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松村 一弘 院長の独自取材記事

町田まつむら眼科

(町田市/町田駅)

最終更新日:2021/10/12

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小田急線とJR横浜線の2路線が乗り入れている町田駅から徒歩1分、ショッピングモールの8階にある「町田まつむら眼科」は2019年開院。院長の松村一弘先生は北里大学医学部を卒業後、母校の大学病院で多くの患者を診察してきた。専門領域は緑内障で、大学病院では診療講師をしていたこともあるスペシャリストだ。その経験を生かし、緑内障の早期発見、早期治療のために、来院しやすいクリニックを開院したという。「緑内障は誰でもかかる可能性がある病気ですが、自覚症状がなく完治は難しいのです。ですから早期に発見し、治療を始めていくことが肝心なのです」という松村院長に、じっくりと話を聞いた。

(取材日2021年2月19日)

ストレスなく通院できるクリニックをめざし開院

この場所で開院した理由をお聞かせください。

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開院にあたっては、勤務していた北里大学病院から近くて、交通の便の良い場所を探していました。私が大学病院で緑内障の手術をした患者さんを診察することもありますし、大学病院の眼科と連携をとって、緑内障の手術が必要な患者さんを当院でフォローすることもありますからね。大学病院で診察していた患者さんは、横浜線沿線と小田急線沿線にお住まいの方が多かったので、町田はアクセスしやすい。さらにこのショッピングモールは駅に近く、屋根がつながっているので雨が降っても濡れずに来られます。患者さんが通いやすいクリニックにしたかったので、この場所に開院したのです。

開院にあたって、こだわった点を教えてください。

来院される方が快適に過ごせる空間づくりと、システムですね。待合室はゆったりとくつろげるスペースにして、椅子も一人掛けにしました。当院は眼鏡やコンタクトの処方もしていますので、さまざまな方が来院されます。ですから座ってお待ちの間も、ある程度の距離感が必要かと思ったのでベンチシートタイプの椅子は採用しませんでした。また待ち時間をできるだけ少なくするように、予約システムや自動精算機を導入しています。検査や診察に時間がかかるのは仕方ありませんが、それ以外の時間を少しでも短くして患者さんのストレスを軽減したいからです。診察の順番が掲示されるモニターも大きめのタイプにして、外から見える位置に設置しました。ちょっとのぞいて混み具合がわかれば、患者さんご自身の都合を優先できますからね。

感染症対策の点からも、患者さんに喜ばれそうなクリニックづくりですね。

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そうですね。待合室ではそれぞれの椅子を30センチほど離し、間隔がとれないところにはパーティションを設置しています。半年ほど前にはオゾン水の手洗い器を導入し、来院された方全員に、最初にオゾン水での手洗いをお願いしています。受付にはパーティションを設置していませんが、これは設置するとかえって空気が滞留してスタッフの感染予防対策には不都合だと考えたためです。その代わりスタッフと患者さんの双方にマスクの着用を徹底してお願いしています。スタッフたちには消毒はもちろん、会食にも気をつけるよう指導していますよ。また以前は行っていなかったインターネットでの初診予約にも対応できるようになり、多くの方が予約してから来院してくださっているので密な状況を避けられています。

大学病院との連携を生かした緑内障の診療を提供

クリニックの特徴を教えていただけますか。

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緑内障を専門領域としていますので、緑内障の検査に必要な設備は整っています。緑内障のスクリーニングをして、重症度が低い患者さんは当院で診療し、手術が必要なタイミングで大学病院に送ることもできます。初回の検査は視力検査や眼圧検査などでだいたい20分くらい。診察においては、さまざまなソフトウエアを組み合わせて、迅速に解析を行うようにしています。大きな手術や詳細な検査など、大学病院でなければ対応が難しいこともありますので、そういう場合はすぐに連絡して迅速に対応してもらいます。私自身、大学病院時代に緑内障の手術も多く経験していますので、手術後のフォローは当院でいたします。今でも大学病院に行っていますし先生はすべて知っているので、密接すぎるほど病診連携はとれていると思います。それが大きな特徴ですね。

