全国のドクター14,065人の想いを取材
クリニック・病院 156,460件の情報を掲載(2025年11月22日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. さいたま市大宮区
  4. 大宮駅
  5. 大宮胃腸内科クリニック
  6. 藤本 佳也 院長

藤本 佳也 院長の独自取材記事

大宮胃腸内科クリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2025/11/06

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック main

一つ一つの診療を大切にし、誠意を持って臨んでいるという「大宮胃腸内科クリニック」。地域のかかりつけ医として、藤本佳也院長の専門でもある消化器系をはじめ、循環器系や呼吸器系など幅広い疾患に対応している。また内視鏡やエコー、CTなどの先進の検査機器をそろえたり、治療のための他院とのネットワークを確立したりして、がんの早期発見にも力を注いでいる。「検査・治療で終わりではなく、治療後も患者さんをフォローし続けられるクリニックをめざしています」と語る藤本院長に、同院の特徴や診療において大切にしていること、がん検診への思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2025年9月26日)

がん検診をはじめ多様な疾患に対応するホームドクター

まずは、開業までのご経歴をお聞かせください。

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック1

東京慈恵会医科大学を卒業後、まずは国立国際医療研究センターで医師としての基礎を学びました。その後は国立がん研究センター中央病院・がん研究会有明病院にて約20年にわたって研鑽を積み、主に消化器系のがんの専門知識や手術手技を習得しました。勤務医時代、さまざまな診療に携わる中で、がんを早く見つけて早く治療をすれば手術をせずに済む場合が多いことと、たとえ手術になったとしても早期なら完治もめざせることに気がついたのです。また、患者さんの安心のためには、術後の適切なサポートと定期検診もかなり重要だと感じました。こうした気づきから、がん発見から手術、治療後のフォローまでできるクリニックを開業しようと決意したのです。開業してからは、学生時代に学んだ「病気を診ずして、病人を診よ」という理念を実現できるような、患者さんに安心して通院していただけるようなクリニックをめざして努めてきました。

2025年で、開業されてから6周年だそうですね。

20歳代から90歳代まで、多くの患者さんに来ていただいて、開業6周年を迎えることができました。主に60~70歳代の方が多く、最近は、がん検診をはじめ生活習慣病や健康診断を目的に来られる、50歳代の方が増えている印象です。20~40歳代の方も、腹痛や下痢、便秘といったおなかの症状を理由に多くの方が受診されています。他にも高血圧などの循環器疾患や、喘息などの呼吸器疾患、風邪といった多様な症状について相談していただけており、頼りにしていただいているように感じうれしく思っています。当院はターミナルの役割も持つ大宮にあることから、近隣の方はもちろん、大宮区以外の方にもたくさん来ていただけています。大宮駅から徒歩5分ほどと利便性の高い場所にありますので、通いやすいと思っていただけたら幸いです。

幅広い領域に対応しようと思ったきっかけは何ですか?

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック2

何らかの疾患で通院している患者さんに、循環器疾患や呼吸器疾患など、他の疾患が発症するケースは少なくありません。消化器系に関する場合は、専門である私自身が診療を担当させていただいておりますが、もちろん消化器以外の疾患の診療も対応しています。さらに、循環器や呼吸器の専門知識を持つ医師が一つのクリニック内に在籍していれば、より良い医療を提供でき、円滑に診療を進めることができますし、患者さんも安心していただけると思っています。そのことから当院では、一般診療やがん検診だけでなく、消化器・循環器・呼吸器を専門とする医師が診療にあたっています。

がんの早期発見からアフターフォローまで親身に対応

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック3

腹痛や下痢、便秘といった消化器症状をはじめ、風邪や生活習慣病などを診る一般診療は毎日対応しています。消化器系以外の領域も専門的に診られるように、月曜は循環器、金曜は呼吸器の専門の医師に来ていただいています。開業当初からがん検診に注力しており、火・水・土曜日には専門の医師による内視鏡検査を提供できる体制を整えました。緊急の場合は、曜日に関係なく診察当日でも内視鏡はできるようにしています。また、がん治療後のフォローとしてCTは必須と考えており、当初から導入して稼働しています。さらに肺がんの検診や腹部の精査でもCTは有効に活用していて、緊急の場合は当日検査も可能です。もちろん採血、レントゲン、心電図、超音波エコーなど、多様な検査に対応していますし、隔週の火曜日は女性の臨床検査技師による乳腺エコーも実施しています。消化器系に限らず、さまざまな症状に合わせて検査ができる点が当院の強みでしょう。

