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辻本 真規 院長の独自取材記事

辻本デンタルオフィス

(福岡市中央区/大濠公園駅)

最終更新日:2020/06/30

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福岡市民の憩いの場所である大濠公園にほど近いビルの2階にある「辻本デンタルオフィス」。ドアを開けると、明るく落ち着いた雰囲気の待合室がアロマとともに迎える。院長の辻本真規先生は、日本大学松戸歯学部を卒業後、長崎大学大学院へ進み、開業歯科クリニックでの勤務や大学での研究を経て2018年に開業。マイクロスコープ(歯科用実体顕微鏡)を駆使した精密な根管治療を得意とし、難症例にも多く対応してきた。診療の傍ら、歯科関連の雑誌や書籍の執筆、セミナー・講演活動にも精力的に取り組んでいる。常に学ぶ姿勢を忘れない辻本院長に、診療への想いや今後の展望について話を聞いた。
(取材日2020年6月9日)

新しい土地で、院長としてクリニックをスタート

先生がこの場所に開業した理由を聞かせてください。

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せっかく開業するなら、患者さん一人ひとりと向き合い、ゆっくり時間をかけて治療をしていく、そんなクリニックを作りたいと思っていました。それで、にぎやかな繁華街よりも落ち着きのある住宅街が良いなと考えて、イメージに合う場所を探していたところ、見つけたのがこの場所です。当時は何もない更地の状態で、新しいビルが建てられると聞き「ここだ!」とほとんど一目ぼれで決めてしまいました。たまたまテナントを福岡に探しに来た日の前日に物件情報を入手して、誰よりも早く申し込みをしたことにも運命的な出会いを感じましたね。僕は千葉県出身で、実はこの地域とは縁がなかったんです。新しい街、新しい建物で、まさに一からのスタートでした。

どのような患者さんが多いですか?

開業当時は近隣住民の方がほとんどでしたが、最近ではホームページやブログを見て、他県から来院される患者さんも増えています。一番遠くは東京からでしょうか。あとは長崎大学で教鞭を執っていたので、先生から患者さんを紹介されたり、教え子たちが来たりすることもありますね。この辺りに住む皆さんは、歯に対する健康意識がとても高いと感じています。オープン前に内覧会を行った際に、来院された方120人以上を対象にアンケートを実施したのですが、定期的に歯医者さんを受診している方の割合が3分の2を占めていたことに正直驚きました。男女比は圧倒的に女性が多く、特に30〜50代の働き盛り世代が多い印象です。過去にいろいろな治療をしてきたけれど、問題は解決していない、治療を受けたのに痛みが取れないという方が、喜んで帰っていかれる姿を見るとうれしくなります。

内装や設備のこだわりについて教えてください。

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自分が行きたくなるようなクリニック作りを意識しました。診療室はプライバシーに配慮して、半個室、完全個室にしています。隣の声や治療中の音が聞こえるのは、やはり患者さんにとってストレスになりますよね。治療を行う側と受ける側の動線も分離しているので、スタッフの動きが気になることもありません。また、患者さんの緊張を少しでも和らげるため、白と木目を基調にした落ち着ける雰囲気の内装にしました。歯医者特有の薬品の臭いを取り除き、アロマをたいて、できるだけリラックスしてもらえるような工夫をしています。診療用のユニットはドイツ製で、実は日本ではほとんど導入されていないものなんですよ。自分が実際にいろいろ試して、長時間座っても疲れにくいものを選びました。治療に使った器具は毎回滅菌し、衛生管理も徹底しています。

1日5人限定、じっくり時間をかけて診療するスタイル

先生が得意としている治療について教えてください。

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マイクロスコープを使った治療に力を入れています。歯は一度削ったら、二度と元に戻りません。だからこそ、できるだけ患者さんの歯を残して、ご自分の歯を長く使っていただくことをめざした治療を行っています。マイクロスコープを活用すれば、患部を最大約20倍まで拡大できるので、より精度の高い治療が可能です。歯を削る範囲も最小限に抑えられ、抜歯のリスクを軽減できます。また、根管治療や修復治療の際には、ラバーダム防湿を必ず行います。ラバーダム防湿とは、ゴムのシートで治療する歯を隔離し、唾液からの細菌感染を防止したりする方法です。根管治療の確実性と安全性や、修復治療の確実性を向上させるには、マイクロスコープとラバーダム防湿の併用が必須だと考えています。

