前多 啓博 院長、前多 光博 先生の独自取材記事
四谷三丁目歯科・矯正歯科
(新宿区/四谷三丁目駅)
最終更新日:2026/05/14
ビジネス街と昔ながらの住宅街が共存する四谷三丁目。「四谷三丁目歯科・矯正歯科」は開業以来、地域密着型の歯科医療の提供に努めてきた。院長の前多啓博(まえた・あきひろ)先生は、一般歯科のほか、40年以上にわたり矯正を手がけるエキスパート。スタンダードエッジワイズ法を用いたフルオーダーメイドの矯正を提供していることが特徴だ。非常勤の歯科医師も含めて包括的な診療を実践し、幅広い年代の治療ニーズに応えてきた同院。今回は、優れた噛み合わせをつくることにこだわりと信念を持つ啓博院長と、息子で小児矯正にも力を入れている前多光博先生の2人に、矯正の重要性などについて尋ねた。
(取材日2026年3月26日)
東京都心で、スタンダードエッジワイズ法の矯正を提供
2025年に現在地に移転されていますが、内装などのこだわりがあれば教えてください。

【啓博院長】清潔感あふれる白を基調としながらも、待合室や通路にはアイボリーやベージュを取り入れ、患者さんがリラックスできる温かみのある空間を整えています。診療室には機能的な白熱灯を採用する一方、待合室などの共有部にはやわらかな照明を配し、衛生面とホスピタリティーを両立させました。また、奥行きのある開放的な設計を生かし、ゆとりを持たせて4台の診療ユニットを配置。動線にも配慮した、心安らぐ診療環境を提供しています。なお、当院は四谷三丁目駅から徒歩1分の場所にあり、通院も便利です。地理的にも東京都心部に位置しているので、各都道府県から患者さんが来院されます。中には、仕事の関係で海外に住むことになってからも飛行機に乗って、数ヵ月に1回通ってくれる方もいますよ。
フルオーダーメイドの矯正について、詳しくお聞かせください。
【啓博院長】ワイヤーを使用した矯正には「ストレートワイヤー法」と「スタンダードエッジワイズ法」の2つの方法があり、私は後者を採用しています。一般的なストレートワイヤー法は、ワイヤーがすべて同じカーブを描いており、多くの方に一応合うよう作られてはいるものの、歯や顎の状態には個人差があるので、すべてをカバーできません。一方で、スタンダードエッジワイズ法は患者さん一人ひとりの歯や顎の状態に合わせて、手作業でワイヤーを成形、機能性と審美性を同時に追求し、将来のQOL(生活の質)まで支えます。治療後の後戻りも少なく長期的に安定しやすいですし、正しい噛み合わせは結果的に見た目の美しさにもつながるので、審美面で満足していただけたらうれしいです。
小児矯正にも力を入れていると伺いました。

【光博先生】小児矯正をしても、大抵の方は大人になってからも再び矯正が必要になります。小児矯正は将来の土台づくりであり、大人になってからの矯正をシンプルにするための重要なステップです。これにより、成人矯正が必要になった際もアンカースクリューなどの複雑な装置を避け、短期間で負担の少ない矯正が望めます。私は研修医時代から多くのお子さんと向き合い、軽症の歯の欠損から重度の虫歯までさまざまな症例を診てきました。ただ歯を治療するだけでなく、成長過程にあるからこそ、骨格の発育を見据えた治療方針を立てることが重要です。当院では、健康な歯を守るための予防を軸に、虫歯治療はもちろん、将来の機能美を見据えた矯正を、より身近な選択肢としてご提案できます。
矯正の途中で進捗を伝え、きめ細かに要望を聞く
診療のモットーをお聞かせください。

