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中村 隆宏 院長の独自取材記事

ときわ駅前なかむら眼科

(京都市右京区/常盤駅)

最終更新日:2024/06/27

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科 main

京福電鉄北野線の常盤駅からすぐの場所に位置する「医療法人社団 ときわ駅前なかむら眼科」。院長の中村隆宏先生は、出身であるこの地で医療貢献がしたいという思いで2018年に開院。日帰りの白内障手術においては、大学病院レベルの設備・機械を導入し、安全に配慮し適切な手術をめざす。患者へのきめ細かな気配りにも重きを置いた信頼されるクリニックを志し、近隣に暮らす幅広い年齢層の人々の診療にあたる。白と茶を基調とした落ち着きのある院内は、ところどころに間接照明を取り入れた居心地の良い空間。季節に合わせたフラワーアレンジメントや窓ガラスの装飾など、患者に快適に過ごしてもらうための工夫が随所に散りばめられている。中村院長に、開院して5年たつ中での手応えや、注力している治療分野、医療理念などを聞いた。

(取材日2023年6月29日)

日帰り白内障手術を柱に、頼られる存在をめざす

開院から間もなく5年となりますが、クリニックは地域にとってどのような存在になっていると感じますか?

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科1

当院を訪れる患者さんは近隣に暮らす方が多く、年齢層は0歳から100歳まで、実に幅広いです。それぞれの年代の目の病気に合わせて適切な医療を提供するよう心がけています。ありがたいことに多くの皆さんに頼っていただいているという実感が湧いています。また、患者さんの中には、眼科分野以外のお話をされる方が結構います。例えば腰が痛いとか、ご家族の話題などです。やはり、いろいろおしゃべりしてくださるとうれしくなりますね。勤務医時代は基本的に目を専門に診ていましたが、今は患者さんのお人柄などを含めた、その方の全体を診ることができる環境にいるなと感じます。僕自身も患者さんとの会話を充実させるために、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、副鼻腔炎など、眼科以外のことについても勉強するようになりました。

日帰りで受けることができる白内障手術について教えてください。

専用の部屋を設けて手術を行います。昨年、大学病院などで使われているような先進の機械を新たに導入しました。技術的な面でも処置がしやすくなりましたし、手術時間の短縮にもつながっていると感じています。当院では眼科手術に対する姿勢として「心得の7ヵ条」を打ち出しています。その一つに「患者さんが安心できる雰囲気づくりを心がけなければならない」というものがあるんです。この実現に向けて意識的に行っていることは、患者さんに対する積極的な声かけです。患者さんにとって目の手術というのは、怖さや不安、緊張感のあるものですよね。だからこそ絶えず安心できるように、何か処置を行うときは、その前に必ず声をかけるようにしています。例えば消毒するにしても、「ちょっと冷たいものが入りますよ」というだけで、心構えができますよね。引き続き、その心がけを大事にしていきたいです。

手術を行う上で大切にしていることはありますか?

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科2

第一優先は「安全に配慮して手術すること」だと考えています。例えば所要時間を短くするために慌てて処置するという行為は、本末転倒ですよね。結果的にスムーズに手術ができたら短時間で済みベストではありますが、何より大切なのは安全に配慮すること、この一点に限ります。また当院では、医師である僕から、患者さんへ白内障手術を積極的に勧めることは緊急を除いて基本的にありません。たとえ患者さんに白内障があったとしても、今の日常生活で見え方に何か不自由はあるかどうかという点を大事にしています。不自由がないのであれば、手術は行いません。手術を選択するのは僕ではなく、患者さんご自身です。一人ひとりの意思を尊重した対応を心がけています。この考えは開院以来、一貫して守っています。

