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矢島 智子 院長の独自取材記事

西宮今津みどり皮ふ科

(西宮市/久寿川駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪神本線と阪急今津線の今津駅から徒歩10分、阪神本線の久寿川駅から徒歩8分。戸建てとマンションが混在する市街地の一角に「西宮今津みどり皮ふ科」がある。2019年2月にオープンした新しい院内は明るく清潔感にあふれ、出迎えてくれるスタッフの笑顔によってぬくもりのある雰囲気が醸し出されている。院長を務める矢島智子先生は、市立池田病院、大阪大学医学部附属病院をはじめとする大規模病院で培った皮膚科専門の医師としての深い知識と、現在子育て真っ最中のママとしての育児経験に基づき、地域の乳幼児から高齢者に至る幅広い層を対象に、日々診療にあたっている。「小さな症状でも悩まず気軽に相談してほしい」と語る矢島先生に、医師をめざしたきっかけから今後の展望まで、いろいろと話を聞いた。
(取材日2019年5月23日)

子育てをしながら自分の思う診療を実現するために開業

医師をめざしたきっかけから開業までの経緯を教えてください。

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医師をめざした最初のきっかけは、中学生の頃に「何かあったとき誰かの役に立つ人間になりたい」と考えたことです。そこで、自分がアトピー性皮膚炎だったこともあり、皮膚科の医師になろうと思いました。大学卒業後に2年間研修をした大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター(現・大阪はびきの医療センター)では、皮膚科の部長がアトピー性皮膚炎に詳しい先生だったこともあり、たいへん多くのことを学びました。その後も大阪大学医学部附属病院をはじめとする病院やクリニックなどに勤務しましたが、出産後に育児をしながら勤務医を続けるのが難しくなってきたことと、制約を受けずに自分の思ったような診療がしたいと考えたことから、開業することにしました。

開業する場所にこちらを選んだ理由と、クリニック名の由来を教えてください。

この場所を選んだのは、自宅から近いのが理由の一つです。先日も子どもが熱を出して、お昼に様子を見に戻ったことがありました。勤務医時代は電車で1時間ほどかけて通っていたのでそんなことはできませんでしたが、少し顔を出すだけでも子どもが安心してくれたので良かったなと思いましたね。クリニック名は、クリニックのテーマカラーを緑と決めていたのと、矢島の「島」から自然の緑が多い島をイメージして、「みどり」という名前を加えました。ロゴマークは、テーマカラーの緑を使いつつ、地域を大切にしたいという気持ちから西宮今津の頭文字である「n」のアルファベットを使って作ってもらいました。

クリニックづくりでこだわったところはありますか?

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まず院内を明るくしたいということと、トイレも含めてベビーカーや車いすでも入れるように、バリアフリーにしたことですね。診察室は2部屋作り、交互に使うことで、待ち時間を少しでも減らせるようにしました。あとは、患者さんが気軽に来ていただけるように、スタッフ全員が笑顔であいさつするように心がけています。スタッフにとっても働きやすい環境をめざしていて、皮膚科についての知識を深めるための勉強会などもしていきたいと考えています。

軽い症状でも気楽に来院できるクリニックをめざしたい

診療の方針やクリニックの方向性について考えていることはありますか?

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地域の方にとって、皮膚のことで何かあれば、まず当院に相談してみようと思っていただけるようなクリニックにしたいですね。勤務医として重症の患者さんを含む多くの症例を診てきた経験から、皮膚科全般に関してしっかりした診療をしていきたいと思います。その一方で、軽い症状でも気楽に来院できるクリニックをめざしたいですね。自分では医療機関にかかるときに「この程度で受診してもいいのだろうか」と不安に思い、あらかじめ下調べしてから行くようなタイプなんですが(笑)、患者さんはそんなふうに考えず、どんなことでも気軽に相談に来てもらえるような存在になりたいと思います。

開院して数ヵ月ですが、どのような患者さんが多いですか?

