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大内 雅之 院長の独自取材記事

大内雅之アイクリニック

(京都市南区/東寺駅)

最終更新日:2019/12/20

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京都市南区西九条大国町。京都駅からもアクセスしやすく、近鉄東寺駅からも徒歩圏内にある「大内雅之アイクリニック」は、白内障の日帰り手術を中心に、先進医療実施施設として専門性の高い医療提供に尽力しているクリニックだ。「白内障はお年寄りだけの病気ではなく、若年層にも増えている病気。おかしいなと思ったら、まずは信頼できる医師に診せてほしい」と話してくれたのは大内雅之院長。医療人として透明性を保つというモットーのもと、顔の見える手術医療を大切にしている。今回は、国内外で精力的に活動を続けている院長に、診療時のこだわりや医療にかける思いなどさまざまな話を聞かせてもらった。
(取材日2019年12月2日)

すべてを公開できる透明性の高いクリニックでありたい

この場所にクリニックを開院したのはなぜですか?

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僕は、東京の大学に進学しましたが、出身は京都です。ですから大学卒業後は京都に戻り、勤務医として研鑽を積んできました。開業を考えたのは、自分の理念にこだわった手術・医療を提供したいと考えたからです。そこで、広い手術室と、十分な広さのスタッフルームを造れることを条件に物件を探しました。そんな時、偶然出会えたのがこの場所です。ここならば京都駅からもアクセスが良いので、遠方からの患者さんにも足を運んでいただけるかなと思いました。設計にあたって僕がこだわったのは、手術や治療に使用する機械だけ。インテリアに関しては、センスの良いスタッフたちに、丸投げでお任せしていました。予算だけは申し伝えましたが(笑)。

クリニック名がフルネームというクリニックは珍しいように思います。

僕は「担当医の顔が見えるクリニック」にすることに強いこだわりを持っています。患者さんの立場から考えると、「自分の担当の先生はどんな人かな?」「どんな実績がある人なのかな?」と当然気になると思います。そこで、患者さんに少しでも安心して受診していただけるように、クリニック名にも情報を盛り込みたかったのです。今はパソコンなどで簡単に検索もできますから、僕の名前を調べていただくことで、患者さんは受診前から当院の診療水準を知ることができます。手術医療ではすべてを公開できる透明性を保つことは当たり前のこと。医療人としての倫理感と選ばれる技術を身につけて日々診療するべきだと考えています。

手術室の壁がガラス張りで公開手術が可能になっているのも、先生のこだわりの表れですか?

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そうですね。自分でクリニックをつくるのなら「患者さんにすべてを公開することができるようにしたい」と思っていました。手術室の壁の一面をガラス窓にすることは、設計上は特別大変なことでもないですしね。当院は、手術室横にガラス張りの手術見学室を設けて、患者さんのご家族には手術の様子をご覧いただけるようになっています。手術中の患者さんの様子、執刀医、スタッフを含めた手術室全体の様子を開示していますし、手術室内に設置されたモニターでは手術で何を行っているかもご確認いただけます。

安心できる医療の実現のため、誠実に働く姿を公開する

手術のすべてが見られるようになっているのは、患者さん本人や家族にとっての安心材料の一つになりますね。

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もちろん、いくら見てもらっても、患者さんに手術の詳しい内容はわかりづらいと思います。技術の良しあしなど、専門家でなければわからないことも多いでしょう。でも大切なのは、まず、いつも診療を担当する医師が手術を行うことが一つ。それから看護師を含めた周りのスタッフみんなが、一人の患者さんのために一生懸命働いていることが伝わってくることだと思います。われわれが医療に誠実に向かい合っている姿を、隠さず見ていただくんです。僕は手術中に自分が行ったことはすべて説明できますし、合併症が起こればそれもすべて隠さずにお見せします。これは、自分の技術を常に研鑽するためのモチベーションでもありますね。また、当院には、全国から、眼科の手術を行う多くの先生方や関連企業の方が勉強、見学にいらっしゃいますが、その点も、患者さんとご家族にご理解いただいています。

先生の手術にかける真摯な思いが伝わってきます。他にも手術に関して伝えたいことはありますか?

