幸島 雄太 院長の独自取材記事
小倉学園附属四谷整形外科リハビリテーションクリニック
(新宿区/四谷三丁目駅)
最終更新日:2026/06/10
四谷三丁目駅から徒歩3分の場所にある、「小倉学園附属四谷整形外科リハビリテーションクリニック」。院長を務める幸島雄太先生は、大学を卒業した後、大学病院などで研鑽を積み、同院の院長に就任。「患者さんが自分を頼って来院してくれることに、一番のやりがいを感じます」と力強く話す。慢性的な痛みを抱える患者が多い同院では、本人が治療やリハビリテーションを途中で断念せず、継続できるようなサポートを大切にしているという。取材では幸島院長に、同院の特色や医師を志したきっかけ、患者への思い、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2023年8月2日)
専門家が一人ひとりに応じた運動機能の改善に取り組む
整形外科の医師を志したきっかけは、サッカー少年時代にあったそうですね。

ええ。子どもの頃からサッカーをやっていましたが、中学生の時にけがをしてしまい、体育会系のハードな部活に参加することができなくなってしまいました。その後は、同好会やフットサルに参加するという形でスポーツを楽しむことに。プレイヤーとして全力でスポーツに関わることは難しくなりましたが、将来的には別の形でスポーツに関わる職業に就けたらと思うようになりました。祖父が医師であったこともあり、高校時代には医師としてアスリートをサポートしようと決意。2003年に順天堂大学の医学部を卒業し、さまざまな科で研鑽しました。その中でやはり整形外科はアスリートに関わる機会が多いということが決め手となり、整形外科に入局しました。
どのような主訴をお持ちの患者さんがいらっしゃいますか。
患者さんの半数以上が近隣にお住まいの方々で、腰や膝、肩などの不調があって来院される方が多いように感じます。打撲や骨折などスポーツで体を痛めてしまった若い方や、大きな病院で手術を行った後のリハビリテーションのために来院される方もいらっしゃいます。他には、骨折に至るほどではないものの、腰や膝、肩の痛みが日に日に強くなり、その痛みが慢性化してしまったがゆえに、日常生活に支障が出てきたという方も多いですね。
こちらのクリニックで特に注力されていることを教えてください。

近隣にリハビリテーション施設が少なく、特にご高齢の患者さんが運動機能を回復する目的で来院してくださっていることもあり、「機能回復」を実現するためのサポートに注力しています。一般的に、スポーツ施設などでのプログラムは、ご自分で動ける方向けの内容になっていて、体に痛みを伴う方にはチャレンジしにくい場合があるようです。またそういった施設には医師が常駐していないことも多いので、無理して運動を行い不具合が発生してしまうというリスクも考えられます。一方当院では、体の仕組みに精通した医師や専門スタッフが、患者さんに応じたオーダーメイドのプログラムを作成し、それに準じた運動指導を行っています。患者さんの不安を少しでも払拭し、安心して運動機能の改善に取り組んでいただけるよう、スタッフ一同、日々精進しております。
一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを重視
先生のめざす医療とはどのようなものでしょうか。

クリニックを受診する流れとしては、まず当院で骨の状態などをレントゲンなどで検査します。そして適切に状態を把握した上で整形外科の治療やリハビリテーションなどの選択肢を提案します。その際、私は患者さんの生活ペースを尊重したいと思っています。医師だけが頑張っても、患者さんの希望どおりの改善を期待できません。患者さんが、無理なく継続して頑張ることができる治療法を提案することが私の役割です。ほかにも、検査結果やデータだけを見て一方的に診断することがないように心がけています。患者さんとのコミュニケーションをよく取り、総合的に判断することが私がめざす安心の医療だと考えています。例えば、「注射を打つ」ということだけをとっても「とりあえず注射打ちましょう」では患者さんも不安ですよね。なので患者さんに些細なことでも説明し、少しでも安心してもらえるようにしています。
患者さんと接する際に大切にされていることをお聞かせください。
当院には、慢性的な痛みを抱えている患者さんが多くいます。慢性的な痛みを改善するには、ご本人が諦めずにリハビリテーションに通い続け、ご自分で頑張って体を動かすことを継続していただく必要があります。そのためには、患者さんのモチベーションが途切れないように配慮することが重要。一人ひとりをよく診て、十分なコミュニケーションを重ねることを大切にしています。どんな些細な悩みも聞いてくれる先生、愚痴にも耳を傾けてくれる先生と思ってもらえたらうれしいですね。痛みを完全になくすことは難しいですが、患者さんとの会話の中から改善につながるヒントをくみ取れるように、今後も尽力していきます。
診療の中でどのようなことにやりがいを感じますか?

患者さんが私を頼って、継続的に通院してくださることにやりがいを感じます。新型コロナウイルス感染症流行下では、外出が難しく運動の機会が少なくならざるを得ないケースが多かったので、ご高齢の方だけでなく若い方でも痛みを感じる人が増えています。痛みの緩和のために市販薬を購入される方もいらっしゃいますが、服用を続けることで別の弊害が生じる可能性もありますので私はあまり推奨していません。市販薬を服用されている方は、気軽に当院にご相談いただければと思います。私が患者さんにお伝えしたいのは、ご自身の体のことなので、ご自分のことを主役にして考えてほしいということです。ご自分がどうしたいのかという感覚を何よりも大事にしていただきたいですね。私を含めた当院の全スタッフは、患者さんの思いを尊重して精いっぱいサポートさせていただきます。
「自分を主役にして考えてほしい」という患者への願い
毎日お忙しいと思いますが、休日はどのようにしてお過ごしですか?

休日は子どもとの時間を大切にしています。休むためにも、仕事との時間をしっかりと分けるようにしていますね。子どもと一緒に過ごすたわいもない時間が一番のリフレッシュになっています。今は減っていしまいましたが、私も子どももサッカーが好きなので一緒に観戦に行ったりしています。最近は運動不足解消のためにも、自転車を使うようにしていて、サッカー観戦にも自転車で会場まで行きます。子どもには好きなことをしてほしいと考えているので、今後どんな道を進んでいくのか楽しみですね。
読者へのメッセージをお願いします。
当院の患者さんの多くは、ご高齢の方や子育て世代の方。痛みを我慢しがちだったり、ご自身よりもご家族や周囲の大切な方を優先したりする傾向があるように感じます。ご自身のつらさや苦しみに向き合う時間を割くのが難しいのだろうと推察はできるのですが、我慢をしすぎた結果、手術を要する状況に陥り、完治が難しくなる場合も。日常生活の一部に、当院の治療やリハビリテーションを組み入れていただくことで、お一人で悩まれていた時には想定しなかった解決方法や展開に出合う場合もあります。運動機能の不調ならびに痛みが改善しないことに対する不安がある場合は、当院がかかりつけ医として丁寧に対応させていただきます。ぜひ気軽に受診してもらえればと思います。
最後に、今後の展望についてお聞かせください。

今後は、慢性的な痛みを抱えている方々にとって、当院がより身近な存在として認知してもらえるように取り組みたいと思っています。運動機能のいずれかに不調があり、それが強い痛みに変化した際に初めて受診される方が多いと思いますが、慢性的な痛みでお悩みの患者さんは、数年前から何かしらの支障を感じていることが少なくないもの。早めに相談していただけるよう、受診へのハードルを低くすることが目標です。オーダーメイドのリハビリテーションを継続することで、患者さんの痛みが軽減するのを見られたなら、それは私にとっても大きな喜びです。運動機能を改善したいなど、何かお悩みのことがある方は、まずは気楽な気持ちで当院の扉をノックしてください。

