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豊永 慎二 院長の独自取材記事

丸亀町クリニック

(高松市/片原町駅)

最終更新日:2021/10/12

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地域の再開発が進み、活気あふれる高松丸亀町商店街の一角で診療している「丸亀町クリニック」。院内の天井は高く、患者がリラックスして過ごせるよう、ホテルのような上質な空間が広がっている。待合室に並ぶ書籍にもこだわっていて、地元の書店と提携し、患者が飽きないよう定期的に入れ替えるなど、こまやかな配慮も欠かさない。そんな同院の院長を務めるのは、循環器内科を専門とする豊永慎二先生だ。病気の予防・早期発見・治療の3つを柱に、生活習慣病の診療や健康診断・人間ドックでの検査、心臓リハビリテーションをはじめとした運動指導に注力している。今回は同院の診療について、豊永院長にたっぷりと話を聞いた。

(取材日2021年5月31日)

こだわりの空間で「地域の寄合所」を実現

初めに、開業への経緯をお聞かせください。

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大学を卒業してからは、愛媛県や香川県のいくつかの病院に勤務し、専門である循環器内科の診療を行っていました。もともと私の父が開業医で、患者さんと丁寧に向き合う父の姿を幼い頃から見てきたこともあり、自然と開業を視野に入れるようになったんです。父の医院は兄が継ぎ、私自身も「地域の寄合所のようなクリニック」をつくりたいと思い、2019年1月にこの場所で開業しました。機械的に堅苦しい診療を行うのではなく、私やスタッフに気軽に声をかけていただくために、温かい雰囲気とホスピタリティーを持って患者さんと接することを大切にしています。この地域の方から「丸亀町クリニックに行けば元気になる」と思ってもらえるよう、今後も頑張りたいと思います。

クリニックづくりにあたって、こだわった点はありますか?

患者さんがリラックスして過ごせるように、天井を高く設計して、ホテルのロビーのような上質な空間を意識しました。また、クリニックの待合室にある本や雑誌がいつも同じものだと、面白くありません。少しでも待ち時間を楽しんでもらいたいとの想いから、置いている本にもこだわっています。地元の書店と提携し、飽きが来ないよう定期的に本を入れ替えてもらうのはもちろん、気に入ったものがあればその場で購入していただくことも。私自身も「どんな本が届くんだろう」と毎回楽しみにしていますし、当院ならではの特徴だと思っています。

感染症対策も徹底されているそうですね。

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受診された患者さんの検温とアルコール消毒を行うことに加え、院内には光触媒コーティングによる抗菌・抗ウイルス対策を行っており、ウイルス除去のために空気清浄装置とCO2センサーを設置しています。これによって、空気中の二酸化炭素濃度を自動的にモニタリングできるので、換気の目安にしています。また、患者さんに安心して受診していただけるよう、発熱者専用の外来枠を設けました。熱や倦怠感、咳などの症状がある場合は、一般外来とは離れた別の場所で診療するなど、感染症対策を徹底しています。

予防・早期発見・治療をキーワードに、健康をサポート

診療内容について教えてください。

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当院は、予防・早期発見・治療をキーワードに、一箇所ですべてを完結できるような体制を整えています。それは、高血圧などの生活習慣病を診る一般外来、病気を早期に見つけるための健康診断・人間ドック、心筋梗塞や脳卒中の治療の一環としているリハビリテーションで、この3つが診療の柱となっているのが最大の強みかもしれません。私の専門が循環器内科ということもあり、循環器疾患に特化した心臓リハビリテーションも実施していて、一人ひとりの状況に応じた運動プログラムによる再発防止に取り組んでいます。並行して看護師が栄養指導を行うことで、生活習慣や食生活の見直しにもつなげています。

