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久津間 弘和 院長の独自取材記事

くつまこどもクリニック

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2024/09/17

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック main

たまプラーザ駅から徒歩3分の「くつまこどもクリニック」は、「自分の子どもを連れていきたいクリニック」を目標に、2児の父でもある久津間弘和院長が2018年に開業。以来、一人ひとりに合った診療や病気の早期診断、わかりやすい言葉を用いた説明を心がけるほか、発育や発達の相談にも対応。「患者は自分の家族」という姿勢をモットーに、なんでも相談できる温かいクリニックをめざしている。笑顔が素敵な久津間院長に、診療方針や子育てに奮闘する同世代の親子への想いなどを聞いた。

(取材日2024年6月20日)

「自分の子どもを連れていきたいクリニック」をめざす

まずはクリニックの特徴からお聞きします。

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック1

「自分の子どもを連れていきたいクリニック」をめざして立ち上げました。一般小児科の診療に加え、乳幼児健診や予防接種にも専用枠を設けて対応しています。小児科には感染症の子も来れば、喘息や花粉症などで元気だけれど薬が必要という子もきます。元気な時にはできるだけ病気の原因に近づけたくないというのが親心でしょうから、感染が疑われるお子さんの隔離室に加え、病気のないお子さんにご利用いただけるクリーンルームも設置。院内動線をできる限り一方向に限定して感染症対策に取り組んでいます。また、楽しく来院してもらうことが、お子さんにも、親御さんの負担を軽くするためにも大切だと考え、森をイメージしたワクワクするようなインテリアに。通路やトイレの広さにもこだわり、ベビーカーや車いすでもスムーズに移動できるバリアフリーとしました。

診療方針をお聞かせください。

勤務医時代の恩師から「患者さんは自分の家族と思おう」と言われたことが、今も私の基本姿勢となっています。目の前にいるお子さんが自分の子どもだとすれば、「注射は痛いけど、大切なことだから頑張ろうね」といった一言も自然にかけられるものです。また、親御さんは今何が不安で、どういう説明を聞きたいか、どんな医師に診てほしいかを常に考えて診療しています。私自身、2児の父親となり、育児の大変さや、子どもが病気になったときの親の不安な気持ちに気づくことがたくさんあります。小児科の医師でありながら、わが子の発達に不安を覚えたこともありました。1人目と2人目、男の子と女の子では悩みも変わってくることも実感する日々です。ただでさえ家事・育児で大変な中、看病まで加わるわけですから、このクリニックに来て良かった、ここに相談して安心したと少しでも思っていただけるようなサポートを心がけています。

診察で気をつけていることはありますか?

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック2

一人ひとりに合った診療でできる限り早期に診断をつけ、わかりやすい言葉で説明することです。中でも気をつけているのが、これからお子さんに起こるであろう症状をしっかりと説明すること。事前に親御さんに心構えをしていただくことが大切なので、どういう状態になったら受診が必要かなど、注意して観察すべきポイントを必ずお伝えするようにしています。そうはいっても、何かあったときすぐに身動きが取れない場合もあります。ですので、慌てずに、まずは電話でもいいので連絡してください、とお願いしています。家族の中で一人でも具合が悪いとみんな気持ちが落ち込むし、心配になるし、不安になります。そのような気持ちを少しでも払拭できるようサポートできればと思います。

子どもたちの成長を、ともに見守るサポーターとして

わかりやすい説明のために工夫されていることは?

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック3

その時は理解したつもりでも、自宅に戻ると忘れてしまうということは、誰にでもよくあることです。当院では少しでも助けになるように、疾患についてわかりやすく解説したプリントをお渡しします。インターネット上には間違った情報もあふれていますので、正しい情報をお伝えしたいという思いからご提供しています。また、診療方針の一つである「早期に診断をつけること」を実践するために、迅速検査で判断できる疾患には積極的に検査を行っています。その上で、検査結果のどこを見て、良い悪いと判断しているのかを説明します。例えば、血液検査の場合、どの値に注目しているのか、値をどのように評価しているのかが簡単にわかる結果表をお渡しし、説明を徹底しています。

