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山崎 功大 院長の独自取材記事

こうだい歯科

(都城市/都城駅)

最終更新日:2022/03/22

山崎功大院長 こうだい歯科 main

清潔感あふれる真っ白な外観がひときわ目を引く「こうだい歯科」。都城市の菖蒲原町の地に2018年の開業以来、虫歯や歯周病をはじめオールマイティーな診療をこなす山崎功大(こうだい)院長と、インプラント治療に注力する妻の山崎友香(ゆか)副院長がタッグを組んで切り盛りしている。「それぞれ得意とする分野が違うので、患者さんの症状を共有し、2つの視点から治療プランを提案できるのが強みです」と山崎院長。検査機器も各種そろえ、エックス線写真や口腔写真など画像を使うことで、詳細かつ丁寧なカウンセリングを実現。現在、夫妻は2児の子育て中ということもあり、院内にはキッズルームを設けるなど子連れの患者に優しい気配りも。山崎院長に、診療方針や院内のこだわりについて語ってもらった。

(取材日2022年2月21日)

開業により歯科医師としての夢を実現

歯科医師になられた動機やこれまでの経歴、開業のきっかけなどについて教えてください。

山崎功大院長 こうだい歯科1

父や叔父が歯科医師をしていることから、子どもの頃から職業として身近で、おのずと道は決まっていました。福岡歯科大学を卒業後は大学病院で経験を積み、その後は福岡市の歯科医院に勤務していました。ところが、2年ほどして父が体調を崩したため、地元の都城市へ戻ることになったんです。2011年のことです。それから2018年に開業するまで、蔵原町と松元町にある実家と叔父の歯科医院に勤めていました。当時、勤務の傍ら勉強会にも参加していたのですが、キャリアを積み知識を得ていくにつれ、自分なりにやりたいことがまとまってきたんです。それが開業した主な理由ですね。場所は市街地から少し離れてしまいましたが、広い駐車場を確保したかったので、あえてこの地を選びました。

開業して取り組みたかったこととは?

私が理想とするのは、患者さんがご自身の症状を把握し、納得した上で診療が受けられ、治療後も安心してメンテナンスに通っていただけるクリニックです。そのため、初診でのカウンセリングや検査を大切にしています。具体的には、エックス線や口腔内の写真撮影を行い、画像を見ながらお口の状態について説明をしていくことからスタートします。「百聞は一見にしかず」ではないですが、やはり言葉での説明だけではご理解いただくのに限界がありますから。当院のエックス線撮影装置は、歯科用CTを導入した3D画像になりますので、骨の厚みや神経の位置なども詳細にわかります。このほか精密治療に役立つマイクロスコープも導入し、施設を充実させました。

ラバーダム防湿も行っているそうですね。

山崎功大院長 こうだい歯科2

これも私がやりたかったことの一つです。例えば、頬の内側に脱脂綿を挟んで治療を受けた経験がある人は多いと思いますが、それだと口内に湿気があるため、どうしても湿潤な中で作業をすることになってしまいます。「ラバーダム防湿」とは、ラバーダムというゴム製のシートで治療する患部だけを露出させ、防湿の言葉どおり、湿気を防いで唾液が患部に付着したり、入り込んだりしないようにすることで、より清潔な環境下での治療を可能とします。ひと手間ではあるものの、虫歯や根管治療の再発率を左右すると考えています。ただし、すべての治療においてラバーダム防湿が行えるわけではありません。状況によっては別の器具を使うこともありますが、いずれにせよ、より清潔な状態で治療をするよう心がけています。

「何事も丁寧に」をモットーに患者に合った歯科治療を

常に丁寧であること、それが先生の信条だそうですね。

山崎功大院長 こうだい歯科3

はい。手抜きをしたり妥協をしたりすることで、いいことなんてありませんから。私は患者さんに関わるすべてにおいて、とりわけ治療については、丁寧に行うほど患者さんご本人はもちろん、長い目で見れば自分にもいい結果となって返ってくると信じています。そのためにも、できる限りのことをその時々で精いっぱいやるようにしています。ある勉強会で著名な先生が丁寧かつ慎重な手さばきで歯の模型を削っていく様子を目の当たりにしたんです。少しずつ削っては入念にチェックをし、1本の歯に時間と手間を惜しみなく使う。当たり前のことではありますが、そのこだわりに感銘を受け、当院でも「丁寧であること」を診療方針としています。

どのような患者さんが訪れますか?

