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輿水 健治 院長の独自取材記事

神楽坂D.S.マイクリニック

(新宿区/牛込柳町駅)

最終更新日:2022/09/06

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック main

新宿区の中でも歴史に由来する町名が多く残る牛込地区で、2003年から地域に根差した医療を続ける「神楽坂D.S.マイクリニック」。同院は2022年のリニューアルで、待合室や診療室といった外来診療のエリアが一新され、さらに利用しやすくなった。これと同時期に就任した輿水(こしみず)健治院長は、「外来診療と訪問診療の両面から地域の医療に貢献したい」と話す。「当院の外来診療は、診療科目に関わらず『何でも相談できる近所のお医者さん』が目標。併設の訪問看護ステーションとの密接な連携で質の高い訪問診療もご提供します」。輿水院長も整形外科や救急医療をはじめ多様な経験を積み、幅広い診療に対応できるのが強み。同院の診療の特色、地域医療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2022年7月29日)

外来診療と訪問診療の両面から地域に貢献する

輿水先生は2022年4月に院長に就任されたと伺いました。

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック1

ええ、これまで以上に地域に密着し、多くの皆さんに気軽に相談していただけるクリニックをめざしています。2022年に院内もリニューアルし、来院される患者さんが落ち着いて診療を受けられる環境が一層整いました。私は地域の基幹病院や大学病院に在籍し、麻酔科、整形外科、脳神経外科、救急医療、重篤な患者さんを全身的に診る集中治療、スポーツチームに同行して行う医療サポートなど、多方面から医療に携わってきました。ただ、その根底には常に「目の前でお困りの患者さんを救いたい」との思いがあり、いずれは地域密着のクリニックで診療に従事したいと願っていました。今回、ご縁があって当院の院長になれたことで、今後は地域のかかりつけ医として自らの経験を生かし、皆さんのお役に立ちたいと考えています。

クリニックの特色を教えてください。

当院は、外来診療と訪問診療で地域のニーズに応えるクリニックで、外来の診療科目として内科、外科、整形外科、脳神経外科などを開設しています。風邪や腹痛のような一般的な症状のほか、高血圧や糖尿病をはじめとした生活習慣病の管理、高齢の方に多い腰や膝など体の痛み、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、子どもの外傷にも対応できます。また、院内に設置したけん引器を用いて、痛みや症状の緩和をめざしてリハビリテーションも指導し、薬だけに頼らない治療をめざしています。内科と整形外科の両方で受診されるケースも多いですし、普段は生活習慣病で通われている方がご自身の健康に不安を感じたときなど、診療の際に一緒に話されても構いません。診療科目に限らず、かかりつけ医として幅広くご利用いただければと思います。

診療を始められた感想、今後の目標などを教えてください。

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック2

大学病院には16年ほど在籍しましたが、後半は副院長も兼務し、医療現場より管理業務の方が増えていたのです。それもやりがいのある業務とはいえ、私自身は患者さんを診たいという思いが強く残ったままでした。そうしたとき、当院の院長にというお誘いをいただき、熟慮の末、大学病院の定年1年前に退職して当院に移ることにしました。当院では久しぶりに医療現場が中心で、患者さんからいろいろな相談をいただくようにもなり、私がめざしている「何でも相談できる近所のお医者さん」の理想に少し近づいた感じがします。今後は、必要なときに患者さんを地域の医療機関に紹介し、治療後は当院に逆紹介していただいてフォローする地域連携を強めるのが目標です。そのためには実直に診療し、紹介・逆紹介を積み重ねて、患者さんや医療機関からの信頼を得たいと思っています。

訪問看護ステーションとの連携で質の高い在宅医療を

訪問診療にはどのように対応されていますか?

