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野林 講平 副院長の独自取材記事

柏グレイス歯科医院

(柏市/増尾駅)

最終更新日:2024/02/15

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院 main

2019年の開業以来、口の中のみならず体の不定愁訴も含めて総合的な観点から歯科診療を行う「柏グレイス歯科医院」。同院のエースとして、小塩康仁院長の期待を背負っているのが野林講平副院長だ。野林副院長は日本大学松戸歯学部出身で、小塩院長とは先輩後輩の間柄。同院で小塩院長のもと、顎関節症や不正咬合治療を学び、診療技術のスキルアップを図ってきた。「初診の際、よく話を聞くと歯がしみる、顎の筋肉が痛いなどと訴える方が多く、それらは噛み合わせに原因があることが多いですね。これからもそういった方々の悩みを1人でも多く解決していければと思います」と話す野林副院長。将来を見据えてさらに研鑽を重ねている野林副院長に話を聞いた。

(取材日2024年1月9日)

顎関節症や咬合を専門に研鑽を重ねる

こちらのクリニックに勤務するようになった経緯について教えてください。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院1

大学卒業後は当院で経験を積み、そのまま当院での勤務を始めました。小塩院長は日本大学松戸歯学部の先輩で、院長が開業する時期と私の卒業のタイミングが重なったこともあり、学びを深める場としてここを選びました。当院では地域の方々のさまざまなニーズに応えられるようにと、虫歯などの一般歯科診療から歯周病治療、インプラント治療、口腔外科診療など幅広く研鑽を積んできました。それらに加えて小塩院長の専門である顎関節症と咬合について、私自身も専門的に勉強してきました。診療を行う中で顎関節症や咬合は単に口の中の問題だけでなく、体とも関係が深く、健康な生活を送るにあたってとても重要であることを改めて実感しています。

体とも関係が深いというのは、どういうことでしょうか。

初診の際に歯がしみると訴えて来院される方が多いのですが、よく話を聞いてみると、それ以外にも頭痛や耳鳴りの症状もある場合があり、その場合は、噛み合わせに原因があることも考えられます。噛み合わせが悪いと、顎や肩、首などの筋肉に余計な負担がかかって筋肉痛につながり、その結果、頭痛や肩凝り、耳鳴りが引き起こされることがあるのです。そのような方々の悩みを解決して差し上げたいと思っています。多くの患者さんが来られて院長1人では対応できないこともありますので、私もしっかりとした診断、治療ができるよう邁進していきたいです。

診療の際、どのようなことを大切にしていますか。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院2

まずは患者さんの話をよく聞くことを重視しています。当院では治療前と治療後には、必ずカウンセリングルームでお話をするように心がけています。診療ユニットでお話しすると患者さんも緊張して、なかなか話が入ってこないという方もいらっしゃいます。カウンセリングルームに移るとそれだけで気持ちが落ち着くと思いますし、患者さんの悩みもユニット越しでは話せない内容を聞けることが多いように感じます。また、診療の際はできるだけ検査画像をお見せしながらお話しするようにしています。画像があることによって「患部はこんなふうになっていたんだ」「治療してこのようになったんだ」と確認することができますので、治療への安心感、また理解を深めることができます。

根本的な問題を探り、適切に診断する

こちらで経験を積む中で、どのような学びや気づきが得られたと思いますか。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院3

患者さんが抱えている悩みについて根本的な原因は何かということをしっかりと考えるようになりました。そもそもどこに問題があってそのトラブルが生じているのかを的確に診断することが大切です。例えば虫歯1本の治療でもどのように治していくのかは勿論大切ではありますが、真に大切なことはなぜ、その歯だけ虫歯になってしまったかです。その根本的な問題に対して治療計画を立てて、それについて患者さんにわかりやすく説明することを心がけています。患者さんにはよく理解、納得した上で、安心して治療を受けていただきたいです。治療面では特に院長の専門でもある顎関節症や噛み合わせについて、さまざまな知見や技術を学ばせていただきました。

