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宮崎 啓 院長の独自取材記事

南浦和歯科

(さいたま市南区/南浦和駅)

最終更新日:2022/11/07

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京浜東北線・JR武蔵野線の南浦和駅から徒歩4分という好立地に2019年3月に開業したばかりの「南浦和歯科」。院長の宮崎啓(みやざき・ひろむ)先生が、「開業するなら地元で」と、子どもの頃からずっと住んで慣れ親しんできた南浦和で、歯科医師10年目の節目に開業。宮崎院長は、明海大学を卒業後、同大学の付属病院であるPDI埼玉歯科診療所などで研鑽を積んだ。その経験から「当院では口腔がんの手術以外なら対応できます」と頼もしい。幅広い治療を行う中、特に力を入れているのが予防歯科。チェックと予防ケアに1時間をかけ、歯磨き指導も丁寧に行う。「もとは病院嫌いだった」という宮崎院長に、歯科医師を志した理由や開業までの経緯、今後の展望などを語ってもらった。

(取材日2019年6月26日)

病院嫌いの幼少期を経て「痛みのわかる歯科医師」に

先生が歯科医師を志したのはいつでしたか? 子どもの頃から?

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いえ、幼い頃はかなりの病院嫌いだったんです。病院のにおいからして嫌いでしたし、院内には何がなんでも入りたくなくて、自分の弟が生まれた時も産院に行かなかったくらいです。もちろん歯科医院も大嫌いでした。子どもの時に歯の診察を受けた時、ネットにくるまれて無理やり治療されたことで、余計に大嫌いになりました。その後小学校高学年の時に健康委員会に入り、委員長に任命されたんです。その時、僕たちの学校が歯磨きコンテストで表彰されたんです。高校の時に卒業後の進路を考えた時、歯科医院が嫌いという気持ちと、歯磨きコンテストの記憶が混ざり合い「痛みのわかる歯科医師になろう」と決め、明海大学歯学部に進学しました。大学卒業後は、明海大学PDI埼玉歯科診療所で2年間研修した後、勤務しました。その後数箇所で勤務医を経験し、今に至ります。

院内の設備でこだわったところはどこですか?

検査機器や治療機器をできるだけ新型のものでそろえたところです。当院ではドイツ製の滅菌器を採用し、治療器具は絶対に使い回しせず、1本1本滅菌しています。治療で使う水にもこだわっています。水はいつでもきれいな状態にしておきたいので、給水管路クリーニングシステムを導入しました。治療後の残留水をしっかり排出し、洗浄されたきれいな水で治療できるようにしています。こだわった点はほかにもいろいろありますが、内装でいえばバリアフリーで、ベビーカーや車いすの方が入れるようにしたところや、予防ルームと治療ルームで色を変えたところですかね。予防ルームはクリニックとしては珍しい赤を採用しました。地元サッカーチームのファンなので、そのチームカラーです。

患者さんとの印象的なエピソードを教えてください。

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アフリカのコンゴ共和国から来たコンゴ人の方を治療していたことがあります。その方のお父さまが大使館勤務だったようで、日本に住んでいたんですね。しばらくして帰国されたのですが、ある日コンゴから国際電話がかかってきて、「こっちで開業してくれ。お金はこちらが全部出すから」と言われたのには驚きました。あちらの国には日本のような歯科医師がいなかったようなんです。「治療して補綴してくれたのは、こちらの国では考えられない。わが国の医療の発展のために来てくれ」と言われました。ちょうど結婚する時期だったこともあり、「残念ながら行けません」と丁重にお断りしましたが、びっくりしましたね。