先生の専門であるがんの早期発見、術後の対応についてお聞かせください。

がんは命に関わる病気で進行が速いイメージがありますが、すべてがそうとは限りません。だからこそ定期検診による早期発見が重要なのです。そこで当院では、がん検診で早期に発見できるように、胃がん検診の胃カメラ、大腸がん検診の便潜血検査と大腸カメラ、肺がん検診としての肺CT検査、乳がん検診で行う乳腺エコー検査を、曜日を決めて行っています。乳腺エコー検査は、必ず女性の臨床検査技師が担当しますのでご安心ください。がんが発見された場合、精密検査や手術が必要であれば、迅速に専門の医療施設をご紹介しています。大きな病院では、がんの治療後5年を目安に、再発がなければ「卒業」と判断され、通院が終了となることが多いです。一方当院では、5年経過した後も、引き続き定期検査をしながらの経過観察ができる体制を整えました。患者さんには、終わりないサポートで再発の心配をより少なくした状態でお過ごしいただけると思います。

診療の際に心がけていることやこだわりはありますか?

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック4

患者さんの目線に合わせることを心がけています。私たちは専門家ですので医療について詳しいですが、ほとんどの患者さんにとっては初めて見聞きすることばかりでしょう。だからこそ、わかりやすい説明を大切にしているのです。加えて、「自分の家族だったらどうされたいか」と常に考えています。ただ最終的にはこちらの考えを押しつけることはせず、患者さんやご家族の選択を尊重しています。当院のロゴは黄緑、ピンク、黄色の3色からなり、それぞれ安心と癒やし、包括的な愛、希望を表現したもので、献身的な診療を届けることを大切に、地域のホームドクターとしての役割を果たすべく尽力しようという思いが込められています。こだわりといえば、この思いを常に意識できるよう、ロゴと同じ色のシャツを着るようにしていることですかね。

一人ひとりに合わせた健康管理ができるクリニックに

こちらのクリニックのスタッフさんについても教えてください。

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック5

看護師や事務員など、総勢11人のスタッフが在籍しています。スタッフ全員が同じ意識を持ち、意思疎通を取りながら診療を行うことが大切だという考えから、院長・事務長とそれぞれのスタッフとの1on1を適宜行い、月に1度はランチミーティングを行い、気兼ねなく話ができる機会をつくっているんです。患者さんはもちろんスタッフも気持ち良く過ごせるクリニックをめざしています。さらに、患者さんに対する接遇の面でも向上を図っていて、定期的にマナー講師の先生に来ていただきブラッシュアップをしてもらっています。

お忙しい日々をお過ごしの中、どのようにリフレッシュされているのでしょうか?

ゴルフをずっと続けています。家でのんびり過ごしてリフレッシュすることもあるのですが、最近は「新しい趣味を」と思い、茶道を始めました。この年からの習い事は新しい発見が数多く見つかり、とても楽しんでいます。例えば、茶道の言葉である「一期一会」。「その瞬間を大切にし、誠意を持って臨むべき」という意味を改めて考える機会となり、診療の際もその気持ちを忘れずに、より一層患者さんに対して真摯に向き合うようになったと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

藤本佳也院長 大宮胃腸内科クリニック6

がんを早期に発見できるように検診を推奨し、がんが発見されたとしても適切な医療施設を迅速に紹介して早期治療につなげる。そして治療後のフォローやサポートも長期にわたり行うことで、患者さんやご家族に、安心な生活を送っていただきたいという思いは開業当初から変わっていません。今後もがんだけでなく消化器疾患や循環器疾患、呼吸器疾患など幅広い領域に対応する、患者さん一人ひとりに合わせた健康管理ができるクリニックをめざし尽力していきます。ぜひお気軽にご相談・ご来院ください。お待ちしております。

Access