藤堂 紗織 院長の独自取材記事
Alohaさおり自由が丘クリニック
(目黒区/自由が丘駅)
最終更新日:2026/05/11
自由が丘駅北口から徒歩5分、閑静な住宅街の一画にある「Alohaさおり自由が丘クリニック」。2019年に藤堂紗織院長が開業して以来、その明るくピースフルな人柄と院内の居心地の良さを強みに、幅広い世代の患者を受け入れてきた。内科・皮膚科・美容皮膚科を標榜しており、藤堂院長の専門は腎臓内科。患者と長く付き合い続けられる内科診療にやりがいを感じ、常に地域のためにできることを追求し続けている。院名については、地域の人が何でも相談できる存在をめざし、藤堂院長が大好きなハワイのように「ここに来たら幸せになれる」場所であることを願って名づけたのだという。今回は2022年の取材からの変化や、地域にかける思いについて再び話を聞いた。
(取材日2026年4月9日)
ハワイのように、訪れる人が幸せになれるクリニックを
ハワイアンカフェのような明るくて爽やかな院内ですね。

いるだけで幸せになれるような、ハワイの穏やかな雰囲気が好きなんです。このクリニックも、地域の人にとって来るだけでハッピーになれるような場所にしたいという思いを込めて「Aloha」と名づけました。院内の内装をハワイアンにしたのはハワイが好きだからというのもありますが、照明が少し暗くて、いつもアルコール臭がするような、患者さんが「病院に来た!」と感じるような場所はつくりたくなかったんです。カフェに寄ったぐらいの気持ちでいられる、お子さんも嫌がらないで来てくれる場所にしたかったので、内装はすべて自分たちでアレンジしました。
数ある診療の中でも内科を選ばれた理由を教えてください。
内科を選んだ理由は、患者さんをずっと診ていきたいという思いがあったからです。小児科や精神科、耳鼻咽喉科にも興味があったのですが、自分の適性や診療の場面を想像して、これは違うな、これも厳しいかなと候補から消していきました。ただ、最後に残ったから内科、中でも腎臓内科を専門にしたのかというと、そうでもなくて。親族が腎臓の病気で「つらい、つらい」とこぼすのを聞いて、「私が軽くしてあげるね」と言ったことがあるんです。だから、なるべくして腎臓内科の医師になったのかなという気がしています。
クリニックを開業した理由やきっかけはありますか。

いずれ開業したい気持ちはあったのですが、具体的には考えていませんでした。ところが、尊敬する先生に「東京オリンピックで地価が上がるから、開業するならその前が良いよ」と言われ、それまでぼんやりと頭の中にあった開業までのスパンがカンッ!と短くなったんです。しばらくして、先に開業した大学の友人と話をしていたのですが、ちょうどサッカーのワールドカップで日本がコロンビアと対戦する日だったんです。友人が「日本が勝ったら開業ね」と。日本が勝利する可能性は低いという話だったので、「わかった」と返事をして別れたら勝ってしまったんですよね(笑)。そこから、あれよあれよと決まっていった感じです。
丁寧な対話と明瞭な説明で患者のニーズを尊重する
開業当初から変わらず大切にされているモットーはありますか。

患者さんがクリニックに来て良かったと思える診療を提供することです。クリニックからしたらその患者さんはその日に診療する何十人のうちの1人かもしれませんが、患者さんにとっては一期一会だと思っています。だからクリニック側も流れ作業ではなく、患者さん一人ひとりを丁寧に診療し、治療や処方を受けて良かったと思ってもらえるよう努めるべきだと考えています。また普段から来てくださる患者さんには、いつもとの違いがあった時にすぐ声をかけてあげられるよう、毎回じっくり向き合うようにしています。処方をする際も、この症状にはこれ、というような通り一遍な対応ではなく、患者さんの症状や希望に適した薬を提案します。話をするだけで十分な方もいますし、漢方が好きな方がいれば苦手な方もいる。粉薬が飲めない方もいる。患者さんそれぞれの個性やニーズに合わせた治療を見極めるために、対話や観察は欠かせません。
患者と交わした会話はカルテに残しているそうですね。
その日の診療で患者さんと交わした会話を日記のように書き残していって、次の診療時に患者さんと見直しているんです。例えばこんな食べ物にはまっているとか、こんな習慣をやめることができたとか。その記録を患者さんと一緒に見ながら、頑張ったことや課題を話し合うようにしています。他にも体重の記録をつけると目に見えて変化がわかるので、目標に向けて頑張りやすくなるケースもあります。失敗をしても2人で笑いながら、二人三脚で取り組んできた軌跡を楽しく眺められれば良いなと思っているんです。
薬の使い方についても時間をかけて指導されているとか。