予防ケアに1時間かけ、歯磨き指導も行う

特に力を入れている診療内容について教えてください。

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基本的に口腔がんの手術以外はどんな治療にも対応していますが、特に力を入れているのは歯周病治療と予防です。南浦和は予防に注力している歯科医院がまだ少ないように感じます。当院では、予防ケアは1時間かけて行っています。口腔内写真を撮影し、歯垢の染め出しをした後、歯磨き指導を行います。磨き残しをはっきりさせるための染め出しは、従来の歯科医院では「ここに赤いのがついていますね」と手鏡を使って見せるだけ、というところが多いのですが、当院ではどこに磨き残しがあるのか、撮影してプリントアウトしたものをお渡しするようにしています。

歯周病治療についても教えてください。

そもそも歯周病は、風邪と同じで細菌感染です。細菌がつくと歯茎が腫れたりします。歯周病は誰もがなり得る病気であり、一説には日本人の80%が歯周病だともいわれています。だからといって、その中で治療している人は多くないと思います。歯周病にならないためには、まず歯科で歯周病かどうかを確認することが大事です。初期段階の歯周病であれば、家での歯磨きをしっかりすること、定期的にクリニックに通って磨けているかどうかチェックしてもらうだけで改善に向かう可能性が高まります。日頃ついた歯の汚れを自分で落とすことが大事。汚れがきちんと取れてさえいれば、歯磨きは1日2回でも十分です。

お子さんの歯について気をつけることは?

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「歯の治療はマイナス1歳から」といわれるように、お子さんがお母さんのおなかの中にいる時から、歯に気をつける必要があります。お母さんが歯周病になると流産や早産につながることもありますし、歯肉炎になって細菌が入ると胎児に良くないともいわれています。お子さんが小さい時は歯ブラシを楽しんでもらえる習慣づくりが大切です。動画を見せるなど、いろいろな手で楽しませながら歯磨きやデンタルフロスをしてください。また、1歳とか1歳半くらいの頃から歯科医院に連れて行き、場に慣れさせることも大事です。虫歯になる前から来てほしいですね。

3世代にわたって来てもらえるようなクリニックに

先生ご自身や、先生のお子さんの普段の歯磨きはどのようにしていますか?

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フロスをしてから、うがいをし、歯ブラシで歯を磨いて終わりです。歯磨きをした後に口をゆすぐ方がほとんどだと思いますが、そうすると結局歯についたフッ素が落ちてしまうんです。基本的に自分の子どもにも歯磨きの後に口をゆすがせないようにしています。また、歯磨き粉は、フッ素の含有量が多いものをお勧めします。

今後の展望を教えてください。

まだ開業したばかりですが、患者さんに3世代で来てもらえるようなクリニックにしたいですね。今1歳のお子さんが、40歳になった時に自分の子どもを連れて来てくれるような。また、むやみやたらと歯を削るような無駄な治療は、今も、これからも行いません。患者さんにとって必要な治療だけをしていくのが当然だと思います。それと、子どもたちに食育やお口の健康を教える場として、保育園をつくりたいですね。ここで働いてくれるスタッフも自分のお子さんを預けられますし。歯に関することだけでなく、英語教育など、自分が必要だと思う教育をカリキュラムに入れ込みたいです。子どもたちの栄養管理もしたいですね。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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予防は最善の治療だと思っています。歯が痛くなり削って詰めて請求される「Drill Fill Bill」が従来の歯科でしたが、長年疑問を抱いていました。天然歯に勝るものはありません。一度削った歯は元に戻ることはなく、削った箇所には人工物が入ります。何年かたつと再び悪くなり、再治療が必要になることも。歯は削ると脆くなるため徐々に悪化し、いずれ抜歯となる場合もあり、できるだけ天然歯を残すことを考え診療しています。自分や家族など、大切な人に受けてもらいたい医療を患者さんに提供し、「お口の健康から体の健康を支える」ことが私たちの使命と感じています。詰め物やかぶせ物も大切ですが、虫歯のなりやすさや、歯周病の進行速度を把握してもらい原因を治療することで無駄な治療の繰り返しを防げます。また、定期的なメインテナンスを行うことで生涯にわたり健康な口腔内の維持がめざせますので、積極的に検診を受けてほしいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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