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加地 さとみ 院長の独自取材記事

かじクリニック

(成田市/公津の杜駅)

最終更新日:2019/08/07

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成田市はなのき台のニュータウンエリアにほど近い医療ヴィレッジの一角に構える「かじクリニック」。大学病院や総合病院の皮膚科で経験を積んだ加地さとみ院長が、皮膚疾患全般の診療を手がけ、乳児から高齢者まで幅広い世代の患者が足を運んでいる。白を基調にした清潔感あふれる院内は寒色系のインテリアが映え、爽やかな雰囲気を演出。キッズスペースやパウダールームの配置にも女性院長ならではのきめ細かな配慮がなされている。ゆっくりとした優しい語り口の加地院長に、クリニックの特色や診療のモットー、クリニックの将来像など、2児の子育て中の母親としてのプライベートな素顔も交えてじっくりと話を聞いた。
(取材日2019年7月10日)

わかりやすい言葉で、外用薬の使い方まで丁寧に指導

開業から1ヵ月が過ぎましたが、どういったご相談の患者さんが多く来られていますか?

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この近隣にお住まいの方がほとんどだと思います。乳児から小中学生のお子さんたち、そのお母さん世代の方、そしてご年配の方を中心に、開業して1ヵ月ちょっと過ぎたくらいですが多くの方が来てくださっています。アトピー性皮膚炎のような慢性疾患にお悩みの方をはじめ、湿疹やじんましん、かぶれ、イボ、ニキビなど、ご相談内容は皮膚疾患全般、本当に幅広いですね。まだ開業間もないので、患者さんのニーズの全体像をつかみきれていないところはありますが、当初想定していたよりは、ご高齢の方にも多く来ていただけている印象です。

このエリアに開業された経緯を教えてください。

私は大学病院や総合病院での勤務が長く、直近では成田赤十字病院に勤務していました。当院で火曜の午前中に形成外科の診療を担当している主人が、現在も成田赤十字病院に在籍していることもあり、同院との病診連携も念頭に成田市内での開業を検討しました。中でもこのエリアは近くにファミリー層が多くお住まいなので、肌トラブルの多い赤ちゃんや美容面に配慮した治療にも関心の高い子育てママ世代など、皮膚科のニーズが高いということもあり、ここでの開業を決めました。この場所は医療ヴィレッジとして整備され、複数の医療機関が集まっていますので、患者さんにも利用しやすいかと思います。

患者さんと接される上で、意識されていることはありますか?

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なるべく患者さんにとってわかりやすい言葉を使って、丁寧にご説明することを心がけています。あとは、外用薬の使用回数や1回あたりの使用量について、診察室でも詳しくご説明しています。というのも、皆さん内科の飲み薬は用法、用量を守ってしっかり飲まれているのに、皮膚科の外用薬となると、朝晩の2回と指示があってもお風呂上がりにしか塗らず、使用回数が足りないといったケースがとても多いんです。朝は何かと慌ただしくて塗るのを忘れてしまう、塗ること自体がおっくうなど、ご事情はさまざまでしょうが、処方したお薬を指示どおりに正しく使っていただくことが、回復への一番の近道ですから、お薬の使用法は繰り返しお伝えしています。

女性目線の細やかな配慮で、より快適な受診環境を整備

院内のこだわりを教えてください。

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患者さんの中には乳幼児も多いので、待合室にキッズスペースを設けています。小さいうちはやはり、病院というだけで診療する前から泣いてしまう子もいますが、キッズスペースで遊ぶことで多少リラックスしてくれます。また、顔の治療をなさった方が待合室を通ることなくお化粧直しなどができるよう、受付横の化粧室とは別に、パウダールームを診察室の真向かいに設けました。火曜午前の形成外科の診療では、切開が必要な小手術も行っていますので、院内に手術室も設置しています。設備面では、紫外線治療に使用する立位型のナローバンドUVBを備えています。また、肌に負担の少ない各種化粧品や制汗剤、サプリメントなどのご相談をいただくことも可能です。