当院では他院で出された薬に満足いかなかったからと、セカンドオピニオンのように来院される方もいらっしゃいます。その場合は患者さんがどのような使い方をしているか確認して、正しい使い方を一から丁寧に解説します。薬が問題なのではなく、医師の説明がうまく伝わっていなかったり、間違った使い方で思い込んでしまったりしているケースも少なくないので。皮膚であれば、タオルで顔を拭く力加減が間違っているなど、薬以外に問題がある場合もあります。正しい使い方でスムーズに症状の改善がめざせることを考えると、患者さんが納得するまで説明をすることの大切さをひしひしと感じますね。
「Aloha行ってくるね」と気軽に来院できる存在へ
2022年の取材から患者層や主訴に変化はありますか。

特に変化はなく、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方に来ていただいています。私は腎臓内科が専門ですが、専門性の高さよりも、家族3世代が気軽に相談できる「地域のかかりつけ医」をめざしています。そのため特定の疾患の患者さんが多いということはなく、突発的な感染症から慢性疾患まで老若男女問わず受け入れているのが現状です。私も患者さんの困り事に対応できる引き出しを整えるため、セミナーなどで積極的に学ぶよう心がけています。開業当初は雑誌に出たり、ウェブで検索ランキング上位になったりすることが集客に必要だと思っていたのですが、結局当院の患者さんの多くは患者さん同士のクチコミで来院されています。インターネットで何でも調べられる時代ですが、人と人とのつながりや信頼関係はやはり大きいですね。
お忙しい毎日をお過ごしですが、休日に楽しまれている趣味やリフレッシュ方法を教えてください。
愛犬2匹のお散歩をしていることが多いです。近所で犬の散歩をしていると患者さんと出会うことも多くて、医師と患者という関係だけでなく、犬友達として交流することもあります。散歩中に会った患者さんに「今日後でAlohaに行くから」と声をかけてもらったり、たわいもない話をしたり。いつも来てくれる学生の患者さんがあいさつしてくれて、近くにいる友達に「内科の先生だよ」と紹介してくれることもありました。クリニックを受診していることを人に知られたくない方もいると思うので、私から患者さんに声をかけることはないのですが、患者さんやそのご家族が声をかけてくださると、クリニックに行くことがネガティブな印象じゃないんだなと思えてうれしくなります。犬の散歩は娘と2人ですることもあり、よくK‐POPアイドルの話をして盛り上がっています。一緒にライブに行くこともあるんですよ。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

1人で暮らしている患者さんがクリニックを受診した後、そのままみんなと一緒に食事や運動ができるような施設をやってみたいですね。他にもお子さんたちが楽しめるような保育園、犬の保護施設などやってみたいことはたくさんあるんです。もちろん大規模病院などとのつながりも大切ですが、医療にこだわらずさまざまな分野とつながることで、地域の人みんなが幸せに、安心して暮らせる環境づくりに貢献していきたいです。当院は心配事や気になることがあった時に、「あそこに話しに行こう」と思ってもらえる場所でありたいと考えています。実際にご家族やご友人の間で「今日はAlohaに行ってくるね」と、まるで遊びに行くようなやりとりをされているという声を聞くこともあり、とてもうれしく感じています。「こんなこと聞いても大丈夫かな?」と不安に思わず、まずは気軽に相談してください。
自由診療費用の目安
自由診療とは美容皮膚科初診料/3000円

