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蔡 栄美 院長の独自取材記事

ちぇ整形外科リハビリテーションクリニック

(箕面市/箕面駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急箕面線・箕面駅から徒歩8分にある「ちぇ整形外科リハビリテーションクリニック」は大阪医科大学卒業後、大阪大学医学部整形外科に入局した蔡栄美(ちぇ・よんみ)院長が開院した。大阪発達総合療育センターやりんくう総合医療センターなどの総合病院に勤務して手術や診療経験を重ねた蔡院長はドイツ留学の後、市立池田病院で副部長を務めるなど整形外科の医師として研鑽を積んできた。日本整形外科学会整形外科専門医および身体障害者福祉法指定医の資格を持ち、手外科の分野や関節リウマチ治療、治療で用いる義肢装具にも詳しいという蔡院長のもとには、専門的な診療を求めて日々多くの患者が訪れる。女性の整形外科の医師として奮闘を続ける院長に、診療のモットーや専門分野について話を聞いた。
(取材日2019年4月4日)

女性医師らしいこまやかさで、患者目線の診療を

開業までの経緯を教えてください。

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保育園を経営していた母の影響で女性でも自立して生きていける仕事に就きたいと思っていました。曽祖母も含め8人の大家族で育って、人と話すことやコミュニケーションを取ること、さらに語学の勉強が好きだったので当初はそれを生かした職業に就くことを考えていましたが、母から薬剤師になることを勧められました。ただ薬剤師よりは医師の方がより一層人と接する機会が多いだろうと思い、医師になることにしました。大学卒業後は人工関節に特化した病院で研修を受け、その後、小児脳性麻痺の病院や骨折を含む外傷と手外科のトレーニングと勉強を開始しました。同じく医師である夫の留学に同行してドイツ留学を経験し、帰国後市立病院で副部長を務めましたが、子育てがひと段落したタイミングで開業を決断しました。

クリニックの患者層について教えてください。

ご高齢の方が多い地域なので、患者さんの年齢層は高めです。男女比は半々でしょうか。ご高齢の方に加え、近隣の幼稚園や保育園のお子さんがケガされた時にいらっしゃったりすることもあります。最近はリウマチで悩んでおられる方が多く来院されていますね。リウマチは早期発見・早期治療で予後の結果が変わるといわれていますが、自覚症状が乏しかったり、血液検査でも異常が少なかったりすると診断が難しい場合もありますが、ガイドラインに沿ったしっかりした治療を心がけています。特に継続した治療が必要な関節リウマチでは患者さんとの信頼関係が大切だと思っていますので、コミュニケーションを密にとって治療を行っています。

リウマチの他にはどのような訴えで来院される患者がいらっしゃいますか?

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腰痛や膝痛、肩凝りなどの一般整形外科の症状を訴えられる患者さんも多いですね。私は手外科といって手の整形外科疾患においても診察や手術の経験を積んできましたので、手の症状で来院される患者さんもいらっしゃいます。加えて、女性医師ということで、股関節や肩、尾骨など診断の際に服を脱ぐことに抵抗のある方が、クリニックのホームページで調べて来院されることもあります。女性の整形外科医師は少ないので、女性ならではの視点で患者さんに寄り添った診療提供をめざしています。

手の外科分野でも専門性にこだわった診療を提供

蔡先生の専門である手外科についてもう少し教えてください。

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整形外科というと力仕事のイメージがありますが、手外科は手術を座って行うことが多く、顕微鏡で神経をつないだり、小さな指の骨折を治したり、また、手は人目に触れることが多いので創部が目立たない配慮が必要になってきます。患者さんの体質によってはケロイドになりやすいこともあるため、抜糸後もサージカルテープで固定したり、専用の外用剤を使用するなどしっかりと指導を行います。手外科は整形外科の中でも専門性が高い分野ですので、勤務医時代にも多くの整形外科開業医の先生から紹介された患者さんを診察してきました。その経験をクリニックの診療にも生かしています。