皮膚疾患はかゆみを伴ったり、症状が見えやすいために、患者さんのお気持ちのケアも大切ですよね。

順調に回復していれば、その様子が目に見えてうれしい半面、思うように改善しないと、当然患者さんの気持ちも落ち込みがちになります。かゆみを伴う症状などの場合は、日常生活でも集中できなかったり、よく眠れなかったりとストレスがたまる場面も多いでしょう。そうした患者さんのストレスを少しでも軽くして、治療期間中もより過ごしやすくなるようなアドバイスをすることも、皮膚科医師の大事な仕事の一つだと思っています。患部が温まるとかゆみが出やすくなることが多いので、入浴方法や洗い方、着るものに至るまで、生活面での細かなアドバイスも積極的に行っています。

勤務医時代のご経験も少し聞かせていただけますか?

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アトピー性皮膚炎や乾癬といった慢性疾患の患者さんの診察のほか、ほくろや腫瘍を取る小手術なども手がけてきました。勤務医時代も現在も、じんましんでかゆみが止まらないといった症状の患者さんを診る機会が多くあります。じんましんは受診時には症状が落ち着いてしまっていて見た目にはわからないことが多いので、以前は口頭で患者さんから状態をお聞きするしかありませんでしたが、最近は症状が出たときにスマートフォンのカメラで撮影していただくことをお勧めしていて、患者さんご自身に記録していただけるので、より診察がやりやすくなりましたね。

地域に根差し、患者の悩みに寄り添った医療を届けたい

先生がドクターを志したきっかけは?

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私の父が医師で、ちょうど私が生まれてすぐの頃に開業しました。父が診療をしている姿を直接見られていませんが、クリニックは自宅とつながっていましたし、家の本棚や目につくところに常に医療の専門書が並んでいたので、医師という職業をとても身近に感じられる環境で育ちました。ですから父に勧められるまでもなく、幼稚園の年長の頃から「私も医者になる」と決めていました。父は皮膚科と泌尿器科を診る開業医として、今も現役でやっています。父の後を追って皮膚科の道を選んだわけでなく、父から「内科はどう?」なんて勧められることもありました。皮膚科疾患は治っていく過程が患者さんにも医師である私にも目に見えてわかるので手応えがありますし、小手術にも興味があったので、結果的に父と同じ道に進むことになりました。

お忙しい毎日かと思いますが、休日はどんなふうに過ごされていますか?

わが家は子どもたちがまだ小さいので、休日は子どものこととたまった家事に追われています。旅行も大好きなんですが、なかなか時間が取れなくて。まとまった休みがあったら温泉や南の島に出かけて、のんびり過ごしたいと思っているところです。最近の趣味というと、2人の子どもたちのアルバム作りでしょうか。趣味というより、半分は親の義務でもあるのですが、上の娘が生まれたときから1年に1冊ずつ作っています。子どもが2人になって、開業して、忙しくなるにつれて遅れがちになっていますが、娘も毎年楽しみにしているので、空いた時間をうまく使って続けていきたいですね。

最後になりますが、今後の展望と読者の皆さんに向けたメッセージをお願いします。

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患者さん一人ひとりのお肌の悩みに寄り添える、地域に根差した診療を続けていきたいと思っています。地域の患者さんのニーズに応じて、保険診療と自由診療を問わず美容も含めた幅広い診療を手がけていきたいですね。皮膚疾患は我慢できないほどのかゆみや痛みを伴わないと、つい放っておいたり、誤った自己判断で市販薬を塗って悪化させてしまったりするケースも少なくありません。症状が軽いうちに専門家の目で見て、適切なお薬を使って治療していくことが大切なのに、受診が遅れたことによって治療に時間がかかっている患者さんが多くいらっしゃいます。紫外線対策や健康的なお肌を保つためのちょっとしたポイントなども専門家の立場からお教えできますので、些細な皮膚疾患でもぜひ気軽にご相談ください。

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