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石垣 高志 院長の独自取材記事

いしがき耳鼻咽喉科クリニック

(大田区/武蔵新田駅)

最終更新日:2021/10/12

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武蔵新田駅から徒歩2分、ビルの1階にあるのが2019年2月に開院した「いしがき耳鼻咽喉科クリニック」。広々とした待合室には、お茶やコーヒーなどのフリードリンクやキッズスペースが備えられ、モニターからは医療情報が流れている。「健康に関する情報を提供し、地域の皆さんの健やかな暮らしに役立ちたい」という石垣高志院長の願いが込められている。和と輪を大切にしながら地域とつながることをモットーに、患者に寄り添う診療を実践する石垣院長に話を聞いた。

(取材日2019年6月18日/情報更新日2021年7月30日)

患者に寄り添い、目で見て納得してもらう医療

この場所で開業した理由を教えてください。

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私の実家が静岡県にあり、父が浜松で耳鼻咽喉科のクリニックを開業しています。医師になった当初は私も静岡に戻ろうと思っていたのですが、私自身東京で育ち、東京がなじみ深かったため、この場所で開業することにしました。武蔵新田は、私が幼少期を過ごした場所。東邦大学医療センター大森病院に勤務したこともあり、東京の中でも特に大田区に縁を感じていたのです。たまたま武蔵新田には耳鼻咽喉科が不足していたこともあり、自分の故郷であるこの地で地域貢献と感謝の還元をしたいと考え開業を決意しました。ちなみに、クリニックのシンボルは恐竜をモチーフにしているのですが、老若男女から好かれる恐竜のように、たくさんの人に愛されるクリニックでありたいという願いを込めています。私の息子が恐竜好きだということもあり、妻がデザインしてくれました。

患者さんはどのような方が多いですか?

お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方がいらっしゃいますね。このエリアは働くお母さんが多いので、時間を有効に使えるよう、インターネットから行える時間予約システムを導入しています。実は大学病院に勤務していた頃から、患者さんの待ち時間が長いことに疑問を感じていました。できるだけ待たずに診療を受けていただくのと同時に、お茶やコーヒーなどのフリードリンクを待合室に用意し、少しでもストレスなく快適に過ごしていただけるように工夫しています。武蔵新田は気さくな方が多く、人情味あふれる街ですので、患者さんとの距離感が近く、おしゃべりを楽しまれる方も多いですよ。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんに寄り添うことを心がけています。患者さんの置かれた状況や症例、状態はさまざまですので、お話を伺いながら皆さんにとってベストな選択ができるようにと考えています。耳鼻咽喉科は他の科と違い、なかなか自分ではわかりづらい病気の多い特殊な科だと思います。そのせいで結果的に悪化してしまったり、不安を抱えたりする方もたくさんいます。そのため、診療室にある大型モニターを用いてなるべく見せられる部分はご自分の目で見てもらいながら、体の状況を理解していただくようにしています。そうすることで、患者さんも納得して治療を進めることができると考えています。

CT機器を用い、精密な検査と病気の早期発見をめざす

貴院ではどのような症状に対応していますか?

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まず、耳・鼻・喉に関わる代表的な疾患ですね。耳の痛みや耳鳴り、鼻水、鼻詰まりのほか、喉の痛み、味覚・嗅覚障害などあらゆる症状に対し検査や診断、治療を行っています。さらに、頸部や顔の疾患、めまいまで幅広く診療しているのも特徴です。例えば、耳は音を聞くという機能のほかに、三半規管と連結して体のバランスを保つという重要な役割を持っています。そのため、めまいの原因が耳に起因することもあり得るのです。また、近年は鼻水を放置してしまっている方が多いようです。鼻水は長引くと副鼻腔炎になってしまうこともありますし、鼻が悪くなることで中耳炎になる方もいます。もっと早く治療を始められていればと思うことも多いので、鼻水が続くようであれば無視せず、一度ご相談いただければと思います。

