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望月 寿人 院長の独自取材記事

もちづき内科クリニック

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2019/11/08

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春日井駅から車でほどなく、街並みになじむように立つ「もちづき内科クリニック」は2019年に望月寿人院長が開業した。シンプルでモダンな造りの院内は、天井が高く解放感にあふれグリーンインテリアが心を癒やす空間。「苦痛を感じる患者さんの心に寄り添い、町医者のような何でも相談できる場にしたい」と話す望月院長の想いが伝わってくる。消化器内科を基軸に内科全般の診療を行う望月院長は、市中病院で数多くの経験を重ねてきたエキスパート。注力する内視鏡検査では、終始リラックスして受診できる環境づくりと、痛みの軽減にこだわる。患者の生活背景にまで目を向け、家族全員と生涯にわたり関わっていくことをめざす望月院長から、治療へのモットーや今後の抱負などを聞いた。
(取材日2019年6月26日)

家族全員を支援し親身になって相談できるかかりつけ医

まずは開業に至った流れを教えてください。

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小さい頃から一緒に暮らしかわいがってもらっていた祖父が肝臓を悪くしたんです。それは中学生の頃で、祖父が入退院を繰り返すようになったことがきっかけで、病気で苦しんでいる人を少しでも助けたいという思いから医師をめざしました。大学卒業後は名古屋市内の総合病院で研鑽を積み、最終的には春日井市民病院に13年間勤務してきました。やはり何年も同じところで勤務していると患者さんとの信頼関係も深まっていきますよね。開業したいという思いもかなり強くなってきてどこにしようか探している中で、この場所しかないと思い開業に至りました。

開業にはどんな思いを込めましたか?

もともとこの近所にあった内科が数年前に閉院されて、以前からご近所の方の困ったという声も聞いていました。今まで遠くに通院され大変だった患者さんからは、「家の近くにできたからうれしい」と喜びの声もいただきました。専門は消化器内科ですから胃や大腸、肝臓、膵臓、胆のうといった消化器全般への対処はもちろん、総合的に内科の診療を行っています。専門分野はより深く、それ以外の分野も皆さんの要望に応えていけるようにしていきたいです。町医者のような何でも話ができるような存在になりたいと思っています。

病診連携はどのようになさっていますか?

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近隣の医療機関と連携を取ることを大切にしています。特に、出身の春日井市民病院とは顔の見える関係ですから、患者さんをお願いする際も信頼できる先生に自信を持って紹介できるというのは大きなメリットではないでしょうか。パソコン上でもデータがつながるようになっていて、こちらから紹介した患者さんの症状や、市民病院での検査結果や画像を診られるような密な情報交換ができています。必要に応じてCTやMRIの検査予約もパソコン上でできるようになっていて、電話することなく空き状況もわかりますから非常にスムーズですね。患者さんには安心して受診していただけると考えています。

痛みの軽減にこだわった内視鏡検査を提供

内視鏡検査に力を入れているとお聞きしましたが、どんなことを心がけていらっしゃるのですか?

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内視鏡検査では、準備段階から一貫してリラックスして受けていただけること、痛みを軽減することを心がけています。やはり挿入技術が重要で、医師の経験値が非常に関係してきます。私はこれまで胃や大腸のカメラは本当に数多くの経験をしてきましたから、鎮静剤を使わなくてもある程度痛みを軽減させて施す自信はあります。痛みはその人の主観的な感覚で、同じことをしても痛く感じる人もいますので、希望があれば鎮静剤を使用しています。ただし鎮静剤を使って検査中に痛みを感じないということは、無理な力をかけてもわからないということもありますし、副作用や危険性が伴うこともあります。痛くなければそれでいいというのではなく、安全性が担保できないといけませんので、患者さんと相談しながら進めていくことを大切にしています。患者さんから「先生にしてもらって良かった」と言っていただけた時はうれしいですね。

相談室、リカバリールームは患者さんへのこまやかな配慮ですね。

内視鏡検査では、看護師から事前の説明をさせていただくのに、落ち着いた部屋でゆっくりとお話しできるとよいと考え相談室を作りました。また、大腸内視鏡検査の準備を行うリカバリールームを2部屋設置しています。大腸の検査前は、前処置として腸管洗浄液を2リットル程飲んでいただきます。腸管洗浄液を飲むとトイレが頻繁になりますから、プライベートが守られるようにトイレを併設した個室にしています。リラックスして準備をしていただくためにも、自分のクリニックではこういう部屋を作りたいとずっと思っていたんです。

先生の中で、大きい病院とクリニックでは患者さんとの関わりの違いはあるんでしょうか?

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私は病院での勤務医時代から緩和ケアをしていたこともあって、なるべく患者さんの話を聞くことを実践してきました。なので、開業してクリニックになったからそのスタンスが大きく変わるというのはないですね。ただ、病院に勤めていた時は、不調であればCTを撮ろうかとか、あるいは他の科の受診が必要なら今日かかろうかということができました。しかし、当院ではそういうわけにはいかないので、他の科にかかったほうがいいなら紹介しますし、CTもある程度余裕が持てるようであればここから予約し、急いだほうがいいと判断すれば直接行っていただけるよう手配します。このように設備的なスタンスは変わりましたが、その都度最適な方法を提案するという診療スタイルは一環していますね。

緩和ケアの経験を生かし、生涯にわたり寄り添う医療を

診療で最も大切にしていることは何ですか?

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「病気を診るのではなくて、病気にかかった人を診る」ということは自分の中で一番大事にしていることですね。春日井市民病院では緩和ケアチームの一員として、がんの末期の方やがんの痛みで苦しんでいる方への治療にも力を注いできました。がんに限らず病気になった方というのは、自分の病気が今後どうなっていくのか、診断される前も自分は一体どんな病気なんだろうと不安でしょうし、本人も周囲のご家族も心配していらっしゃいます。本来であればすべての病気の方が、緩和ケアの対象になるべきじゃないかと感じるんです。治らない病気や慢性的に付き合っていかないといけない病気もありますから、そういう方たちの良き相談相手になりお話をすることで、患者さんとの絆を深めていけたらと思います。

自分らしく生きることに寄り添う医療をモットーとされているのは、緩和ケアの経験からなんですね。

はい。アドバンスケアプランニングといって、人生の最終段階における医療を話し合っていくという取り組みをしていきたいんです。終末期をどんなところで、誰と、どういうふうに過ごしたいかという話は必ず出てきますので、そういうことも一般の診療の中で話し合いができるといいですね。ただ、いきなり初対面では無理ですから、ある程度その人の性格や家族構成などより深いところがわかっていないと、なかなか患者さんもご家族も話はしてくださらないでしょう。長いお付き合いの中で地域の方に信頼されるようになり、自然と相談してくださるような関わり合いをめざしています。

今後さらに力を注いでいきたいことは何でしょうか?

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地域の内科クリニックという以上、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、切っても切り離せない疾患ですから力を入れていきたいですね。特に、脂肪肝は生活習慣病の入り口だと考えます。健診で脂肪肝や肝障害を指摘された症状のない若い方でも、生活習慣を改善しないと、将来的には大きな病気につながっていく可能性もあります。早い時期から意識して生活習慣を変えることが大切だとアドバイスをし、予防的なアプローチもしていきます。また、消化器を専門としていますので、内視鏡検査に関しては技術も診断する力にも自信があります。内視鏡検査の要望があればぜひ当院にいらしてください。もちろん風邪などの一般内科の症状についても対応しますので気軽に相談してほしいと思います。

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