男女比では女性のほうが多いですね。年齢としてはお子さんと中高年層の方が多めでしょうか。症状はやはり湿疹などかゆみを訴えて来られる方が大半です。治療の方法としてはステロイド外用剤を用いることが多いですが、それ以外に紫外線を当てる治療なども行っています。夏になると日焼けやしみを気にされている方も増えますが、当院ではそういったお悩みにも応えたいと思っています。気になる方はお気軽にご相談ください。

患者さんの症状について、最近の傾向として気になることはありますか?

かさかさしている方が多いなぁという印象はあります。それも単に乾燥している場合と、軽い湿疹でかさかさになっているケースとがあるんです。かゆくない場合は単なる乾燥なので、その場合は保湿を行うのですが、かゆいときは湿疹になっているので、そのための治療が必要なんですよ。自分では乾燥しているだけだと思っても、かゆみがあるとか、だんだんひどくなるようなときは要注意です。また、体の中で1ヵ所かゆみが強いところがあると、別のところに症状があっても自分では気づかないこともあるので、そういったことにも注意するようにしています。

小児皮膚科ではどのような診療をされていますか?

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皮膚の水分量は子どものほうが少ないといわれていますので、保湿をしっかりしてスキンケアをするということですね。乾燥していないから大丈夫ではなく、皮膚のバリアを整えるためにスキンケアをしていただきたいです。アトピー性皮膚炎も皮膚が乾燥したり、皮膚のバリアが崩れると悪くなりますし、伝染性膿痂疹(とびひ)やおむつ皮膚炎(おむつかぶれ)などの治療でも、スキンケアで皮膚のバリアを整えて予防することが大事です。荒れている口の周りに食べ物が付着すると、アレルギーの原因になることもあります。また、子どもが騒いだりするのを気にするお母さんもいらっしゃいますが、自分もそういったことは経験済みなので、気兼ねせずに受診してほしいと思います。キッズスペースに用意しているおもちゃも、自分の子どもが気に入っているものを参考に選んだりしているんですよ。

一人ひとりの症状に合った治療を選択し、提案したい

育児について先生が重要視していることを教えてください。

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子どもは親の分身のように考えてしまうこともあると思いますが、子どもが将来自立して生きていくためにも、なるべく早い時期から独立した一人の人間として見るように心がけています。成長していく上で自分の意見をしっかり持ってほしいので、できるだけ「これはどう思う?」とか「どうしたい?」などと聞くようにしています。時間のあるときにゆっくり話をして、じっくり考えさせるようにしたいですね。忙しい時はなかなか難しいですけど(笑)。自分の趣味に使えるような時間はほとんどないんですが、基本的に整理整頓が大好きなので、ちょっと時間があるときは、気になったところだけでも片づけものをしています。と言っても、お掃除は苦手なんですが(笑)。

クリニックとしての今後の展望をお聞かせください。

皮膚科をメインとしながら、勤務医時代に診療していた美容皮膚科をまた始めたいですね。美容に関してはいろいろな分野がありますが、ケミカルピーリングなど、自分が実際にやってみて良いと思えるケアを中心に診療メニューをつくっていきたいと考えています。もう一つは最近始めたオンライン診療にも力を入れていきたいですね。最初は来院していただく必要があったり、処方箋の問題があったりと、ある程度の制約はあるんですが、症状が安定していて継続的に来院するのが難しい患者さんなどにとっては、便利なシステムだと思います。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

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女性に限らず、年齢とともに肌が荒れたり乾燥しやすくなったりすることで、悩みを抱えることが増えていくと思いますが、そういった私と同じぐらいの世代の方たちにも、共感を持って来ていただけたらいいですね。一人ひとりの症状に適切な治療を選択し、ご提案させていただければと思います。30代から50代にかけては、顔の皮膚が荒れやすくなる女性が多く、顔がかゆいとかピリピリするといった症状を訴える方が少なからずいらっしゃいます。そういった方には、漢方薬も含めたアドバイスも行っています。どんな小さな症状でも気にせずに、気軽に来ていただければ良いなと思っています。

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