こちらのクリニックならではの設備について教えてください。

CTとファイバースコープがあります。特にCTがある耳鼻咽喉科のクリニックは珍しいのではないでしょうか。大学で鼻の領域を専門としていたのですが、内視鏡で検査して「問題ない」とされていた方も、CTで調べると病気が見つかることが少なくありません。ですので、早期に正確な診断をし、迅速な治療をするためにもCTは必要だと考え導入しました。また、当院ではファイバースコープを使ってお体の中の画像をお見せしながら診療しています。ご自分の状態を理解してもらいたい、見ることで不安を和らげてほしいという思いから、「見せる診療」を大事にしています。そのほか、当院には採血の血液検査機器とインフルエンザなどのウイルスの検査器を導入しています。どちらも迅速に検査結果を知ることができます。

感染症への対策は、どうされていますか?

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耳鼻咽喉科には、「喉が痛い」「鼻水が出る」といった風邪の症状で受診される方が多いので、感染症対策には特に気を使っています。例えば、付き添いの方を含め、来院者の体温測定やマスクの着用を促すほか、診察が終わるたびに院内や診察椅子の消毒、手袋の交換をするなど徹底しています。また、感染隔離室を3ヵ所設置して、新型コロナウイルスの感染が疑われる方とそうでない方が接することがないよう動線を分けています。そのほか、予約システムを活用して患者さんの受診時間を極力分散することや、ソファーに仕切り板を設置して待合室に密な空間ができないようにすることも大切です。このように、常に臨機応変に対応をしていきたいですね。

人に寄り添い、地域に貢献できるクリニックでありたい

印象に残っている患者さんのエピソードはありますか?

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現代医療では対処ができない患者さんが入院されたことがあります。気持ちだけでも寄り添うことを心がけ接したところ、退院時にご本人とご家族から感謝の言葉をいただき、寄り添うことも一つの大切な治療なのだなと考えさせられました。以来、常に全力で患者さんと向き合うことを日々心に留めています。また、以前勤務していた病院の患者さんで遠方にお住まいの方が、開業後に当院のウェブサイトを探して連絡をくださったこともあります。私の「寄り添う」診療は間違っていなかったのだと、うれしく思いました。

ところで、先生はどうして医師を志されたのですか?

祖父の代からの医師家系でして、自然と自分も医師を志すようになりました。しかし高校3年生になり進路を決める際、医師という責任の重い仕事が、本当に自分に務まるのかと悩んだことがあります。その時、父に頼んで診療しているところを見学させてもらいました。患者さんに説明している父の姿や、父の話を聞いて安堵していく患者さんの表情を見ているうちに、「やはり素晴らしい仕事だ」と確信しましたね。小さな頃から医療がそばにある環境で育った自分だからこそできる診療があるのではないかと思い、医療の道に進むことを決意しました。

その中でも耳鼻咽喉科を選択されたのはなぜですか?

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北里大学で学んだのですが、卒業時には父と同じ耳鼻咽喉科に進もうと考え、父が学んだ東京慈恵会医科大学で研修しました。実は感染症に興味があり、感染症内科に行こうかと思ったこともあったのですが、東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室の先輩方の、エネルギッシュにプライドを持って仕事に取り組む姿に刺激を受け、耳鼻咽喉科の中でも感染症が重要な要素を占める鼻副鼻腔領域を専門に学びました。先輩方の築いた地盤のおかげで、とても多くの手術を経験させていただきました。その中には手術前に治せたのではないかと思える患者さんも多く、そういう方のために医療の入り口であるクリニックで第一線の治療を行えたらと開業を決意しました。

今後の展望を教えてください。

地域のクリニックとしての役割を全力で全うしたいですね。例えば、外科的手術、入院をしたほうが結果的に早く改善すると考えられる場合や、より専門的な診療が必要な場合は速やかに適切な施設をご紹介することが大切です。患者さんに納得していただける丁寧な説明を行いながら、地域医療に貢献できるクリニックでありたいです。また、耳鼻咽喉科は比較的身近な診療科でありながら、ご自分で状況が見えない部分なので不安を感じることも多いでしょう。当院では「見せる診療」で患者さんに納得していただくことを心がけています。院内は車いすやベビーカーの方でも安心のバリアフリーで、キッズスペースもあります。何かあれば、お気軽にご来院ください。

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