緑内障はどのような病気なのでしょうか。

初めは視野の一部が欠け、欠けた部分が徐々に広がって最終的には失明してしまう病気です。眼圧が高くなり目の奥の神経に障害が出るというイメージがあるかもしれませんが、「正常眼圧緑内障」といって、眼圧は正常なのに目の奥の神経が弱っていってしまうケースもあります。日本人はこのタイプが多くて、9割近くが「正常眼圧緑内障」だともいわれています。緑内障は自覚症状がほとんどありません。そのため発見が遅くなり、「見えづらいんですけど」といって受診したときには、末期の緑内障の方もいるのです。治療法としては手術もありますが、進行を止めることはできません。私は大学病院で緑内障の手術をたくさんしましたが、手術をしても見えなくなる人が多いのが現状です。薬によって進行を遅らせることしか期待できません。ですから検査による早期発見が重要なのです。早く発見すれば、その分、到達点を先に延ばすことが図れますからね。

緑内障になりやすい方の傾向はありますか。

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素因がある方はいらっしゃって、近視が強い方、また家系に緑内障の方がいる場合です。けれども、そういったことには関係なく、40歳代はごくわずかな割合ですが、そこからどんどん罹患率が増えていきます。そのため、40歳を過ぎたら定期的に検査をしたほうが良いですね。当院ではコンタクトの処方をしていますから、近視の方が多く来院されます。ですから早期発見につなげるためにも、緑内障の傾向がありそうな方には検査をお勧めしています。ただ視神経には個人差があり、毎年検査をしたほうが良い方もいますし、3年に1度で良い方もいるのです。また、症状の進行も人によって異なります。いろいろな要素が関係していますので、どうして進んでしまうのかということも考慮しながら、その方に合った治療をしたいと考えています。

目の困り事を気軽に相談してほしい

診察の際に、心がけていることはございますか。

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大学病院でもそうでしたが、患者さんになるべくわかりやすくご説明するように心がけています。目については皆さん、それほど詳しいわけではないですからね。病気や症状のご説明をするときには、専門用語を使うこともありますが、その場合はできるだけかみ砕いたり、わかりやすい言葉に置き換えたりしてお話しするようにしています。またお話しするだけではわからないことも多いと思いますから図を用いたり、書き込みをしたりするなどして、ご理解いただけるように努めています。

先生はなぜ、眼科の医師を志したのでしょうか。

私の実家は眼鏡店だったので、幼い頃から目に興味がありました。けれども眼科の医師になろうと思ったわけではなく、別の資格職をめざしていました。日本にはない資格ですが、眼鏡のスペシャリストともいえる専門職で、目の構造や疾患をはじめとした目に関する幅広い知識が必要です。その資格を取るためにカナダにある大学の理学部に進学し、卒業しました。けれども日本では認められていない資格ですし、認知度も低い。そこで次にめざしたのが、眼科の医師でした。緑内障を専門にしたのは、自分が近視なためにかかりやすいということもありますし、中途失明の原因となる病気のトップなので、少しでも減らしたいという思いがあったからです。

読者の皆さんへメッセージをお願いします。

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「ライトアップinグリーン運動」をご存じでしょうか?これは毎年3月に行われる緑内障の国際的啓発イベント「世界緑内障週間」の一環で、当院も期間中、緑色のライトアップを行います。40歳以上の方はこの機会にスクリーニング検査に来てほしいですね。また緑内障はもちろん、一般の眼科診療や検査も行っています。最近は眼精疲労の方も多いですが、さまざまな複合要因から引き起こされるので、原因によって対応も変わります。大学病院と密接に連携して幅広く対応しますので、地域の皆さんの目のかかりつけ医としてなんでも気軽に相談ください。

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