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米田 憲司 院長の独自取材記事

健都 よねだスポーツ整形外科

(吹田市/岸辺駅)

最終更新日:2020/03/03

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京都線の岸辺駅。北大阪健康医療都市として開発が進んだこのエリアには、国立循環器病研究センターや市立吹田市民病院などの医療が集まった地域を中心に町が広がっている。岸辺駅より直結の複合商業施設の2階、クリニックモールの中にスポーツジムのようなモダンな外観の「健都 よねだスポーツ整形外科」がある。2018年11月、施設のオープンとともに米田憲司先生が院長に就任した。「スポーツ医学に携わった経験や専門性を生かしながら、今後は地域医療にも貢献していきたい」と話す米田先生は2年前まで自らが競技者としてフィールドに立っていた。そんな米田先生に熱い胸の内を語ってもらった。
(取材日2020年1月23日)

自らが競技者としてスポーツに関わった経験を生かして

先生は以前、あるスポーツの日本代表選手だったとお聞きしました。

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はい。「バンディ」という競技をご存じでしょうか。サッカーフィールドと同じくらいの広さのスケートリンク場で行う、フィールドホッケー形式の氷上競技です。日本ではマイナースポーツですが、ロシアやヨーロッパでは人気の高いスポーツなんですよ。私は2年前までバンディの日本代表選手として世界選手権大会にも出場していました。アイスホッケーは学生の頃から現在も続けており、競技者としてのみならず、仕事においてのスポーツにも関わっていきたいという思いを強く持っていました。筑波大学医学部に進学したのは、医師を志した時に筑波大学がスポーツ医学に強いという印象があったからです。私は奈良県出身ですので、大学卒業後は関西に戻りたいという思いがあり、スポーツ医学で知られる大阪大学整形外科医局に入局することにしました。

その頃から将来的に開業しようと考えておられたのですか?

いいえ。当初、開業は考えていませんでした。勤務医として行岡病院、大阪労災病院、大阪大学医学部附属病院や星ヶ丘医療センター、守口敬仁会病院をはじめとする病院でスポーツ医学に従事し、数多くの手術に携わる中で、常に私の周りには大勢のスポーツ医学を専門とする先達がいました。自分の知識や技術を研鑽できる環境に身を置くことができ、また自分の専門である膝の分野でも医療に貢献することができ、充実した日々を送っていました。現場に復帰していくスポーツ選手を見送りながら、こうした貢献をこの先もずっと続けていくのだろうなと思っていましたが、勤務医というのは手術に携わることが圧倒的に多く、外来診療に充てられる時間は限られています。大勢の患者さんに自分の知識や技術で貢献するという点では、勤務医では限界があります。今まで自分が培ってきたことをさらに広げられる可能性を考えた時にクリニックの開業を決意しました。

スポーツ整形外科、という名称に込めた思いとは?

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診療の対象をスポーツ選手に限ったわけではありません。加齢に伴う疾患も多く扱う整形外科の患者さんは圧倒的にご高齢の方が多く、スポーツ選手だけを診るというのでは整形外科としてはかなり偏っています。超高齢社会である今、実際のニーズや地域医療への貢献を考えると、開業医として一般的な整形外科疾患や骨折などの治療にも力を入れていかなければ、と思います。スポーツに関わる患者さんを診たいというのは、これまで自分が深く関わってきたスポーツへのこだわりの部分でもあります。専門性を生かしてスポーツをする人たちのケガの予防や早期復帰に注力したい……その思いを込めて「スポーツ整形外科」をクリニック名に掲げました。

新鋭の機器を備えたリハビリテーション施設を活用

開業されてから1年が過ぎましたが、どのような患者さんが来られますか?

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ここは北大阪健康医療都市、通称「健都」と呼ばれる、国立循環器病研究センターと市立吹田市民病院を中心とした医療クラスターとして、地域全体で新しい医療を構築していくというコンセプトのもとにつくられた街です。当院はJR岸辺駅直結の複合商業施設内にあり、ご高齢の方でも通院しやすく、また通勤通学途中や帰宅途中の方にも通っていただきやすい場所にあります。傾向として、午前中は高齢者の方が多く、夕方以降は学生さんや社会人の方が多く来られます。私自身がアイスホッケー、バンディの競技者であり、社会人アメリカンフットボールチームのチームドクターをしていることから、その関係の患者さんも数多くいらっしゃいます。

診療で心がけていることは?

