中国から伝わった伝統医学をもとに、日本で発達した漢方医学。その漢方を用いた治療を行っているのが、阪急神戸線の夙川駅より徒歩約2分にある「しずかクリニック」だ。院長を務めるのは静貴生（しずか・たかお）先生。日本内科学会総合内科専門医であり、西洋医学・東洋医学ともに造詣の深い医師だ。「実は、高野山の寺院の長男なので僧侶でもあります。そんな私だからこそ、患者さんとの関わり方を追求していきたい」と穏やかに語る静院長。しかし、その瞳の奥には、人の「病」や「生」に対しての大いなる情熱があふれているように感じられた。

（取材日2019年7月1日）