もう一つ感じてもらいたいのは、いくら10分程度で終わりその日のうちに帰れるからといっても、やはり「手術」であるということなんです。眼球という小さな部分を手術するだけでも、準備があり、医療機器や人の手がある、決してお手軽で誰にでもできる手術ではありません。余命を左右するがんの手術であれば「少しでも上手な先生に手術してもらいたい」と思うでしょう。それと同じように、目の手術もしっかりと考えて選んでいただきたい。決して手術のハードルを上げたいわけではありませんが、「本当に安心できる」と思える医師の手による手術を受けていただきたいと強く思います。

患者さんが安心・満足できる手術のために、他にどのようなことに注力されていますか?

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患者さんとよく話し合い、患者さんのニーズをしっかりとつかむことを大切にしています。特に、白内障手術は、人の視覚情報の入り方を変える手術です。レンズの選択肢も、今は非常に多く、術後のイメージをしっかりと共有することがとても重要になります。十分な検査で現状を把握して治療計画を立てることももちろん大切ですが、それと同時に患者さん自身としっかりと話し合うこと。その部分を大切にしなくてはいけないと思いますね。クリニックにわざわざ来てくれる患者さんは、何かに困っていたり、不安を抱えて来てくださっているわけです。その部分にまずは心から寄り添うことが大切なのではないでしょうか。それができずに、「ただ切るだけ」の医師は、手術医療から去るべきです。

高いモチベーションを持って目の健康に貢献したい

そもそも先生が眼科の医師をめざしたのはなぜですか?

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正直、熱い夢を持って眼科医師になったわけではなかったですね。成績は多少良いほうだったのと、「医学部に入ったらモテるかな?」なんて気持ちもあったり(笑)。ですから、最初から「白内障の手術を極めよう!」と思っていた訳ではありません。そんな中で出会ったのが眼科で、眼科は内科的な部分とは少し離れていて、半分物理学、光の学問のようであり、そこがとても興味深かったんですね。ただ眼科医師になって最初の10年、僕が専門にしていたのは網膜です。博士号のテーマも網膜でした。それまで京都には、白内障の専門家はいなかったと思いますから。しかし、その頃、東京の僕の母校が、日本の白内障のセッションをリードしていて、それをきっかけに、その手術の洗練に夢中になりました。

多数の論文発表や講演活動など、そのモチベーションはどこから来るのでしょうか?

ただ、好きだからですね(笑)。発表や講演の場で全国のさまざまな先生方と出会い、時間をともにするのもすごく楽しいですし、高いレベルで同じ価値観や方向性を持つライバルや友人ができることは、プロとしての成長にもつながります。50を過ぎても成長期です(笑)。このステージにまで上がれた医師の特権ですね。また、国際学会に参加すれば、世界中の高い志を持った医師がたくさん集まってくる。こんなに刺激的な場所は他にありません。それと、時には医療関係ではない方に向けた講演の機会にも恵まれるのですが「こんなふうに話したら、わかりやすく伝わるんじゃないかな?」と思いながら準備をしていると、それもワクワクして楽しい。これからもどちらも続けていきたいです。

それでは最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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人間は視覚から多くの情報を得ていますので、その部分にストレスが多いとQOLにも深く関わってきます。目の病気は自分の全身の健康にはあまり関係ないと思ってはいませんか? しかし、目が悪くなることで、認知症や転倒事故を誘発する可能性を高くし、健康寿命を縮めてしまうことは、データで明らかになっています。また重症になればなるほどに、手術などで回復できる範囲も狭まってしまいます。「手術をすればいい」とわかっていても、体に、特に目にメスを入れることは怖いことだと思います。しかし、だからこそ安心して任せられる医師に出会い、適切な治療を受けていただきたい。インターネットの情報は玉石混交ですが、専門家の話は、個別症例への的確さと正確さが違います。僕たちにも相談に来てください。お待ちしています。

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