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山田美奈 院長の独自取材記事

四谷三丁目皮膚科

(新宿区/四谷三丁目駅)

最終更新日:2019/08/28

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あくまでも皮膚科の専門家として、一般診療も美容診療も、どちらに偏ることなくしっかり診ることを大切にしている「四谷三丁目皮膚科」の山田美奈院長は、長年、母校である東京女子医科大学皮膚科にてじんましんの専門外来を担当してきた日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医の資格を持つ肌の専門家。数多くの皮膚疾患の治療で磨いた技術を武器に、美容という観点で皮膚をケアすることを求める世の中の声に応えるため、一般診療と美容診療を両輪とした同院を開業。以来、“患者の気持ちを受け止めることができる治療”により患者の心をしっかりキャッチし続けている。「患者さんに、先生の肌のようになれたら…と言っていただけるように……」と、自身の健康作りにも余念がないその姿勢は一体どうやって築き上げられたものなのか。健やかで美しい肌作りの秘訣がたーっぷり詰まったインタビューをお届けする。
(取材日2012年6月4日)

一般診療と美容診療の二本柱で人々の肌を健康に保つ皮膚の専門家

まず、医師をめざされたきっかけから教えてください。

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私の父が医師だというのが大きいですね。父は開業医だったので、その仕事ぶりを近くで見て尊敬していました。父の教育方針が「女性も自立できるように」ということだったのもあって、私も、「ひとりで生きていけるようにがんばらないと……」という意識が昔からありました。高校生ぐらいになって、将来どうしようかと考えたとき、身近にいた父と同じ仕事をしたいと、医師の道に進もうと決めました。父は皮膚科医ではなく整形外科医で、私も科としてはとても興味はあったのですが、大学時代の病院実習のときに皮膚科のおもしろさを知りました。皮膚科って、内科をはじめとする他の科とのつながりがあって、とても興味深いんですよね。単に発疹とか肌荒れとか目に見えているところだけを治すのではなくて、実は体の中に原因があったりするので、体の外からも中からもアプローチが必要というところがおもしろい科目だなと思い、皮膚科を選びました。

理想の医師像は、やっぱりお父さまですか?

そうですね。影響を受けた先生はたくさんいますが、やはり父からも教わるところはたくさんありますね。人からの評判を聞くと、父は患者さんにとてもやさしいらしいんです。もう80歳になるんですけど、北海道で整形外科のクリニックを開業していて、まだ現役で仕事をしてるんですよ。ありがたいことに患者さんがずーっと減ることなく来てくださっていて、町の人に慕っていただいている父の姿を見ていると、私もあんなふうに長く続けていきたいなと思います。歳をとったら、自分と同じぐらいの年代の患者さんとみんなでアンチエイジングを目標に、美肌を目指せたらいいですね(笑)。

こちらのクリニックでは、一般診療と美容診療、二本柱でやっていらっしゃるんですよね。

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はい。一般皮膚科診療はもちろんですが、時代と共に美容皮膚科診療のニーズに合わせ、美容にも力を入れて診療しています。どちらにも偏ることなくきちんとやりたいと思っています。美容に関してはちょっと敷居の高いイメージをお持ちの方も多いようですが、当院では一般も美容も両方やっていますから、患者さんも、とりあえずまずはいったん一般診療にかかってみて、どんなところかなって探りを入れてみる、という方もけっこういらっしゃるのではないかと思います(笑)。一般診療の相談をしているうちに、美容のほうも興味がでてきて……っていう方も多いですね。そういう意味では、気軽に来ていただけるのかなと思います。一般診療では、現役の東京女子医大の先生をはじめ、皮膚科の専門医の資格を持っている先生に担当してもらっていますので、大学病院と同じレベルの診察ができますし、当院で対応ができない場合でも、私の母校の東京女子医科大学などとの連携をとっていますので、連携医療機関へのご紹介もスムーズにできます。そういう面からも、美容皮膚科だけのクリニックとは差別化を図っていますね。

医療従事者ではない友人たちの“患者目線”の意見を参考に、クリニックづくりを

開業医では珍しい医療機器を導入されているとか。

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はい。開業医ではまだ珍しいフラクショナル炭酸ガスレーザーをはじめ、光やレーザーの照射装置を5台導入しています。フラクショナル炭酸ガスレーザーは、皮膚に点状の細かい穴を多数開けることで細胞を再生させ、それによって肌の入れ替えを促す治療を行います。ニキビ跡の凹凸や開いた毛穴のケアに有効で、肌質そのものの改善をすることが可能です。こうした医療機器による美容診療を求めていらっしゃる患者さんは、8〜9割は女性なんですが、最近は男性の患者さんも増えています。ニキビ跡の治療をはじめ、ヒゲの脱毛、あとはしみをとったりする方もいらっしゃいます。営業のお仕事をされている方で印象を良くしたい、と治療を受けられる方もいます。肌をケアすることでお顔の印象も変わってきますので、「若く見られるようになった」と好評で、アンチエイジング的に活用されることも多いですね。

患者さんの接遇において心がけていらっしゃることは何でしょう?

例えば、さきほどお話したように、「いきなり美容皮膚科に行くのはちょっと抵抗が……」という方が、「まずは一般診療にかかってみて様子をみよう」ということもけっこう多いので、美容の悩みとは違うことで来られる方も多いんですね。ですから、患者さんの声に耳を傾けるように心がけています。特に美容診療の患者さんの場合は、治療に時間がかかることが多いので、長いお付き合いをしていくという感覚が強いのです。このしみだけをとりたい、と一回で済む方もいらっしゃれば、定期的にメンテナンスをしたいということで、長くずーっと毎月のように通ってきてくださる方もいらっしゃいます。その方の目的によっても違いますから、しっかりとお話を伺うのは重要。治療の選択肢がわからないという患者さんも多いので、例えばしみをとる場合はレーザー治療もあるけど、他の治療法もありますよというお話もして。医師の思いと患者さんの思いって必ずしも一致するとは限らないので、時間の許す限り、患者さんの話を聞くようにしています。

よりよいクリニックづくりのために工夫されていることはありますか?