特に「病気の早期発見」を重視されているそうですね。

東洋医学の考えに、健康ではないけれど病気でもない「未病」があります。当院では未病を見つけて、病気にならないよう早期に治療に移ることを大切にしています。例えば、通院中の生活習慣病の方には定期的に血液検査を実施していますが、消化器などを調べる検査は、患者さんの訴えがなければあまり行う機会がありません。循環器以外の疾患をフォローするのが難しく、症状の有無がわからなければ適切な紹介にもつなげられないので、まずは年に一度の健康診断を受けていただくようお伝えしています。治療のために毎回欠かさず受診していたのに、知らないうちに消化器疾患も患っていたとなると、患者さんはもちろん、私もショックを受けてしまいますよね。そうならないためにも、健康診断やがん検診、人間ドックを活用して、病気を早期に見つけたいのです。病気を見つける上で有用なCTも導入しているので、気軽に検査を受けていただければと思います。

健康的な生活を送る上でのアドバイスはありますか?

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健康は精神面に関係していることが多い、というのが私の考えです。特に現在の社会情勢においては、さまざまな制限から精神的ストレスが増え、それによって不健康な状態になっている人も少なくありません。例えば、なかなか外出できないために家で過ごす時間が多くなると、ストレスを感じて食べ過ぎてしまったり、運動不足による体重増加につながったりすることも。適度な運動をした後におなかが空くのと同じで、あまりにも運動していないときにも食欲増進ホルモンが分泌されてしまうのです。また、自宅での飲酒や映画鑑賞の時間が増えたことで、就寝時刻が遅くなっている現状もあります。大切なのは、6時間以上の睡眠時間を確保すること。さらに、朝起きたら少し散歩して、夜はスマホを見る時間を減らし読書などを通じてリラックスしながら過ごすと、良質な睡眠につなげられます。健康な生活を送るためには、良質な食事・運動・睡眠が欠かせないのです。

地域医療を担う立場から「医・食・住」に取り組む

先生の診療ポリシーは何ですか?

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私は、患者さんの症状を聞いてお薬を出すことだけが診療だとは思っていません。診療中の些細な会話を重視し、一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合い、治療を前向きに捉えてもらい笑顔で帰宅していただく。それこそが、私が大事にしている診療ポリシーです。差し出がましいかもしれませんが、「当院に来てくれた患者さんの不安を取りのぞいて元気にすること」が、われわれの使命だと思っているからです。患者さんが元気になる姿を見ると、私やスタッフたちもうれしくなり、元気になります。そうしたプラスの連鎖を絶やさずに、これからも続けていきたいですね。

院内で勉強会も開催されているそうですね。

当院にはさまざまな職種で非常勤1人を加えた計11人のスタッフが在籍していて、それぞれが各分野の専門家です。そんなスタッフたちが毎月主体的にテーマを決めて、院内勉強会を開催しています。現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなか開催できずにいますが、当院の恒例イベントでもあるんですよ。また、月に一度「スタッフの会」を設けて、診療に関する困り事や今後新しく取り組みたいこと、感染症対策、ワクチン接種などについて、多様な視点でざっくばらんに話し合っています。毎日の朝礼ではコミュニケーションを目的に、誰か1人が順に1分間スピーチをしてもらっています。テーマは自由ですが、10人集まればまさに十人十色。初めて知ることもありますし、各職種の情報を広く交換できるため、私自身も勉強になっています。

今後の展望をお聞かせください。

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地域医療を担う開業医やクリニックというのは、町づくりの一環に該当すると私は考えています。ですから、高松市が掲げているCCRC構想にしっかりと参加して、医療機関として医療・介護の提供に努め、「医・食・住」に取り組んでいきたいと思っています。そして、高齢の方が住み慣れた場所で自分らしく過ごせる、そんな地域づくりのサポートをしていきたいですね。皆さんの幅広いニーズに応えられるよう、日頃からコミュニケーションを重視し、できることは積極的に取り組んでいきますので、些細なことでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック(スタンダード)/4万4000円~

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