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齋藤 充恵 院長の独自取材記事

下馬皮膚科クリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2019/08/28

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バス停「世田谷観音」「西澄寺」から徒歩3分。三軒茶屋駅・学芸大学駅からも歩いて通える、蛇崩川の緑道が続く閑静な住宅地の一角に「下馬皮膚科クリニック」はある。妻の齋藤充恵(みちえ)先生が院長を務め、夫の淳一郎氏が事務長としてバックアップする家族経営の同院は、コンパクトな造りでアットホームな雰囲気が漂うクリニックだ。一般皮膚科をメインとする同院は、患者のニーズに応え日々進化する姿勢を大切にしており、積極的に新しい仕組みや治療を取り入れている。「住宅地の中にあるからこそ、じっくり患者さんのお話を聞き、女性ならではの丁寧な診療をしていきたいですね」と話す院長に、3人の子どもの子育てに奮闘しながら開業に踏み切った思いを聞いた。
(取材日2019年3月6日)

家族経営のアットホームなクリニック

住宅地での開業ですね。

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もともと私が生まれ育ったのが田園都市線沿線だったので、昔からこの沿線には愛着があったんです。好きな町に住んで、3人の子どもを育てながら仕事もできたらいいなと、思い切って自宅を改修して開業に踏み切りました。夫も医療事務の資格を取り、事務仕事をすべて引き受けてくれていますので、私は診療に集中することができています。スペース的にはコンパクトですが、家族経営のクリニックというアットホームな雰囲気を感じ取っていただけるのか、患者さんからもざっくばらんにいろいろなことをお話しいただけて、楽しく診療をしています。

患者さんはどのような方が多いのですか。

住宅地の中ということもあって、ご近所の方がほとんどです。一番多いのはお子さん連れのお母さまで、最初はお子さんを診ることから始まって、そのうちにお母さまも、さらにご家族全員へと自然に輪が広がっているのはありがたいですね。私自身も3人の子どもの子育て中ですから、お母さまや女性の目線に立った診療ができるのではないかと思います。また、ご高齢の方にも積極的に皮膚科を受診していただきたいと考えています。ご高齢者に向けた帯状疱疹の予防接種なども取り入れておりますので、50歳を過ぎた方は一度ご相談に来ていただけるとうれしいですね。その他、花粉症治療やアレルギー検査など、幅広い治療・検査に対応しています。患者さんの目線に立った診療を心がけていますから、相談しにくいと思われることでも決して恥ずかしがらずに、気軽にお話ししていただければと思います。

院内処方など、積極的に新しい取り組みをされているのですね。

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そうですね。院内処方は、開業時や内覧会にて「院内で薬を処方してもらえるとうれしい」というお声をたくさんいただいたことから始めました。ここは駅から少し離れていることもあって調剤薬局が近くにないので、患者さんの負担を減らすために、当院で主要と判断した薬を院内処方でお出ししています。患者さんの要望にはできるだけ応えたいと思っていて、例えば美容皮膚科を始めたのもその一つです。地域のかかりつけ医として保険診療を中心に身近な疾患を診ていきたいと思っていますが、内覧会にいらしたお母さまや奥さまたちからお肌の悩みを伺って、お役に立てればと思いメニューに加えました。そういった悩みに対して、できる限りお応えするのも地域医療だと考えています。いろいろなご希望に耳を傾けて、できることは一つずつ実現していきたいですね。最近は花粉症の患者さんも増えてきたので、花粉症治療も始めました。

患者一人ひとりに丁寧に向き合いたい

診療の際、どのようなことを心がけていらっしゃいますか。

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患者さんのお話をじっくり伺うことです。目を見てお話ししながら、言葉だけでなく、患者さんの表情からも気持ちをお察しするようにしています。クリニックでは遠慮してしまい本当のお気持ちを言い出せない方も、そうして親身になってお話をしているうちに、「実は」と打ち明けていただけることがあるんです。先日いらした患者さんは、帰り際にお話しくださったことが実は一番相談したい悩みだった、ということもありました。患者さんとの信頼関係を築いていけるよう、これからも尽力していきたいですね。当院はアットホームな診療を大切にしていますので、お話をゆっくり伺うことができますし、家でのスキンケアの仕方、薬の塗り方なども丁寧にご説明できます。同じ薬でも塗り方によって効果が随分違ってくることがあるんです。病院の勤務医だった頃に比べ、患者さんお一人にかけられる時間が長くなったことを本当にうれしく思っています。

印象に残っている患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

「先生に会いに来ました」と言ってくださる患者さんは、やはりうれしく印象に残っていますね。もちろん症状を診て薬を処方するのも医師の役割ですが、それだけでなく話をきちんと聞いてほしいという患者さんは少なくありません。たまに皮膚科から離れて、子どものことなど人生相談になっていることもあるのですが(笑)、私の経験でお役に立てればいいなと思っています。そういったお話の中に普段のスキンケアの話を組み込むと患者さんも理解しやすいようですし、患者さんのライフスタイルを知ることがより良い治療につながる場合もあります。肌の状態が良くなると、皆さん気持ちも明るくなるようで、その結果人生を楽しまれている様子がこちらにも伝わってきて、そんなとき皮膚科の医師っていい仕事だなと感じます。

ところで先生はなぜ医師を志されたのでしょうか。

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もともと生物学が大好きで、数学も得意だったことが大きいです。好きな分野を生かすことができて、なおかつ人と関わる仕事がしたいと考えたときに、自然に医師の道を選んでいました。あとは、女性が出産や育児をしながら長く働くためには、何か資格を持ったほうが良いと思って。それには医師が一番良いだろうと考えたことも理由の一つです。皮膚科を選んだのは、治療によって外見が目に見えて変わることに魅力を感じたからです。治療によって患者さんの生活の質の向上をめざせるというのは素晴らしいことですし、やりがいがあると思い決めました。

ゆくゆくはオンライン診療も

何か実践している健康法があれば教えてください。

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やはり、きちんと睡眠をとることだと思います。私自身も、とにかくよく寝ます。昨日も子どもと一緒に9時に寝てしまいました(笑)。睡眠は肌にとってとても大切で、睡眠をしっかりとれていない方は肌にもダメージが及んでいる場合が多いです。健康的に自然に肌の状態を整えるために、食事と睡眠には特に気をつけるようにしています。普段からバランスに気をつけてよく食べ、水もたくさん飲むよう心がけていますよ。

これからの抱負をお聞かせください。

もう少し落ち着いて、皆さんのニーズがあるようでしたら、オンライン診療のできるシステムをつくりたいと考えています。当院は待合室が狭いので、ちょっとしたご相談など、ご希望の方に向けてご案内をしたいと思っています。初診のみこちらに来ていただくことになりますが、次回からはインターネット上でお顔など患部の状態を診ることもできますので、お薬の処方も行うことが可能です。お薬を郵送することもできますので、特に子育て中のお母さまなど忙しい方にご利用いただければと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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入り口が少し奥まっているためか、美容専門と思われる方や、敷居が高そうで入りにくいと感じてしまう方がいらっしゃるのですが、当院は一般診療がメインの地域に密着したクリニックです。これからはニキビで悩まれている思春期の方やご高齢の方にももっとおいでいただきたいですね。いろいろな年代の方とお話することは私自身の糧にもなり、患者さんから教えられることもたくさんあります。どんなに小さなことでも構いませんし、お話しするだけで問題が解決につながることもあります。大規模病院にいきなり行くのはためらわれるけれど、気になる症状があるという場合も、気軽にご相談ください。必要であれば近隣の病院と連携をとっていますので、ご紹介することも可能ですよ。

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