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医師ではない友人の意見を参考にしています。医療従事者以外の友人も多いので、患者さん目線の素直な意見をたくさん聞くことができるんです。一般の人はこういうことがわからないとか、こういうことを気にするとか、普段気づけないところを教えてもらってはクリニックに取り入れるようにしてるんですよ。例えば、クリニックで扱う化粧品(メディカルコスメ)にしても、まず自分でも使ってみますし、そして友人にも使ってもらって意見を聞かせてもらうこともあります。治療にしてもコスメにしても、医療関係者が思う一般的な効果と、患者さんが望む効果が違ったり、医師はこのくらいの効果がでればOKと思っても、患者さんはそれ以上を求めているようなことも多く、医師の思いと患者さんの思いって必ずしも一致するとは限らないですし、自分たちが当たり前だと思っていても、患者さんにとってはそれが当たり前のことじゃないということもあります。そういった意識の差が埋まるようにするためにも、一般の目線を持つ友人の意見はすごく勉強になりますね。

知っているようで意外と知らない身近なネタを取り上げて発信。肌を守るサポートを

皮膚科医として心がけている健康法・美容法はありますか?

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私のことをご覧になって治療したいと言ってくださる患者さんもいらっしゃるので、なるべく目標になれればいいなとは思っています。まあ、なかなか自分に手をかけるのは大変なんですけど。例えば、日々の食事にはすごく気をつけて、大切にしています。基本的に私、すごく食いしん坊で(笑)、料理するのも、食べに行くのも大好きです。食材にもすごく興味があるので、物産展などにもよく行きますし、有機野菜や無添加の食材などを探し歩いたりしますね。日頃の食事では、豆類とお野菜が好きなので、ほとんど毎日とっていますし、赤身の豚肉や、鶏のささみなども取り入れ、バランスよく食べるようにしています。夏は毎日枝豆を食べていますね。お酒も大好きで、だいたい何でも飲みますが、特に赤い飲み物とか(笑)。赤ワインは抗酸化作用の高いポリフェノールがたくさん入っていますから、アンチエイジングという名目のもと、楽しんでます。あとはレスベラトロールとかアスタキサンチンといったサプリメント。これらは当院でも処方しているのですが、抗酸化作用が高くて、体のサビを予防してくれて、プラス、メタボリックシンドロームの予防や目の疲れ、筋肉疲労の改善にも役立ちますので、おススメですよ。それから、時間に限りはあるのですが、なるべくジムに行って、適度な運動をするように心がけています。

皮膚科専門医としてさまざまなメディアでご活躍されている山田先生ですが、ご自身の思いを発信するためにクリニックのホームページである試みをされているそうですね。

はい。不定期ではありますが、クリニックレターというものを発信しています。何か新しいこととか、皆さんが興味ありそうなことなどがあれば、そこに書いてお伝えしてるんです。これまでには、アンチエイジング効果のあるサプリメントをご紹介したり、ワキ汗との付き合い方、皮膚の保湿ケア法、そして夏の紫外線対策として正しい日焼け止めの選び方・塗り方を取り上げてきました。特に日焼け止めについては、皆さん、意外と正しい扱い方をご存知なかったりするのです。日焼け止めには2種類あるのってご存知でしたか? 紫外線吸収剤を使用している製品と紫外線吸収剤無配合の製品の2つあって、吸収剤入りの製品のほうがなめらかで塗り心地はいいものの、日焼け止めにかぶれる方の多くは、この吸収剤が原因だったりします。ですから、お肌の弱い方は「紫外線吸収剤無配合」「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」という表示のものを選ぶといいですね。といった感じで、その時々のテーマで書いてホームページに載せるほか、患者さんにも紙でお渡ししています。気が向いた時に書いているので、ネタがたまったらという感じなんですが(笑)。今後も、いろいろなメディアやクリニックレターを通じ、肌にいいことを伝えていけたらと思っています。

いつまでも美肌を保ちたい読者に向けて、メッセージをお願いします。

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まず日焼け止めを一年中きちんと塗ってほしいと思います。そして、紫外線の活性酸素を予防したり、抗酸化の目的で、ビタミンCとかアスタキサンチン、コエンザイムQ10など何か抗酸化成分が入ったものを塗ったり、サプリを飲んだりするといいですよ。食材でいうと、トマトやブロッコリーといった緑黄色野菜など、リコピンなどのポリフェノールやビタミンCがたくさん入っている抗酸化作用のあるものをぜひ摂ってほしいですね。日中は肌を‘守る’ケアで、夜はお化粧をきちんと落としてから、肌に‘与える’ケア。回復させる成分で肌を守ります。これにもビタミンCはいいと思います。美白作用とかコラーゲンを増やしたり活性酸素を抑えたりしてくれますから。あとは乾燥しないように気をつけていただきたいですね。それから、自分が目的とするための成分、たとえばビタミンAの一種であるレチノールにはシワに働きかけるアンチエイジング作用がありますので、そういった自分の悩みを改善する成分が入った化粧品を取り入れるなど、しっかりケアをしてください。紫外線にしても活性酸素にしても日々蓄積していくものですから、毎日しっかりケアすることが大切です。クリニックで美容治療をすることでも皮膚は大きく変化しますが、気をつけていただきたいのは、ただ治療を受けるだけではうまくいかないということ。それと同時にお家でもしっかりとケアをしていただき、相乗効果によって肌を改善していくことが大事だと思います。

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