こちらでは歯科衛生士の方もマイクロスコープを使うそうですね。

当クリニックでは、歯科衛生士もマイクロスコープを活用し、歯石の除去や口腔内のクリーニングを行っています。歯科衛生士がマイクロスコープを使うクリニックは、全国的に見てもまだ少ないのではないでしょうか。歯周ポケットの深いところは肉眼では見えないため、歯石を取るときも手探りの処置になってしまうんですよね。マイクロスコープを用いることで、細かい部分までしっかりと歯石を取り除くことが可能です。また、マイクロスコープはメンテナンスの経過を動画で撮影できるので、患者さんが磨いたつもりで磨けていなかった部分を確認するのにも役立ちます。

完全予約制で1日5人限定と伺いました。

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歯科医師側の問題として、説明が不十分、説明をしていたとしても患者さんがその内容を理解できていないケースが往々にしてあります。それでは説明をしていないも同然ですよね。大学卒業後、1日に何十人もの患者さんが来られるクリニックで4年ほど勤務していたのですが、患者さんの数が多いと、とにかく数をこなすことが優先となり、説明どころではなくなってしまうことも。その経験も踏まえて、基本的に1日5人に限定して、しっかり説明した上で治療を進めていく今のスタイルになったのです。初診ではマイクロスコープによる綿密な検査を行い、40インチの画面で写真や動画をお見せしながら、口の中の状態や問題点をお話しします。そうやって目で見ていただくと、理解を深めていただけるようです。患者さんお一人あたり、カウンセリングを含めて、だいたい1時間半くらいかけて診ています。

丁寧な説明で患者の意識改革をめざす

今後はどのようなクリニックをめざしたいと考えていますか?

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理想とするのは、あまり通わなくてもいいクリニック。あそこで診てもらったら、治療をしなくても済むようになったと言ってもらえたらうれしいです。そのためには定期的なメンテナスももちろん重要ですが、もっと大事なのは患者さんのマインドが変わること。例えば高血圧や糖尿病といった生活習慣病は、医者にかかって薬を飲みさえすれば治るわけではないですよね。病気を治すには、自分の生活習慣を振り返り、改めることが第一です。歯周病も虫歯も生活習慣との関わりが深い病気なので、患者さんには現状をしっかり認識して、積極的に「予防しよう」と考えるようになっていただきたい。そうした意識づけをすることが、僕ら歯科医師の使命だと思っています。実際に患者さんが来なくなったら、潰れちゃいますけど(笑)。

お忙しい中、精力的に講演活動や本の執筆に取り組んでいるのはなぜでしょう?

すべては自分の学びになるからです。セミナーや勉強会に参加しても、それだけで知識やスキルが身につくわけではないですよね。インプットしたことを、ふに落ちるまで勉強し直し、さらにそれをアウトプットすることで、初めて体得できると考えています。セミナー講演や本の執筆を通して、学んだことをどんどんアウトプットし続けると、それに比例して自分が伸びていくのがわかって面白いです。座右の銘は「日々精進」なので、これからも外部に向けてアクティブに情報発信を続けて、セミナー参加者や読者の方だけでなく、自分自身のスキルアップにもつなげていきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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症状を改善する上で最も大事なのは、根本的な原因を知ることです。よく患者さんにお話しするのですが、川の上流にある工場から汚水が排出されて、下流で魚が死んでいる様子を想像してみてください。これが病気です。汚水を止めるには、原因である工場そのものをなくす必要があります。しかし残念ながら、なぜ虫歯や歯周病になったのかをちゃんと説明している歯科医院ばかりではないのが現実です。頑張って歯磨きしているのになかなか良くならないという方もいらっしゃいますが、それでは川の中流で汚れた水を一生懸命かき出しているようなもの。あくまで一時しのぎに過ぎません。悪くなった原因をきちんと説明して、健康になるためにはどうしたらいいのかを患者さんと一緒に考えるクリニックに行くことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/6万円~

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