わかりやすい説明です。診療後に説明を受けたにもかかわらず、後日来院された時には前回の診療内容を理解されていない患者さんもいらっしゃいます。医師側が思っている以上に、患者さんは、自身の疾患を理解していないと認識する必要があります。特に高齢者や子どもさんには、きちんと頭に残るように、丁寧な診察と説明を心がけています。それから、私だけでなくクリニック全体で患者さんをサポートすることにも配慮しています。当院はリハビリテーションのためのスペースを広く取っており、そこには常時理学療法士や作業療法士がいます。私の説明で理解できなかったり、一度の説明ではわかりづらかったりといったことも、リハビリテーションスタッフや看護師と話すことで理解を深めることができます。私だけでなく、クリニック全体の力で患者さんを支えられることは当院の強みだと思います。

広々としたリハビリテーション室など設備面も充実していますね。

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200平米を越えるリハビリテーションスペースには新鋭の医療機器やトレーニング機器をそろえています。患者さんの症状や年齢に応じた機器をリハビリテーションスタッフからの要望で導入しているんです。体に無理なく全身のエクササイズが可能なサスペンショントレーニングシステムや、3次元振動で効率良く全身のワークアウトやリラクセーションができるマシンなどもそろえています。2方向の壁全面を鏡張りにしたのも、空間に開放感を与えると同時に、リハビリテーション中の動作を目で見て確認するためです。また、骨密度測定検査にはDEXA(デキサ)法を採用。中でも骨質の評価が可能な装置で腰椎と大腿骨頸部の測定を行い、骨粗しょう症の早期発見、早期治療に努めています。

クリニック全体で患者を支え、地域への貢献をめざす

ご自身が競技者でいらしたことで、スポーツをされる患者さんに対して思うことは?

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故障したスポーツ選手は早く自分が競技に戻りたいという気持ちが強いですよね。よくあるのが「高校生活最後の試合。この試合のためにこれまで頑張ってきた」というケース。できるだけ早く競技に戻してあげるためには、正確で速やかな診断が求められます。そのためにはCTやMRIが必要になるのですが、それらを撮影できる町のクリニックというのはまだ多くはありません。病院に紹介し受診、MRIを撮り、クリニックに持ち帰る。これだけで2~3週間かかります。幸いこのクリニックモールには同じフロアに健都健康管理センターがあり、CT・MRIの撮影が可能です。早ければ即日撮影し、当院で画像データを確認できます。迅速に診断をしていけるわけです。選手と同じ競技者だった立場から、選手の気持ちに寄り添い良い方向に導けるよう、日々奮闘しています。

お忙しい毎日のリフレッシュ方法を教えてください。

スポーツを通じた人とのネットワークは大きな気分転換になりますね。今、社会人アメリカンフットボールのチームドクターを務めているのですが、現場に出て選手に関わることは、自分にとって気分転換の一つです。それから、私には娘が3人いるんですが、娘たちはダンスやミュージカルなどに興味があるようです。娘たちが、私になじみの少なかった新しい世界を見せてくれます。娘たちの成長が私の心の支えになっています。

最後に、先生のめざすクリニックとはどのようなものですか?

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地域に根差したクリニックでありたいと思います。この岸辺、吹田の方に必要とされ、地域医療に貢献できるようになることが一番だと思っています。また、遠方から通ってくださる患者さんもいらっしゃいますので、JR・阪急沿線で広範囲に目を向けていくことができれば、と思います。治療にあたっては、私がすべての患者さんに常に関わっているわけではありません。特にリハビリテーションに関しては、実際に患者さんに接しているのはリハビリテーション担当のスタッフです。彼らが担う部分は患者さんにとって非常に大きなものです。クリニック全体で患者さんをサポートし、壁にぶつかったときにはスタッフとともに向き合い、皆で協力して発展していきたいと思っています。

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