院長との連携も常に取っているのでしょうか。

はい。治療の前後だけでなく、治療時間外の早朝、診療後には院長のコンサルティングを受けて、2人で情報共有しながら治療方法、治療計画の確認を行っています。現在は顎関節症や噛み合わせの治療で難しい患者さんの場合は院長にお願いすることもあります。これからはどんな悩みを主訴に来院された患者さんでも自身でしっかりと治療できるようにさらに研鑽を積んでいこうと思っています。

先生は東京・北千住にある分院でも診療経験があると聞きました。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院4

はい。東京の北千住に当院の分院である「北千住ネクサス歯科・矯正歯科」があり、そこでも非常勤で診療してきました。分院が開業する時には、当院で勤務しながら開業に至る経緯をそばで見てきましたので、歯科医院の始め方なども勉強になりました。今後、当院の拡大に伴ってそのような経験が役に立てる時が来ましたら、尽力したいと思っています。

こちらでは小児歯科も行っていますが、お子さんへの対応はどんな工夫をされていますか。

正直に言いますと、勤務し始めた頃は小さいお子さんが苦手だったんです。どのように対応していいかまったくわからず右往左往していましたが、経験を積んだことに加え、私自身も子を授かり、日々の生活を送ることで、今では子どもへの苦手意識もなくなり、むしろ通院している子どもたちと会えることが楽しみになりました。また、成長過程で適切な噛み合わせをめざすことは将来、自身の歯を長く健康に保つためにも重要です。歯磨き指導やフッ素塗布の予防処置も兼ねて気軽に来ていただければと思います。

これまで育ててくれた人々へ感謝の気持ちを忘れずに

ところで、先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院5

父が医療関係の仕事をしていたこともあり、中学・高校と進学する中で何となく医療関係の仕事に関心を寄せるようになりました。高校3年生になっていよいよ進学先を決める際、日本大学に松戸歯学部があるのを知って歯科医師をめざしました。父から「勉強してこい」という言葉をもらい背中を押してくれました。歯科医師になった今、高校3年生の時に将来の道を指示してくれた父にはとても感謝しています。

歯科医師としてどんな時にやりがいを感じますか。

日々の診療の中で患者さん一人ひとりの悩みを原因から解決できた時はとてもやりがいを感じます。歯が痛い、噛み合わせの状態が悪い、顎が痛いなどの主訴で来院された患者さんが、痛みがなくなって明るい笑顔で帰られた時が、歯科医師になって良かったと感じる瞬間です。また、お世話になった人への感謝の気持ちが強いです。歯学部進学を応援してくれた両親や、切磋琢磨してきた学生時代の友人たち、研鑽の場を与えてくれた小塩院長や小塩院長の恩師の先生、講習やセミナーで知り合った他院の先生方、忙しい日々をいつも支えてくれる私の家族、そして私の診療を受けてくださった多くの患者さんたちなどこれまで多くの方々の協力があったからこそ、ここまでやってこられたと思います。これからも感謝の気持ちを忘れることなく、さらに精進し、医療で貢献していきたいと思います。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

野林講平副院長 柏グレイス歯科医院6

これからも単に口の中のトラブルを治すだけでなく、根本的な原因を探り、体全体のことを総合的に考え診療するという診療理念を守りながら、一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合っていきたいと思います。特に頭痛や肩凝り、耳鳴りがするけれどなかなか治らない、原因がわからないといった場合、噛み合わせに問題があることがあります。何か不定愁訴を感じている方は、気軽にご相談に来ていただきたいと思っています。1人でも多くの方々の悩みを解決できればと思っています。また、将来的に当院の拡大に伴って分院の開業あるいは当院の継承といったこともあるかもしれません。将来の目標も視野に入れながら、さらに歯科医療の技術力向上に努めたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本 38万5000円~、小児矯正/40万円~、矯正治療/80万円~

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