を選択するのであれば60代〜70代で決断いただくのが良いと思います。最近では手術を受ける方も増え、「友人が手術を受けたから私も受けてみよう」という声も聞きます。

白内障の手術はどんなものですか?

手術自体は10〜30分ほどで終わる日帰り手術です。着替えや準備などを含めても、1〜2時間で終わる体への負担の少ない手術だと思います。当院では術前・術後の時間をお過ごしいただけるリカバリー室を設けているので、そこでいったんお休みいただくことも可能です。とはいうものの、大半の患者さんはすぐにお帰りになりますけどね(笑)。手術後は点眼と通院が必要になります。手術を行う際は、事前に手術についての説明をし、さらに合併症のリスク、そこへのフォローについてもきちんとお話ししています。短時間な手術とはいっても、心理的な抵抗はあると思いますので、少しでも安心して手術に臨めるよう気を配っています。

白内障の治療で使われる多焦点眼内レンズについて教えてください。

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多焦点眼内レンズは遠距離と近距離、遠距離と中間距離と近距離、など複数の場所にピントを合わせる機能を持つため、単焦点の眼内レンズよりよく見える場所が広がることが見込めるのが特徴です。2020年から選定医療となり、手術自体は健康保険が適用され、挿入する多焦点レンズの差額分のみの自己負担となったため、より選択しやすくなったのではないでしょうか。患者さんとしては術後の見え方の選択肢が増えたことになります。当院で多焦点眼内レンズを選ばれる患者さんは老眼がはじまる50代~60代の方が多いですね。多焦点眼内レンズの診療において大切にしていることは患者さんの希望を聞くということです。術後にどういう人生を送りたいのか一緒に考えた上で、その患者さんに一番合ったレンズをご案内しています。患者さんのかなえたいことはできる限りかなえて差し上げたいと思っているので、ご相談ください。

「見える」ことで、人生を豊かにしたい

弱視の子どもの視力回復について教えてください。

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例えば、弱視のお子さんであれば、適切なタイミングで適切な訓練をすれば、ある程度までは視力の回復が期待できます。小学校の低学年ぐらいまでに、弱視の目を使ってものを見るトレーニングをするんです。当院でには視能訓練士がおりますので、こうしたご相談をお受けすることができますよ。ただ、そもそも小さなお子さんの視力を測定するのは、なかなか難しいですよね。見えているのかどうか、反応が確認できないと検査にならないですから。そこで気にかけてほしいのが、お子さんのものの見方・目の使い方です。横にあるものを首を振って見るとか、遠くで手を振っても気づかないといった症状があれば、視力の異常を疑ってもいいかもしれません。不安に思われましたら、ぜひ眼科に足を運んでみてください。

大人の近視治療にはどういう方法がありますか?

視力の回復ではレーシック手術が有名ですが、当院では保険診療外ですが、夜間就寝時に特殊なコンタクトレンズを着けて、昼間の裸眼視力を一定時間回復させることをめざす「オルソケラトロジー」という方法を行っています。最近、近視人口の増加や近視の程度の悪化が言われるようになりました。病的近視の進行を防ぐ意味でも早めの対処が有用です。昼間に装着する通常のコンタクトレンズにするか、寝ている間に特殊なレンズを着けるか、という利便性の問題ですが、治療の選択肢が増えたのは良いことだと思います。

先生にとって「見える」とは?

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普段意識することは少ないと思いますが、「見える」というのはとても素晴らしいことです。見えないことで苦しみ、生きづらくなっている患者さんをたくさん見てきましたし、そこから治療を受けられて喜んでいる姿もたくさん思い出せます。いろいろな治療や方法で患者さんを少しでも見えるようにできたら、私にとってこんなにうれしいことはありません。眼科は命に直結するような治療はそうありませんが、目がよく見えることで人生の豊かさは大きく変わります。「見えない、不便、困っている」とぜひ口に出してください。眼科医師として、見える世界を取り戻すお手伝いを続けていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【オルソケラトロジー】
適応検査のみ/5500円
1週間お試し費用/8800円
1年目/15万9500円
2年目以降/2万2000円
治療継続中にレンズを作り直す場合
1枚/4万4000円

【多焦点眼内レンズ】
16.5万~35万円程度

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