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藤本 佳也 院長の独自取材記事

大宮胃腸内科クリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2019/09/10

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がん医療は、早期発見・早期治療と、適切な術後フォローが大切。大宮駅から徒歩5分の「大宮胃腸内科クリニック」は、消化器系のがん手術に携わってきた藤本佳也院長が2019年5月に開院したクリニックだ。黄緑、ピンク、黄色の3色からなるクリニックのロゴは、それぞれ癒やし、包括的な愛、希望を表現したもの。CT、内視鏡、超音波の機器を備えて「がん」を早く見つけること、がん治療専門の医師によるネットワークを生かして最適の医療につなげること、術後は定期検診と診療によって患者を支えることを使命としている。「自分の家族だったらどうするか、を基準に診療しています」という藤本先生に、開院の思いや大切にしていること、今後の展望などを聞いてきた。
(取材日2019年7月24日)

がんの早期発見、治療機関の紹介、術後フォローに注力

最初に、クリニックのコンセプトを教えてください。

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僕は、医師としての基礎を国立国際医療センターで学び、約20年来外科手術に携わり、特に大腸がんの手術を専門として、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院で勤務してきました。その中で感じたのは、がんを早く見つけて早く治療をすれば手術をせずに済む場合が多いこと、手術になっても早期なら治すこともめざせること。また、手術後の適切なサポートと定期検診を行うことが、患者さんの安心につながるということです。この「手術の前後をしっかり診たい」というのが当院のコンセプトであり、開院した理由ですね。「がん発見から手術、治療後のフォローまでできるクリニック」をつくりたかったんです。長くがん治療に携わってきた分、治療に関しては「この症状ならこの先生に」と信頼する医師を紹介できるのも特徴の一つ。がんを早く発見し、最適な治療を受けてもらい、治療後は安心して生活できるようにフォローするのが当院の役割です。

開院にあたり、特にこだわった点はありますか?

がんの早期発見と治療後のサポートには、検査が重要なので、CT、内視鏡、超音波検査を行えることが絶対に譲れない条件でした。CTは術後の定期検査や肺がんの検診に、内視鏡は胃カメラ・大腸カメラによる消化器系がんの検診に、超音波は乳腺の検診と心臓や腹部の検査などに使います。スクリーニングのCT検査は当日でも可能ですし、曜日によっては診療放射線技師がいるため、詳しいCT検査も可能です。通常の内視鏡は準備があるのでその日のうちにとはいきませんが、毎週内視鏡専門の先生が来てくれていますので、2~3週間のうちには検査ができます。緊急の内視鏡検査は当日でも行っています。血液検査は外注していますが、緊急性の高い患者さんもいるので、その場で結果がわかるような機器を導入し、なるべく早く診断が下せるようにしています。

がんを早期発見できた場合、どういう治療になるのでしょう?

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胃や大腸の場合、内視鏡でがん部分を取る治療になることが多く、入院設備の整った病院を、適切に紹介しています。まずはスクリーニング検査を行い、改めて日を決めて内視鏡治療を行います。多くの場合1~3泊程度の入院になりますが、おなかを切らなくて済む分、患者さんの負担は手術よりはるかに小さくなります。

定期チェックにより術後の不安を取り除く

早期発見だけでなく、術後のサポートも重視されているのですね。

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ええ。手術や治療が終わった後、患者さんは不安があると思います。特に「再発するんじゃないか」「またがんになるんじゃないか」と心配な人は多いでしょう。そんな患者さんに少しでも安心してもらうためには、気持ちのケアも必要ですが、定期的に検査を行うことで、「今回も大丈夫ですよ」と言ってあげることが一番だと思っています。がんの種類やステージによって違いますが、再発しない人も多くいますので、定期チェックによって安心を得ることができますし、再発しても早く見つけられれば早く治療に移ることができます。それが、患者さん本人とご家族の安心につながればいいなと。患者さんには現役世代の方もいらっしゃるので、平日に仕事を休まなくても来られるように、土曜日も診察・検査を行っています。そういう通いやすさも大事だと思います。

診療にあたり、大切にされていることは何ですか?

