機能回復のためのリハビリテーションで
元気に暮らせる体づくりを
さんのうメディカルクリニック
(東海市/聚楽園駅)
最終更新日:2023/11/24
- 保険診療
部活動中のけがや故障、事故による外傷、慢性化した腰痛や膝の痛み、骨粗しょう症や疲労骨折など、整形外科疾患は年代や性別に関わらず誰にでも起こり得るもの。症状によっては歩いたり物を運んだりといった日常動作に大きく支障を来すケースも少なくない。そんな悩みの種となる症状を軽くし、再発予防につなげていくために行うのがリハビリテーションだ。「リハビリテーションは、整形外科疾患の解決と再発予防の根幹となるもの」と語るのは、「さんのうメディカルクリニック」の三輪知弘院長だ。取材では院長に加え、リハビリテーションの専門家である理学療法士の阿部良一さんに、リハビリテーションに取り組む意義や同院で提供するリハビリテーションの特徴などを聞いた。
(取材日2021年1月19日)
目次
前向きな姿勢が「できるようになる」喜びを得る第一歩。患者に寄り添う二人三脚のリハビリテーションを提供
- Qリハビリテーションの目的、役割を教えてください。
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A
【三輪院長】整形外科領域におけるリハビリテーションの目的とは手足や腰、膝などの運動器に起きる不調の改善です。薬や注射で症状を軽くすることは期待できますが、すべてを根本から解決できるわけではありません。なぜなら不調の原因の多くは、日常生活と密接にリンクしているからです。例えば厳しいトレーニングや家事や仕事での重労働、加齢による筋力低下も要因に挙げられます。リハビリテーションでは、適切な筋力トレーニングや運動器の正しい使い方を学ぶことで運動器に関わる負担を減らすことでトラブル解消をめざします。クリニックにおける整形外科の治療の根幹はリハビリテーションが担っているといっても過言ではないのです。
- Qこちらで提供するリハビリテーションについて教えてください。
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A
【阿部さん】整形疾患の痛みは、日常生活の姿勢・動作の取り方の不良や、スポーツ・仕事での過負荷からきていることが多いと思います。当院のリハビリテーションでは、痛みを改善させるために、姿勢・動作の改善に重点を置きアプローチしています。加えて、リハビリテーションの時だけでは見込める効果が低いので、自主トレーニングを指導し、最終的には自己管理ができるように予防にも力を入れています。また近年、高齢化が加速していきますが、健康寿命を延伸させるために、加齢によるサルコペニア・フレイルへのアプローチも積極的に行っています。
- Qリハビリテーションをサポートする際、心がけていることとは?
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A
【阿部さん】コミュニケーションを積極的に取り、どんな生活をしているか、どんな時に痛みが出るか聞いた上で痛みの仮説や治療内容を詳しく説明しています。また、ストレス・悩みから筋肉を固めてしまい、痛みが出ている場合も多いので、その原因を聞き出せる関係性をめざしています。
- Q患者さん側の「取り組む姿勢」も、結果に影響するのですか?
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A
【阿部さん】リハビリテーションの際に、姿勢や動作の取り方や、自主トレーニングを指導しますが、自宅に帰ってから、その姿勢や動作の取り方を注意できるか、自主トレーニングを実行できるかは大きく結果に影響してくると思っています。だから、実行してもらえるように詳しく指導するように心がけています。わからないこと、納得できないことがあれば、お気軽にご相談をしてもらえればと思います。
- Q整形外科関連のトラブル予防に役立つアドバイスはありますか?
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A
【阿部さん】近年、若年からスマホの利用が加速しているので、首・肩・腰の疾患が増加しています。その場では楽な座り方だとしても、骨・筋肉・関節などの運動器系は習慣で変化が進行していき痛みを発生させます。できる限り痛みがないうちから日常生活の姿勢や動作に意識をしていただきたいです。