発育・発達の気がかりも相談できるとか。

病気の診療と並び、健全な発育・発達を見守り、必要な育児上のアドバイスを提供することも小児科医の大切な役割です。病気の時に限らず、気がかりがあれば気軽にご相談いただきたいと思っています。「体が小さい」との相談では、成長曲線を目安にバランス良く成長していれば経過観察で問題ないと思われますが、まれにアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や心疾患が原因となっているケースがあります。発達で圧倒的に多い「言葉が遅い」という相談では、相談を受けた時点で診断がつくケースはまれで、多くが経過観察となります。発育・発達は個人差が大きく、過ぎてしまえばなんでもなかったということがほとんどです。しかし、早期介入が子どものためとなるケースもあるので、小児科と一緒に成長を見守るというスタンスで、気がかりの段階からご相談いただければと思います。

力を入れている診療はありますか?

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック4

予防接種を積極的にお勧めしています。予防接種の目的は「うつらない、うつさない」です。ワクチンで予防している病気の多くが、かかると治療法がない、重症化する、後遺症が残る心配のある病気です。予防接種はそれらの病気にかからない、かかっても重症化しないようにするために大切なものです。当院では複数のワクチンを打つ同時接種を推奨しています。お子さんにとっては少しつらいですが、ある程度言葉がわかる年代のお子さんには、なぜ必要なのかを説明すると、理解してくれる子もとても多いんですよ。スケジュールも悩まないようサポートします。ワクチン接種と乳児健診は、経験豊富な小澤礼美先生にもご協力いただいています。私が自分の子どもを診てもらいたいと信頼を置く医師なので、心配なことがあればなんでもご相談ください。

頑張りすぎないで、病気に限らず気がかりは相談を

先生が医師を志したきっかけは何だったのでしょう。

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック5

実家が薬局だったので、小さい頃から患者さんが薬をもらいに来られるなど、医療が身近な環境で育ち、自然と医師の道を志したように思います。13歳の時に虫垂炎で入院した際、主治医がとてもかっこ良く輝いて見え、本気で医師を志すようになりました。学生実習で小児病棟を回った時、闘病中の子どもたちの姿を目の当たりにし、なんとか力になりたいと思い小児科の道に進みました。小児科は「良くなったね」と言ってあげられる回数が多い診療科ですし、何よりも子どもの成長を見守っていけることが楽しく、とてもやりがいを感じています。

ホームページでは情報発信も積極的に行っていますね。

患者さんの感染症情報を1週間ごとに発信しているのですが、これができるのは優秀なスタッフのおかげなんです。手足口病、溶連菌などの患者さんの数を自発的にカウントし、集計した情報を渡してくれるので、この地域で今どのような病気が流行しているかが把握できます。小児科発の新しい情報を発信することで、親御さんは警戒することができますし、病名の予測がある程度つくと対処法がわかるので、私もより具体的なアドバイスができるわけです。意識が高いスタッフばかりで、子育ての先輩でもあり逆に教わることも多いです。また、当院にいらっしゃる子どもたちがすてきな絵やメッセージをおうちで書いて持ってきてくれるので、ホームページに「こどもたちのギャラリー」も設置しています。院内にも飾っている私の元気の源です。ぜひこちらもご覧ください。

読者にメッセージをお願いします。

久津間弘和院長 くつまこどもクリニック6

育児は本当に大変で、皆さん精いっぱい頑張っていらっしゃいます。頑張りすぎる傾向のあるパパ・ママには、「それ以上頑張りすぎないで」とお伝えしたいです。親になって実感するのは、子どものことで心配にならない親はいないということ。とはいえ、心配しすぎて冷静な判断を失ってしまうようなことがあっては、かけがえのないお子さんとの時間を心から楽しめなくなってしまいます。病気の際はもちろん、発育・発達の気がかりや育児の悩みも気軽にご相談いただき、一緒に子どもたちの健やかな成長を見守っていきたいと考えています。多くのスタッフが育児経験者である当院では、全員が「患者さんは自分の家族」という思いで接しています。お子さんをお連れになる親御さんも同様です。身近な子育てサポーターとして、ぜひご活用ください。

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