患者さんやご家族の気持ちになること。そのため昔から、「自分の親だったらどうするか」を考え、行動しています。大学の時に学んだ「病気を診ずして病人を診よ」に通じていると思います。僕らはがんや医療のことをたくさん知っていますが、それは専門家だからです。だから、「これはこうなんですよ」としっかりお伝えして、どんな選択肢があるのかを示すことが大切です。さらに、「僕ならこれをします」「僕の親ならこの治療がいいと思います」と線を引いてあげるようにしています。誘導するのではなく、例えば「心臓が悪くてがんの手術ができないなら、こういう選択肢がありますよ」と示してあげることですね。中には、「厳しい話だけれど、このままだと半年後はいないかもしれないよ」という話をしても、それでいい、治療はしたくないという患者さんもおられます。ご本人、ご家族に説明して、どちらも納得していらっしゃるならそれはありだと思っています。

がん以外の疾患も診てもらえるのでしょうか?

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はい。がんの早期発見・術後のフォローを重視してはいますが、胸焼けや胃もたれ、おなかの調子が悪いといった消化器系のトラブルなら何でも診られます。また大腸の手術の後、人工肛門にせざるを得ない患者さんもいらっしゃるので、主にストーマ(人工肛門)のケアを行う診療窓口も設けました。毎週1回、皮膚・排泄ケア(WOC)専門の看護師さんにも来てもらっています。ストーマを持っていてもいろいろな活動ができることを知らない患者さんもいるので、経験・知識のある専門家からきちんと情報を受け取ってもらえればと思います。

目線を合わせ一人ひとりの患者と向き合う

医院の雰囲気づくりなどで工夫されていることはありますか?

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患者さんに対して僕は「~さん」、スタッフは「~さま」と呼ぶようにしています。医師と患者は、患者さんから見て「お医者さんに診てもらう」という関係になりがちなので、そこをフラットにしたいという思いがありまして。また患者さんはやはり弱い立場で来院される方が多いので、スタッフにはお一人お一人を尊重するよう伝えていて、例えば待合室でお待ちの方にお話するときは、かがんで目線を合わせるようにしています。あとは接客マナーの講師を呼んで、身だしなみや言葉遣いなどの研修を行うこともあります。スタッフのユニフォームも役職ごとに統一して、清潔感を感じてもらえるように心がけているんですよ。スタッフも、自らクリニックのことを考えて行動してくれますので助かっています。

忙しい日々の中どんなふうにリラックスされているのでしょう?

少し前までは子どもと遊ぶことだったんですが、子どもたちが大きくなり遊んでくれなくなってしまったので、自分の趣味を見つけないと……と思っているところです(笑)。最近はゴルフぐらいしかしていませんが、大学ではラグビーをしていて、スポーツは好きなので何かやりたいですね。

今後の展望を教えてください。

消化器に限らず、一通りがん検査と治療後のフォローができるようにしたいですね。がんだけではなく、高血圧や心臓病、呼吸器疾患など、持病を抱えた患者さんもいらっしゃいます。私の専門である大腸・消化器はもちろん、曜日交代で循環器、呼吸器、乳腺と各分野の専門の医師に来てもらうことで、がん以外の疾患を含めてフォローできるようにしたいですね。がん医療の専門機関で働いてきましたが、乳腺や循環器、呼吸器といった科にも多くの知り合いがいるので、協力を得ながら体制を整えている最中です。現時点でも、高度な医療が必要となった場合は、どの科でもすぐに適した医師を紹介しています。今のところは、乳腺科の医師の協力のもと、週1回乳腺の外来を開いています。

最後に、地域の方へメッセージをお願いします。

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がんの検査、治療、術後のフォローをはじめ、腹痛などの消化器系のトラブルにも対応しています。がん治療が必要な場合は専門機関を紹介することになりますが、20年来の経験から得た人脈があるので、安心してお任せください。がんだけでなく、もちろん一般的な疾患も診察しています。循環器・呼吸器疾患や、高血圧・糖尿病などの生活習慣病、さらに、喉の痛みや咳・痰などの風邪症状まで。不安なことがあれば、一度気軽に来院してみてください。

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