虫歯の患者さんが最も多く、ほかにも歯茎の腫れや審美歯科、ホワイトニング、義歯など主訴はさまざまですが、いずれの場合も一貫しているのは先ほどお話しした丁寧な対応です。私は大学病院の歯周病科に在籍していたため、歯周病の治療も行いますし、そのほか保存修復治療にも力を入れて取り組んでいます。奥歯であまり見えない部分であっても、目立たないよう白い詰め物できれいに仕上げることや、虫歯で削ってしまった部分であれば、なるべく元の歯の形に近づけるよう全力を尽くします。お口を大きく開けて笑った時など見た目もいいですし、やはり歯の形にきちんと合わせた詰め物やかぶせ物は長持ちしやすいですからね。

奥さまと二人三脚で治療にあたっているとお聞きしました。

山崎功大院長 こうだい歯科4

妻も歯科医師であり、当院の副院長をしています。私はこれまで、どちらかというとオールマイティーに治療を手がける開業医のもとで働いていましたが、妻は大学病院の口腔インプラント科でキャリアを積んできました。そこで当院では、それらの経験を生かして患者さんの症状を夫婦で共有し、私と妻の2つの視点から、より最適な治療プランを提供できるよう取り組んでいます。

子ども連れでも安心して通える環境づくりを

開放感のあるすてきな院内ですね。

山崎功大院長 こうだい歯科5

設計士さんには、明るくて広い診察室とキッズルームを造ってほしいとお願いしました。診察室はパーティションで仕切られた半個室で、出入り口もそれぞれ分けています。これは患者さんのプライバシーを配慮してのことですが、スペースに余裕を持たせたセミオープンな空間となっていますので、窮屈さを感じることはありません。また4台あるユニットにはモニターを設置し、画像を見ながらの説明と治療が行えるようにしました。キッズルームは私自身子育て中ということもあり、その必要性を痛感しています。先日「子どもと一緒に通える歯科医院を探していました」と、お子さん2人を連れた患者さんが遠方よりおみえになりました。そうした環境づくりも重要なんだとあらためて気づかされた出来事でした。

衛生面でもかなり気を使われていると伺いました。

そうですね。小さなお子さんからご高齢者まで、訪れたすべての患者さんに気持ち良く過ごしていただけるよう、開業以来、衛生管理の面は特に気をつけてきました。例えば、ガラス張りの滅菌室は当院の特徴の一つで、ここで滅菌ができる器具はすべて、高圧蒸気滅菌器による滅菌処理を行っていますが、そうした取り組みを患者さんにも知っていただくため、診察室から見えるようあえてガラス張りにしました。また感染症対策としては、一人ひとり治療を終えられる度にユニットを清拭消毒し、私やスタッフの手が触れる所は、バリアフィルムを貼り替えるなど衛生管理を徹底しています。これらも新型コロナウイルスの流行とは関係なく、歯科医院の当然の取り組みとして変わらず続けていくつもりです。

最後に、歯科医療に対する先生の思いをお聞かせください。

山崎功大院長 こうだい歯科6

患者さんの歯科治療に対する意識が高まるといいですね。私は治療の終了は、新たなスタートでもあると思っています。お口の健康をキープするためにも、ご自宅でのケアだけでなくプロによるメンテナンスはやはり必要です。皆さんには歯が痛くなってから歯科医院を訪れるのではなく、トラブルになる前に予防として定期的に通っていただくような習慣をつけていただきたいです。あと私たちは夫婦で子育て真っ最中ですので、お子さんの歯磨きなどで戸惑うことがあれば、なんでもご相談ください。私自身、父親になって初めて知ったことも多く、今はそうした実体験をもとにアドバイスができるようになりました。小さなお子さん連れだからと気兼ねすることなく、安心してお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円(本)~、ホワイトニング/上下顎1回2万2000円・2回3万8500円

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