環境や体制を整えて患者のニーズに対応
チームで取り組む予防歯科

クリーニング技術を高め、環境や体制面で患者のニーズに対応。「ぜひ受けたい」と思える予防歯科をめざす

Q先生が診療する上で大切にしていることはなんでしょうか？

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▲患者一人ひとりに合わせた治療法を提供

患者さんがリラックスできる環境を整え、患者さんが納得できるような診療を心がけています。私はいつも「自分ならどのような診療を受けたいか」と考えているんです。やはり清潔な環境のほうが好ましいですし、歯科医師やスタッフには笑顔で接してほしいですよね。治療でも、「この症状ならば、この方法が良いのではないか」と思うものをまずは提案します。その上で、患者さんの性格やライフスタイルに合わせてカスタマイズしていくんです。こちらの意見を無理に押し通すことなく、臨機応変に。医学的な情報はお伝えしながらも、患者さんが「受けて良かった」と思える診療を提供できるよう努めています。

Q長年「かかりつけ医」として通う患者さんも多いのですね。

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▲外からの光が差し込む明るい診療室

当院は私の父が開業したクリニックで、父の代から通われている方もいらっしゃるんですよ。引っ越しや仕事でこの辺りに来られて、そこから長く通われている若い世代も多いですね。四谷三丁目駅から徒歩1分という立地も通いやすいのかもしれません。多様なニーズにお応えできるよう、虫歯・歯周病などの一般歯科に加え、義歯やインプラント治療、最近需要の高いホワイトニングにも対応しています。患者さんがいらしてくれるからと守りに入らず、常に新たな機器や治療にアンテナを張っていますよ。今年は新たなレーザー治療機器を導入し、口内炎や嚢胞の治療の精度向上に役立てています。

Q予防歯科に注力されていると伺いました。

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▲患者がリラックスした環境で行うクリーニング

はい。当院ではクリーニングにもこだわっており、1回目は下顎、2回目は上顎、3回目は最終チェックと、3回かけて入念に仕上げていきます。時間はかかりますが、半年ごとの通院で済み、口腔内を良い状態に保つことが望めますよ。クリーニングというと「歯科衛生士が担当するもの」というイメージがありますが、当院では私も歯科衛生とともに予防歯科に取り組んでいます。歯科衛生士は優しくリラックスできるようなクリーニング、私は治療目線での徹底したクリーニングと、それぞれめざしている特徴があるんです。患者さんの性格や好みによって適した方法は異なりますし、これもまた患者さんの満足度につながっているのではないかと思います。

Qスタッフの活躍もクリニックを支えているのですね。

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▲スタッフのワークライフバランスも重視

現在、歯科衛生士によるクリーニングは火曜と金曜で受けつけていますが、患者さんの中には歯科衛生士を指名される方もいらっしゃるんですよ。クリーニング以外でもスタッフの力は欠かせません。院内が衛生的に保たれているのは、スタッフのこまめな清掃によるものです。また私の行動を見ながら次に使う治療器具を整えたり、お困りの患者さんに声をかけたりと、スタッフが自主的に動いてくれるからこそ私が治療に専念できています。私がスタッフに対してできるのは、働きやすい労働環境をつくること。お子さんのいるスタッフも多く、朝10時から夕方5時までテキパキと働いていただき、ワークライフバランスを保てるようサポートしています。

Q診療や体制について、今後の展望をお聞かせください。

A

▲患者に求められる診療の在り方を考え続ける

患者さんが長く通ってくださるのは信頼の証だとうれしく思っていますし、その期待を裏切らないようにと気を引き締めています。その上で考えなくてはならないのは、患者さんのニーズです。先ほど「自分ならどのような診療を受けたいか」という話をしましたが、これを患者さんの立場になって考えるということですね。例えば3日に分けての徹底的なクリーニングには大きな意義がありますが、汚れの少ない患者さんやリラックスを求める方にとってもそうなのだろうか。この先、このような課題一つ一つをともに考え、自主的に行動できるスタッフたちと一緒に、当院をより求められるクリニックにしていきたいです。