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石垣 高志 院長の独自取材記事

いしがき耳鼻咽喉科クリニック

(大田区/武蔵新田駅)

最終更新日:2019/09/19

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武蔵新田駅から徒歩2分、ビルの1階に2019年2月に開院したばかりの「いしがき耳鼻咽喉科クリニック」がある。広々とした待合室にはお茶やコーヒーのフリードリンクが置かれていてキッズスペースもあり、ゆったり過ごせる空間だ。モニターに流れるのはテレビ番組ではなく数々の医療情報。「健康に関する情報を提供し、地域の皆さんが健やかであるように役立ちたい」という石垣高志院長の願いが込められている。和と輪を大切にし地域とつながることを重視しつつ、患者に寄り添うことを大切に診療している石垣院長に話を聞いた。
(取材日2019年6月18日)

患者に寄り添い、目で見て納得してもらう医療

恐竜のシンボルがとてもかわいらしいですね。

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クリニックのシンボルを作ろうということになった時に、私の息子が恐竜好きだということと、恐竜博物館に行った直後だったということもあって、妻が恐竜のキャラクターをデザインしました。恐竜は老若男女から好かれる存在。恐竜のようにたくさんの人に愛されるクリニックでいられるようにという願いが込められています。

この場所で開業した理由を教えてください。

私の実家が静岡県にあり、父が浜松で耳鼻咽喉科のクリニックを開業しています。医師になった当初は私も静岡に戻ろうと思っていたのですが、私自身東京で育ち、東京がなじみ深かったため、この場所で開業することにしました。武蔵新田は私が幼少期を過ごした場所で、東邦大学医療センター大森病院に勤務したことがあり、東京の中でも特に大田区に縁を感じていました。たまたま武蔵新田には耳鼻咽喉科が不足していたこともあり、自分の故郷であるこの地で地域貢献と感謝の還元をしたいと考え開業を決意しました。武蔵新田は気さくな方が多く、人情味あふれる街。患者さんとの距離感が近く、おしゃべりを楽しまれる方も多いです。

患者さんはどのような方が多いですか?

お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方がいらしています。このエリアは働くお母さんが多いので、有効に時間を使えるように、インターネットから行える予約システムを導入し、できるだけ待たずに診察が受けられるようにしています。実は大学病院に勤務していた頃から、患者さんの待ち時間が長いことに疑問を感じていました。予約システムで待たずに診療が受けられるだけでなく、待合室にはお茶やコーヒーのフリードリンクを用意し、少しでもストレスなく快適に過ごしていただけるように工夫しています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんに寄り添うことを心がけています。患者さんの置かれた状況や症例、状態はそれぞれ違います。患者さんのお話を伺いながら、それぞれの方にとってベストな選択ができるようにと考えています。耳鼻咽喉科はほかの科と違い、なかなか自分ではわかりづらい病気を抱えている特殊な科だと思います。患者さんにとってわからないことが多く、そのせいで結果的に悪化してしまったり、不安を抱えていたりという方もたくさんいます。そのため、診療室にある大型モニターを用いてなるべく見せられる部分はご自分の目で見てもらいながら、ご自分の体を理解していただくことを大事にしています。そうすることで、患者さんも納得して治療を進めることができると考えています。

CT機器を用い、精密な検査と病気の早期発見が可能

こちらのクリニックならではの設備について教えてください。

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CTとファイバースコープがあります。特にCTがある耳鼻咽喉科のクリニックは珍しいのではないでしょうか。大学で鼻の領域を専門としていたのですが、内視鏡で検査して「問題ない」とされていた方も、CTで調べると病気が見つかることが多かったため、早期に正確な診断をし、迅速な治療をするためにもCTは必要だと考え導入しました。また、当院ではファイバースコープを使ってお体の中の画像をお見せしながら診療しています。目で見て納得していただきたい、自分の状態を理解してもらいたい、見ることで不安を和らげてほしいという思いから、ファイバースコープを使った「見せる診療」を大事にしています。そのほか、当院には採血の血液検査機器とインフルエンザなどのウイルスの検査器を導入しています。どちらもすぐに検査結果が出るので迅速に調べることができます。

ところで、先生はどのようなきっかけで医師をめざされたのでしょうか。

祖父の代からの医師家系でして、自然と自分も医師を志すようになりました。しかし高校3年生になり進路を決める際、医師という責任の重い仕事を本当に自分ができるのだろうかと悩んだことがあります。その時、父に頼んで診療しているところを見学させてもらいました。患者さんに説明している父の姿や、父の話を聞いて安堵していく患者さんの表情を見ていて「やはり素晴らしい仕事だ」と実感。小さな頃から医療がそばにある環境で育った自分だからこそできる診療があるのではないかと思い、医療の道に進むことを決意しました。

その中でも耳鼻咽喉科を選択されたのはなぜですか?

北里大学で学んだのですが、卒業時には父と同じ耳鼻咽喉科に進もうと考え、父が学んだ東京慈恵会医科大学で研修しました。実は感染症に興味があり、感染症内科に行こうかと思ったこともあったのですが、東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉化学教室の先輩方の、とてもエネルギッシュにプライドを持って仕事に取り組んでいる姿を見て刺激を受け、耳鼻咽喉科の中でも感染症が重要な要素を占める鼻副鼻腔領域を専門に学びました。先輩方の築いた地盤のおかげで、とても多くの手術を経験させていただきました。その中には手術前に治せたのではないかと思う患者さんも少なからず存在し、そういう方のために医療の入り口であるクリニックで第一線の治療をできたらと考え開業を決意しました。

鼻を専門に学ばれたとのことですが、患者さんを見ていて気づくことがあれば教えてください。

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鼻水が出ている時に、それを受け入れてしまっているというか、放っておく方が多いと感じています。しかし鼻水も長引くと副鼻腔炎になってしまうこともありますし、鼻が悪くなることで中耳炎になる方もいます。もっと早く治療を始めれば短期間で楽に治せるのに、と思うことも多いです。鼻水が続くようであれば無視せず、一度相談に来ていただければと思います。

人に寄り添い、地域に貢献できるクリニックでありたい

印象に残っている患者さんのエピソードはありますか?

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現代医療では対処ができない患者さんが入院されたことがあります。気持ちだけでも寄り添うことを大切に接したところ、退院時にご本人とご家族から感謝の言葉をいただき、寄り添うことも大切な治療になるのだなと考えさせられました。以来、常に全力で寄り添うことを日々心に留めて診療を行っています。また、以前勤務していた病院の患者さんで遠方にお住まいの方が、開業後に当院のウェブサイトを探して連絡をくれたのです。私の寄り添う医療は間違っていなかったのだとうれしく思いました。

今後の展望や希望を教えてください。

地域のクリニックとしての役割を全力で全うしたいと思っています。具体的には外科的手術や入院をしたほうが結果的に早く改善すると考えられる場合や、より専門の医師の診療が必要な場合は速やかに適切な施設をご紹介するよう、適切な判断を迅速に行い、患者さんに納得してもらえる丁寧な説明を行いながら、地域医療に貢献できるクリニックでありたいと考えています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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耳鼻咽喉科は子どもからお年寄りまでかかれる身近な診療科でありながら、見えない部分なので不安を感じることも多いでしょう。当院では「見せる診療」で患者さんに納得していただくことを心がけています。院内は車いすやベビーカーの方でも安心のバリアフリーで、キッズスペースもあります。軽い相談でも結構ですので、何かあれば気軽にご来院ください。

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