手外科以外にも力を入れていることはありますか。

当クリニックでは、リハビリテーションにも力を入れ、積極的に行っています。勤務医だった頃、大きな病院ではリハビリテーションを行うのは入院患者さん中心で、外来の患者さんに対するリハビリテーションが手薄だと感じていました。リハビリテーションが受けられる場所がなく困っている患者さんも多いのではないかと感じ、リハビリテーションを希望する外来患者さんの受け入れは、開業動機の一つになっています。

クリニックの診療体制について教えてください。

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当院は夕診がない分、13時半からの午後診を行っております。その時間帯は診療所や病院などは診療時間外となっているため、子どもさんが午後にけがをされた場合助かる、という声を多くいただいております。普段は整形外科医である私が一人で診療を行っておりますが、毎月第3土曜は脳外科の医師による脊椎や頭痛専門外来も実施しています。認知症診断や脳血管障害の相談も行っていますので、気になることがあればぜひご相談ください。リハビリテーションでは2人の常勤理学療法士が、主に運動器のリハビリテーションを行っております。野球経験者の理学療法士が在籍しているため、小児の野球ひじなど、スポーツによる障害にも対応可能です。クリニックで訓練を行うだけなく、自宅でも継続してできる運動指導も重視しています。健康体操教室なども実施して、患者さんの意欲やモチベーションアップにつながるよう日々試行錯誤しています。

良心的な診療をモットーに、患者の負担軽減に努める

診療の際に心がけていることやモットーはありますか?

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優しく親身な診療を心がけています。積極的に症状を訴えてくれる患者さんから、遠慮しながらお話しくださる方まで、患者さんそれぞれに合わせたコミュニケーションを大切にしています。私自身も年齢を重ねて病院を受診する立場になると、医師に聞きづらいなと感じることもあるので、診療の最後には「何かほかに気になることはありますか?」と聞くようにしています。あらゆる点において良心的な診療をモットーにしていますが、例えば費用についても患者さんの負担が軽くなるよう意識したり、高額になりそうな治療なら事前に患者さんと相談するよう心がけています。

診療以外にもこだわっているところはありますか。

実は院内設計や設備にもこだわっています。スタッフ同士のコミュニケーションが図りやすいよう院長室はなくして、スタッフの休憩室を充実させました。また私も含めて子育て世代のスタッフも多いので、子どもの急な病気に対応できるよう休憩室は和室を採用しています。患者さんが利用するリハビリテーション室や診察室は優しい色合いにし、長く座っても患者さんの負担にならないよう椅子もパイプ椅子ではなくソファーを置いています。エックス線検査も被ばく量の少ない、精密な機材を採用していますので今までは骨折なのかひびなのか迷うような症例でもクリアに映るようになりました。患者さんのためになると思い奮発して設備投資しました。

骨粗しょう症の検査にも注力しているそうですね。

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圧迫骨折による腰の変形や、寝たきりの状態を防ぐためにも骨粗しょう症の予防は非常に大切です。骨密度を測定し、異常がある場合は採血をし、必要があれば治療を始めますが、骨粗しょう症になってから気をつけるのではなく食生活や運動などできるだけ早い段階から予防に取り組んでほしいと思っています。実は私自身も骨密度を測ってみたら、思いの外低くて驚きました。当院は先進の測定機を導入しておりますので、女性ホルモンが低下してくる閉経前後である50歳を機に一度骨密度を測ってもらえたらいいなと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当クリニックは、いらっしゃっただけで病気に対する不安が和らぎ、元気になってもらえるようなクリニックをめざしています。そのためにも、患者さんが自宅にいるときのような落ち着いた気持ちになれるよう住宅をイメージした内装にしています。こんなこと聞いてもいいのかな、こんな検査をしたいな、こういう治療は嫌だな、ということがございましたら遠慮なくお話しください。また、セカンドオピニオンとしてご利用される方もいらっしゃいますので、まずはお気軽にご相談ください。

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