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック3

訪問診療は当院の外来診療の時間以外、具体的にはお昼を挟んだ休診時間で対応しています。訪問に伺うのは私と非常勤の医師、および訪問看護師で、地域にお住まいの方のご自宅のほか、近隣にある高齢者施設が対象となっています。私は大学病院で救急医療に従事しながら、15年近く週1回のペースで当院の非常勤医師を務め、訪問診療などを担当していました。その時に診ていた患者さんの中には、現在も継続して診ている方もおられますし、外来診療と訪問診療の両面から地域の患者さんをサポートできるのは本当にやりがいがありますね。

訪問診療でのこちらの強みを教えてください。

当院併設の訪問看護ステーションが同じ建物内にあるため、患者さんについての情報共有が早く正確で、ケアマネジャーや介護のスタッフとの連携もスムーズな点は強みの一つだと思います。新たに担当する患者さんに対しては、看護師から多職種が参加する症例検討会の開催を促してくれ、その方の医療・介護の目標を活発に話し合うなど、多職種でサポートする体制が充実しています。加えて、在宅医療は患者さんの容体急変などに24時間対応する必要がありますが、当院では訪問看護ステーションでかなりのレベルまで適切に判断でき、対応もスピーディーです。また、私が長く救急医療に従事し、内科・外科を総合的に診療できるのも、訪問診療や往診での強みといえるでしょう。麻酔科や集中治療の経験もあり、将来的にご自宅で呼吸器管理が必要な患者さんを診ることも可能です。

地域に対して取り組まれたいことはありますか?

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック4

私はスポーツが好きで、整形外科も診療していたので、高齢になっても健康を維持するためのスポーツに関する情報をご提供したいと考えています。といっても選手がやるような激しいトレーニングではなく、例えばテレビの体操番組を見ながら体を動かしたり、ゆったりした動きのスポーツだったり、無理なくできるものをお勧めしたいですね。先日は季節に応じた健康情報をお知らせするため、当院主催で熱中症対策の教室を行ったのですが、適切な運動で血糖値や血圧の低下につながることも知られていますし、今後は体操教室なども開催できたらいいですね。治療から一歩進んで、病気にならないための予防医学に地域の方と一緒に取り組み、皆さんの健康寿命を延ばせたらと考えています。

「目の前の患者を救う医療」で地域に貢献したい

医師をめざされたきっかけやご経歴などをお聞かせください。

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック5

高校時代は理系が得意で、工学部や理学部など進路を迷っていたところ、親戚から医師になるよう勧められて医学部に入学しました。卒業後は麻酔科を専攻し、母校の大学院で学んだ後、大学病院の麻酔科を経験。その後、埼玉県南部にある地域の基幹病院に医局から派遣され、麻酔科の技能を期待されて、重篤な患者さんを診る集中治療チームに抜擢。充実した毎日でしたが、集中治療室で術後の患者さんを診ているうちに、自分が手術をする側として治療に携わりたいと思い、外科治療への興味が湧いてきました。そして集中治療で親しくなった脳神経外科の先生の仲介で、同院の脳神経外科に移ることに。何年か過ごした後、病院が地域の救急医療部門を開設することになり、責任者の一人として立ち上げから携わりました。

その後は救急医療が中心となったのでしょうか?

ええ。目の前の患者さんを救う救急医療への憧れがあり、全身管理を行う麻酔科を選んだのも、いずれ救急医療に役立つと考えたからです。「断らない救急医療」を目標に救急部門が稼働すると、救急車の受け入れ件数も急増し、地域の確かなニーズを実感しましたね。また、日本で救急救命士の認定制度が始まる時期とも重なり、地元の救急隊員を対象に勉強会を開くなど、病院到着前から患者さんの命を救う体制づくりに取り組むこともできました。さらに、救急医療を通じて埼玉県の大学病院の先生方と知り合い、三次救急を手がける大学病院の救命救急センターに移籍。重篤な患者さんを中心に診る救命救急センターで、「最後の命の砦」という緊張感と充実感を経験できました。その後、2022年に退職して当院の院長に就任したのです。

今はお休みの日をどう過ごされていますか?

輿水健治院長 神楽坂D.S.マイクリニック6

大学病院の救命救急センターは24時間対応のため、夜間勤務もあるシフト制だったのが、決まった時間に寝て起きる規則正しい生活になりました。基本的に週末は休みで、友人と一緒にゴルフを楽しむことも多いですね。大学病院に移る前はマラソンを長く続け、市民大会にも出場していたので、機会があればそちらも再開したいと思っています。また、最近は孫ともよく遊ぶのですが、そのうちの一人がサッカーや空手に興味を持ってくれて、スポーツ好きの私とも話が合い、楽しい時間を過ごせています。家族はどちらかというと音楽や読書などが好きなので、ようやく話し相手ができたように感じています(笑)。

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