開院当初から一貫した医療理念で患者に寄り添う

白内障手術のほかに力を入れている治療について教えてください。

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科3

当院を訪れる患者さんのお悩みで最も多いのは、ドライアイと眼精疲労です。僕は大学病院などで角膜を専門に臨床経験を積んできましたので、その経験を生かした診断のもと、患者さんの症状に合わせて適切な治療にあたります。また、近年明らかに子どもの視力が悪くなっていることを実感しています。若い頃からスマートフォンを持つようになったことなど、時代に伴う理由が大きいかと思います。子どものいる親御さんへは、スマートフォンやタブレット端末を使う場合の注意点やアドバイスを伝えるなど、日常生活において役立つ情報提供を心がけています。さらに、現在の少子高齢化社会の中で、中途失明の原因となっています緑内障や加齢性黄斑変性などの疾患に対しても、適切な検査機器を用いて診断・治療を行っています。

医療理念について教えてください。

僕は開院当初から「安心と信頼の追求」という医療理念を抱き、診療にあたっています。例えば、自分が患者として近所のクリニックに行ったとき、どんな場所であれば安心できるのかということを考えると、僕だったら「先生に気を使うことなく、何でも話せるところが良いな」と思います。また、安心できる環境は、クリニックの環境に清潔感が伴うと思います。ですので、きちんと掃除がされていることも大事ですね。さらに、医師が患者さんに対してどれだけ治療に関する良いアドバイスをしたとしても、信頼されていなければその言葉は響きません。つまり、また来ていただくことは難しくなります。このようなことを周りの環境にぶれずに考え続けることが、「京都で眼科といったら当院」とイメージしてもらえるようなクリニックづくりにつながると考えています。

医療理念を持ち始めた開院当初について教えてください。

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科4

医師になってしばらくたった頃、さまざまな経験を積んできたという実感はありましたが、一方で開業医となると、これまでやってきたことではない、経営などの新たな要素が必要になってきます。ある意味「1年生」なんですね。だからこそ僕は、経営のことに関して開院前にものすごく勉強しました。専門書を買って、ボロボロになるまで読み込んだんです。また、周囲にたくさんのクリニックがある中、当院では何を核にしていこうかと模索を続けました。そうしてたどり着いたのが、先ほどご紹介した「安心と信頼の追求」という医療理念でした。

スタッフ一丸となり、安心と信頼を追い求める

クリニックで働くスタッフの皆さんについて教えてください。

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科5

僕のほかに、14人のスタッフが働いています。看護師が2人、視能訓練士が6人、眼科スタッフが6人です。20代前半から50代まで幅広い世代が一緒に勤務しています。僕からスタッフに常に伝えているのは「患者さんに対しても、他のスタッフに対しても、優しいクリニックをつくろう」ということです。患者さんに優しく接するためには、スタッフ一人ひとりに余裕がないといけません。そうなると、スタッフ同士の人間関係は円滑である必要がありますよね。違う年代のスタッフ同士、意識的に働きやすい環境をつくっていくことを大切にしています。おかげでみんな仲良くやってくれていますよ。

クリニックの雰囲気はいかがですか?

例えば、当院の待合室には大きな窓ガラスがありますが、ハロウィーンやクリスマスなど季節のイベントに合わせて、スタッフが飾りつけをしてくれています。「この装飾、とてもきれいね」と喜んでくださる方も多く、楽しい空間づくりができているように思います。また、これもスタッフが自ら提案したことですが、患者さんへお出ししている飲料水の入った紙コップに手書きのメッセージを施すようにしています。こうしたスタッフの小さな心遣いが当院の雰囲気をつくっているなと感じますね。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

中村隆宏院長 ときわ駅前なかむら眼科6

安心と信頼を追い求めるためには、どういう行動をすれば良いのか。僕もスタッフも、常に考え続けています。患者さんに満足いただける診療を受けていただく環境を整えること、そして、京都の眼科といえば当院と思っていただくこと。僕たちのめざすべき行動や患者さんへの接し方は、すべてそこに行き着きます。これからもさまざまな形で患者さんと向き合っていきたいと思っていますので、何でもお気軽にご相談ください。

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