【啓博院長】患者さんが思い描く「理想のゴール」と、医学的に適切な「最善の着地点」を一致させるために、対話を大切にしています。患者さんのこだわりや主訴に最大限寄り添いながらも、専門的な視点から譲れない健康上のリスクは丁寧にご説明します。患者さんの「こうなりたい」という想いを尊重しつつ、医学的根拠に基づいた心身ともに健やかなゴールを見据えて治療に臨みます。
【光博先生】小児矯正の場合だと、多くの親御さんが不安を抱えて来院されるので、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。今お口がどのような状態で、今日は何を行い、今後どう歯を動かしていくのか。矯正の各ステップを順序立ててお伝えし、納得感を持って取り組んでいただくことを大切にしています。
患者さんとのコミュニケーションで配慮していることはありますか?
【啓博院長】患者さんの生活背景を伺い、学生なら部活の話を織り交ぜるなど、歯の話に終始しないよう日常会話も積極的に取り入れています。また、矯正の途中で進捗を丁寧に説明しながら「気になるところはありますか?」と、要望をきめ細かにくみ取り、対話を通じて信頼関係を築くことも重要です。理想のゴールに向けて、ともに調整を重ねる過程を大切にしています。
【光博先生】小児矯正では、ただ歯並びを整えるために処置するだけでなく、現在の状態から将来起こり得るリスクまで丁寧に説明することを重視しています。特に小児診療では、成長発育や将来的な全身の健康との関わりについて不安を持つ親御さんは少なくありませんから。また、中学・高校受験といったライフステージによる生活の変化も考慮し、矯正の開始時期などを柔軟に検討することも重視しています。
啓博先生は、なぜ歯科医師になろうと思ったのですか?

【啓博院長】実家は医療系ではないのですが、高校生の時、幼少期から通っていた耳鼻咽喉科の医師の助言や、父の知人である歯科医師からの勧めがきっかけでこの道をめざしました。周囲の後押しを受けて一歩踏み出し、人との縁がきっかけで開かれたこの道に、今では深い意義を感じています。日本歯科大学を卒業後「与五沢歯科矯正歯科」に勤務し、矯正の先駆的存在である与五沢文夫先生に、基礎からスタンダードエッジワイズ法の極意まで徹底的に指導されました。その後「原宿デンタルオフィス」に勤務し、一般歯科と補綴の分野で世界的に活動される山崎長郎先生にも従事しました。お二人のおかげで、私は矯正と一般歯科の両面で知識と技術を深めることができたのです。
専門の違う歯科医師をそろえ、包括的な診療の実現へ
クリニックにおける包括的な診療について、詳しくお聞かせください。

【光博先生】院長と私のほか、非常勤の歯科医師も在籍し、矯正だけでなく、一般歯科や歯科口腔外科の専門性を持つ歯科医師がそろうことで、クリニック全体で包括的なアプローチが可能です。院長の経験と若手歯科医師の先進技術、そして各分野の強みが融合した体制を整えています。
【啓博院長】矯正はただ歯並びを整えるためだけのものではなく、歯科治療をスムーズに進めるための大切な準備にもなります。例えばブリッジを入れやすくするために、斜めに生えた歯を真っすぐにしていくなど、一般歯科の先生が「次にやりたい治療」を助ける役割も担っているのです。私は一般歯科の知識と経験も豊富なので、患者さんを紹介してくれた一般歯科の先生が何を求めているのかを正しく理解し、共通の言葉で相談し合うことができます。
親子のコンビネーションはいかがですか?
【光博先生】私は大学病院で先進の医療機器を取り扱い、小児矯正や成長発育に関する知見を深めてきました。当院では、院長の持つ長年の経験とうまく組み合わせて診療にあたっています。親子で一緒に働くと、意見がぶつかると言われがちですが、お互いの得意なところを認め合えていると感じます。私は先進技術や子どもの成長についての知識を伝え、院長からは長年の経験に基づいた技術を教わっています。この「長年積み重ねてきた技」と「新しい情報」のミックスこそが、患者さんにとってより良い治療につながると信じて、日々取り組んでいます。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

【啓博院長】口は体の一部であり、全身の健康へとつながる大切な器官です。その小さな空間には、虫歯や歯周病、神経の処置、外科、骨や歯茎など、多岐にわたる専門分野が凝縮されています。現代の歯科医療では各分野の専門化が進んでいますが、「一口腔単位」として捉えることが重要です。矯正歯科、歯周病、補綴、歯科口腔外科など、各分野の専門家が連携し、総合的な視点で診断し計画を立てる「包括治療」こそが、患者さんにとって最善の結果を生むと考え、当院は各専門家による多角的な視点で「包括治療」を実践します。
【光博先生】家族全員で通えるクリニックをめざしています。矯正の相談だけでなく、日常の些細な不安もお聞かせください。家族の健康に寄り添うアットホームで包括的なケアを実践し、皆さんのお役に立ちたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/82万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、小児矯正/44万円~、インプラント治療/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

