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井出 光広 院長の独自取材記事

オリーブ眼科クリニック

(鎌ケ谷市/馬込沢駅)

最終更新日:2019/08/28

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千葉県鎌ケ谷市の「オリーブ眼科クリニック」は、船橋と埼玉県の大宮を結ぶ東武野田線の馬込沢駅から徒歩0分の至近にある。市の木であるモクセイにあやかってオリーブ(モクセイ科の植物)の名を冠した診療所で、井出光広院長がめざすのは地域に根差した眼科医療。多岐にわたる目の疾患に対し適切な診断ができるようにと検査室に整然と並べられた新鋭の機器を目にするだけでも、また院長自身の決して説明をおろそかにしない真摯な態度にふれるだけでも、その情熱が本物であることを実感できるだろう。2018年秋の開院から早くも地元の厚い信頼を集めている井出院長に、診療の中で大きなウェイトを占める白内障手術への取り組みを中心にたっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年3月26日)

外来診療と並行して日帰りの白内障手術も精力的に実施

2018年10月の開院から半年が経過しました。患者の利用状況などに変化はみられますか?

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鎌ケ谷市内はよそに比べて眼科クリニックの数があまり多くなく、開院してから特に近所の方が多く来院されています。もともと地域医療のお役に立つことが開業の大きな動機だったので、さっそく利用していただけるのはありがたいことです。複雑な病状の方も比較的多くいらっしゃって、初診時の対応には神経を使いましたが、そうした初めの時期の慌ただしさも最近は少し落ち着いてきて、一緒に頑張ってくれているスタッフともどもペースがつかめてきたように思います。

駅の真向かいにあるビルを開院場所にした理由は?

通いやすさが第一と考えていたので、駅前が最適だろうという判断です。内科などを受診する場合なら、自家用車や自転車での通院も症状によっては可能でしょうが、眼科ではそういうわけにもいきません。例えば、白内障や糖尿病網膜症などが疑われるとき、瞳孔を広げて観察する散瞳検査を行うと、視界がぼやけたり、まぶしく感じられたりするので、最低4時間は自動車や自転車の運転を控えていただく必要があるのです。だから患者さんにはできる限り徒歩か公共交通機関の利用をお願いしていて、そのためにはクリニックをなるべく駅の近くに開くことが望ましい、という結論に至りました。

白内障の治療をメインに据えているそうですね。

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はい。目の疾患には白内障以外にも糖尿病網膜症や緑内障、加齢黄斑変性症などさまざまな種類があり、当院ではこれらの疾患に対し適切な眼科医療を提供しておりますが、当地で診療を始めるにあたって特に念頭に置いていたのは、日帰りの白内障手術をしっかりやっていこうということでした。白内障は加齢とともに発症しやすくなる病気です。いざ開院してみると手術希望の患者さんの数はすぐに増えて、現在、手術のご予約も2ヵ月先まで埋まりつつある状態です。当院では週2日、午前と午後の外来診療の合間を手術の時間にあて、1日につき3、4人の患者さんに手術を行っています。スタッフには少々きついかと思いますが、外来の患者さんも多いため、あえて手術のための休診を作らないで頑張っています。

執刀医から患者一人ひとりに説明して不安を取り除く

白内障手術について患者に説明するとき、特に注意していることは?

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白内障は目の中でレンズの役割をする水晶体が濁って見えづらくなる病気で、手術ではこの水晶体を取り除き、替わりに人工水晶体である眼内レンズを挿入します。レンズを新しくすれば、それまでかすんで見えていた視界がクリアになることや、視力の回復も期待できますが、完全に裸眼で過ごせるようになるかというとそうではありません。保険適用の単焦点レンズの場合、カメラのオートフォーカスに相当するピント調節機能がほぼないため、遠くがよく見えるレンズを入れたら老眼鏡が必要であり、逆に近くにピントの合うレンズの場合遠く用眼鏡をかける必要があるのです。従って、個々の患者さんに適した眼内レンズを選ぶことがまず重要ですし、手術後に遠近どちらかの眼鏡が必要になることも前もってお伝えしなければいけません。そうした手術の目的と限界を説明してしっかりとご理解いただくことが、患者さんの満足度に大きく寄与することになると考えています。

手術前の患者の不安を和らげるために工夫していることはありますか?

当院では手術についての説明を一人ひとり、院長が行っています。ごくわずかとはいえ、目を切開するのが怖いのは当然です。だから、当院では患者さんが手術当日をリラックスした気分で迎えられるよう、手術を受けるすべての患者さんに、数人まとめてではなく必ず個別に、執刀医である私から説明を行い、インフォームドコンセントを徹底しています。なるべくご家族にも同席していただき、聞き漏らしの防止や詳細の確認を徹底することも大切にしています。不安なことは何でも聞いていただくことができるよう、丁寧な対応を心がけています。

眼内レンズを選ぶポイントと、クリニックのサポートについて教えてください。

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簡単に言うと、患者さんが若い時に裸眼でどのように見えていたかをお聞きし、それに近い見え方が得られるようにします。つまり、もともと強い近視で近くは見えていたという方なら近くが見えるレンズを、遠くのほうが見えたという方なら遠くを見られるレンズを選んだほうが、後で違和感を覚えることなく生活できるわけです。眼内レンズ選びは専用の検査機器も用いて慎重に行いますので、患者さんにはご不明な点などあれば何でも質問してほしいと思っております。また、近年遠近両用の多焦点眼内レンズの需要が増えており、当院でも希望される方が増えております。多焦点眼内レンズは先進医療の対象となっているものであり、当院は先進医療での白内障手術が可能なクリニックです。

眼科の医師だけが持つ技で患者を目の悩みから救いたい

先生が医師を志し、数ある診療科の中で眼科を選んだ理由をお聞かせください。

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父が脳神経外科の医師をしていて、子どもの頃、働く姿や病院の様子を目にして感化されたことがやはり大きかったと思います。医師の勉強をする過程では、途中まで父と同じ脳神経外科に進むつもりでした。しかし、いろいろな診療科を回る中で眼科の実習に出た時、治療を終えた患者さんが感激して涙する姿に、見学者の立場ながら医師としてのやりがいを強く刺激されました。また、白内障手術は眼科の医師にしかできない。そこに言い知れぬ魅力を感じました。その後、眼科で開業している叔父にも相談して、最終的に眼科の医師になることを決意しました。

医師としての仕事がない休日はどのように過ごしていますか?

今、子どもが保育園に通っていて、子どもの送り迎えなどをしています。個人で自由に遊ぶ時間はあまりありませんが、ピアノやギターが趣味で、自宅を出ない日は家族と過ごす合間にちょっとピアノを弾いたり、ギターを鳴らしたりして楽しんでいます。思えば、私は手先を動かすこと、練習をして経験を積むことで着実にうまくなっていくようなことが好きで、楽器もそうですし、手術にもそれと通ずるところがあるのかもしれません。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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眼科は目の見えづらさを自覚して初めて受診される方が多いのですが、目の疾患にはさまざまな種類があり、中には自覚症状が出ないものも潜んでいます。例えば、40歳以上の日本人の20人に1人がかかっているともいわれる緑内障や、70歳を超えると発症しやすくなるとされる加齢黄斑変性症なども、症状を感じた時には意外と重い状態になっていることが少なくありません。ですから、まだ見えづらいという事態に直面していなくても、ある程度の年齢に達したら、一度目の検査を受けてみるといいと思います。また、糖尿病や高血圧のある方、職場の健康診断で目の項目で引っかかったという方は、どうかそのままにせず、お時間のある時に眼科を受診してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術/45万円~

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