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将来性とトータル性にこだわった
失敗のないインプラント治療を

なかむら歯科

(西宮市/甲子園口駅)

最終更新日:2023/06/15

なかむら歯科 将来性とトータル性にこだわった 失敗のないインプラント治療を なかむら歯科 将来性とトータル性にこだわった 失敗のないインプラント治療を
  • 自由診療

歯を失った、あるいは抜歯が必要と診断された場合、それを補う選択肢として真っ先に挙げられることの多いインプラント治療。自然な噛み心地や見た目が得られることが期待できる上に、ほかの天然歯に負担をかけにくいなどのさまざまなメリットが期待できるため、自費診療にもかかわらず希望する人は多い。だが一方で、外科手術や適応、将来的なリスクの不安から治療をためらっている人も決して少なくないのが現実だろう。そんなインプラント治療のエキスパートとして、これまで数多くの症例に向き合ってきた1人が「なかむら歯科」の中村文哉院長。安全かつ長持ちするインプラント治療を実現するには何が大切なのか、同院での取り組みを追いながらひもといてみた。

(取材日2023年5月10日)

将来まで見越した緻密な設計でリスクを最小限に抑え込むことをめざす

Qインプラント治療後にトラブルが発症した例を耳にするのですが。
A
なかむら歯科 インプラントを長期間良い状態で保つには、検査や準備が要となる

▲インプラントを長期間良い状態で保つには、検査や準備が要となる

インプラント治療を受ける際に一番気になるのは、やはり失敗に対する不安だと思います。トラブルが起こる原因の第一は、感染による炎症や顎の骨の適応といった口の中の問題をクリアしないまま治療を行ってしまうケース。あるいは、インプラント体を入れる位置決めが適切でないケースが大半です。この2つをしっかりコントロールできれば、長期にわたって良好な状態を保つことが望める非常に有益な治療法といえると考えます。当院では人工歯の噛み合わせや形、大きさ、ポジションなど、目標とする最終形を先に設計した上で進める「トップダウントリートメント」が原則で、これにより将来的なリスクを最小限に抑えることをめざしています。

Q実際の治療に入る前に、どのようなことを行いますか?
A
なかむら歯科 インプラント治療の前に、概要を理解することでトラブルを防ぐ

▲インプラント治療の前に、概要を理解することでトラブルを防ぐ

まず患者さんが歯を失った理由や経緯をヒアリングし、インプラント治療の概要について丁寧に説明します。その後にエックス線や歯科用CTによる口腔内のデータ採取と診断を行い、歯型の模型を技工所で作製。適応の精査や設計は、ここからがスタートとなります。もし顎の骨が不足していたり骨の質に問題がある場合、当院では自家骨移植という、患者さんの口の中から骨を採取して移植する手法も可能です。ちなみに、骨が少なく下がったところに歯を入れると、どうしても露出部分が長くなってしまうため、歯肉を移植して周囲とのバランスをとるケースもあります。こうした繊細な外科処置は、審美領域を含めて当院の得意分野の一つと自負しています。

Q設計で気をつけているポイントがあれば教えてください。
A
なかむら歯科 適切なポジショニングは、周囲炎のリスク軽減にもつながる

▲適切なポジショニングは、周囲炎のリスク軽減にもつながる

インプラントや人工歯の位置決めをポジショニングと呼びますが、噛む面に対して垂直であることが重要です。リスクを恐れて骨量の多い場所を斜めに狙ったりすると、無理な荷重がかかって破損する原因となります。適切なポジショニングを行えば、おのずと歯の形まで理想的になり、清掃性も高まってインプラント周囲炎を起こすリスク軽減につながります。安全というのはその場限りでなく、将来にわたって担保しなくては意味がありません。万一のトラブルに備え、接着剤ではなくスクリュー止めにする。隣の歯が抜けることを見越し、まずは入れ歯やブリッジで様子を見る。こうした判断を、設計時にすべて加味して考えていく必要があります。

Qこちらではトラブル症例のリカバリーも行っていますね。
A
なかむら歯科 インプラントでトラブルを起こさないためには相談することが大切

▲インプラントでトラブルを起こさないためには相談することが大切

近年はすでにインプラントを入れた方が増えていることもあり、当院以外でインプラント治療を受けたケースであっても破折などのトラブル修復に応じています。時にはインプラントを撤去して入れ歯に置き換える必要があるケースも考えられますが、幅広いメーカーのインプラントツールをそろえ、複数の技工所と提携してさまざまな補綴に対応しています。エビデンスは容易に手に入りますが、やはり欠かせないのは経験則。私は以前に勤めていた歯科医院で数多くの難症例やリカバリー治療を経験し、トラブル症例を検討する勉強会にも積極的に参加してきました。豊富な実績がありますのでインプラントのトラブルでお困りであれば安心してご相談ください。

Qインプラント治療を受ける上で、患者さんが留意すべきことは?
A
なかむら歯科 納得して治療を受けるにはセカンドオピニオンを受けることも良い

▲納得して治療を受けるにはセカンドオピニオンを受けることも良い

インプラント治療が必要になるのは、歯周病や虫歯(う蝕)が進行する40〜60代が中心。タイミングは人それぞれですが、適応を含めて自分だけで判断せず、早めに専門家の意見を聞くことをお勧めします。また、納得して治療を受けるにはセカンドオピニオンを利用するのも一つです。抜歯と診断されたが残す手立てはないか。骨が足りずにインプラントは無理と言われたが、骨造成や移植でなんとかならないか。こうした疑問や希望に対し、なるべく多くの選択肢を親身に示してくれる歯科医院を選ぶと良いでしょう。あと、インプラント治療は時間がかかるもの。トラブルを招かぬよう、慎重に進める必要があることをご理解いただければと思います。

ドクターからのメッセージ

中村 文哉院長

インプラント治療は、いわば歯科治療の最終ステージと考えています。それだけに期待できるメリットが大きく、また、失敗が許されない治療といえるでしょう。当院ではそうした重要性を踏まえ、将来にわたって安心して使える歯の実現に心血を注いでいます。例えば連続して2本、3本と歯を失ってしまった場合でも、どこに何本のインプラントを入れるかをあらゆる観点で慎重に精査。その患者さんのライフステージに応じた、最適かつ必要最小限の治療設計を行うようにしています。私からすれば、患者さんは一生お付き合いしていく存在。後々になってトラブルでお困りになることがないよう、今後もさらなる技術のフォローアップに励んでいきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、骨造成/5万5000円~

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