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川崎 加織 院長の独自取材記事

皮フ科かわさきかおりクリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2021/11/19

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阪神本線西宮駅直結の商業施設内、クリニックの並ぶフロアに「皮フ科かわさきかおりクリニック」はある。白とブルーの落ち着いた内装の院内は、そこがクリニックであることを忘れてしまうような美しい空間を演出している。院長の川崎加織先生は気さくさとはつらつとした笑顔が魅力的な医師だ。一般皮膚科に注力する一方で美容皮膚科にも対応しているが、「患者一人ひとりの症状を診た上での、選択肢の一つとしての美容皮膚科なんです」と優しく話す川崎先生に、診療方針やクリニック開業1年の今の思い、今後の展望などをたっぷりと語ってもらった。

(取材日2019年10月30日)

多角的な視点で、患者の要望に応じた治療を提供

初めに、同院の患者層を教えていただけますか。

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新生児から80代、90代の方まで幅広いですね。女性が多いですが、最近は男性の患者さんも増えています。駅前なのでいろいろな人がいらっしゃいますよ。患者さんは近隣の方がほとんどですが、ホームページを見て「この治療を受けてみたい」「こういった検査をしたい」と県外などの遠方からいらっしゃる方もいます。美容クリニックのイメージでは、敷居が高いという印象を持つ方が多いと思いますが、当院では基本は保険診療。ただ保険診療の範囲での治療が難しい場合や、それ以上のケアを望まれる方には自費診療を提供するというスタンスを取っています。実際、患者さんの主訴はアトピー性皮膚炎や発疹、ちょっとした痒みなどが多いので、軽い皮膚のトラブルなどでも気軽に相談に来ていただければと思います。

この場所に開業されたきっかけは何かありますか?

実は開業することを当初強く考えていたわけではありません。今子どもが2人いるのですが、開業は下の子が中学や高校に入ってから、と思っていました。ただ理想的な物件に出会え、タイミングやご縁もあり、思い切って、という感じですね。そして、これまで勤務していたクリニックは保険診療か自費診療、どちらか一方のみを極めて行うということが多かったのですが、保険診療で対応できる範囲はどうしても限られてしまいます。私自身が自費診療の範囲でできる方法を知っているのに提供できないというもどかしさも持っていたので、これは自分でやらなければいけないという思いもありました。保険診療と自由診療を明確に分けてしまうのではなく、1人の患者さんに対してより良い医療を提供することも考え、開業に至りました。

「皮膚科」「小児皮膚科」「美容皮膚科」を掲げていらっしゃいますね。

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そうですね。より患者さんの選択肢を増やし、また良いものを提供できるようにしています。ただ、美容皮膚科専門、というわけではもちろんないのですが、私が女医であることや、このクリニックの雰囲気から少し敷居が高い印象になってしまったかもしれません……(笑)。先ほどもお話しましたが、当院では科目ごとに何かを画一的に分けているわけではなく、患者さんの要望によって対応しています。私としては患者さんに心地良く過ごしてもらいたい、要望や予算に合わせた診療を行いたいと考えています。

体の内外から皮膚疾患診療に臨む

院内も洗練されたすてきな空間で、落ち着いたブルーが印象的ですね。何かこだわりはあるのでしょうか。

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実は叔父と叔母が設計士で、当院のコンセプトや私のイメージをもとに院内を作ってくれたんです。男性の方も入りやすいよう、入り口の内装は白とブルーにしました。そして入って右側の診療のスペースは、しっかり患者さんとお話しができるよう白を基調としたシンプルで明るく、対して左側の美容皮膚科の診療スペースはダークブラウンで落ち着いて治療を受けていただけるような雰囲気になっています。他にも設備に関しては、より多くの治療選択肢をご提供できるように幅広くそろえました。自分が提供できない治療があることで患者さんが悩むくらいなら、積極的に導入したいと思っています。また、導入機器に関してもまずは自分が試し、納得のいくものを使っています。ですから、開業するときには何十台も自分の肌で試すことになりまして(笑)。大変でしたが、納得のいくものを患者さんにも提供したいと考えています。

川崎先生はどのような医療を提供したいとお考えですか?

患者さんの意見も踏まえ“自分の家族にしたい医療”を提供したいです。例えば、私であれば自分の子どもに対してあまり抗生剤など薬を使いたくないと思いますから、そういった考えも踏まえて、患者さんにも診療していきたいと思っています。そして、皮膚の表面的な疾患だけでなく、その疾患が起こる根本的な原因や悩みを解決するような治療を行っていきたいです。皮膚科というと症状に合ったお薬を塗って終わり、というイメージもあるかもしれませんが、皮膚疾患は何かしらの不調のサインであり、栄養不足など体の内面的な部分に原因がある場合も。ですから塗り薬以外に、食事のアドバイスはもちろん、希望される方には漢方の処方やサプリメントなども紹介しています。とはいっても、治療を決めるのは患者さん自身です。塗り薬でいいという患者さんにはそちらを処方しますし、そこは患者さんの意見を聞きながら診療を行っています。

これまでの診療で印象に残っているエピソードはありますか。

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お子さんが長年アトピー性皮膚炎で悩まれていて、症状がなかなか改善せず来院された患者さんがいたのですが、うまく治療が進んだことで患者さん親子が喜んでくださったことはもちろん、自分がやってきたことは正しかったのだという自信にもなりました。全身ひどい状態でしたが、こちらの提案を受け入れ、お母さんも頑張って毎日お薬を塗ってくれたおかげで数ヵ月に1回の来院まで落ち着きました。私のことを信頼してくださった気がして、うれしい出来事でしたね。

やはりお子さんの治療においては保護者の方の協力が必要ですね。

はい。ですから親子で治療に取り組むようお伝えしています。特に皮膚疾患は食事も大きく関係しますから、お母さんの協力なしには改善は難しく、食事管理だけでなく塗り薬の管理や塗布についても本人に任せっぱなしではいけません。また、小さなお子さんの治療に関してはさまざまな治療法の中で「お母さんはどうしたいか」という意見を聞くことも重要です。私も2児の母ですので、医師の目線というよりも母親として、女性としての目線や感覚でアドバイスできることも多いのではないかと思っています。

母、そして医師として、より良い医療を提供したい

そもそも皮膚科を選ばれたのはなぜですか?

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小児科とも迷ったのですが、転んだなどの外傷の手当てをすぐしてあげられるような医師を、子どもの頃から漠然と思い描いていました。研修医時代は、内科や外科、救急、産婦人科、小児科などさまざまな科を回りましたが、3年目から専門科へ行きました。そこで研鑽を重ねていくうちに、皮膚というのは体の一部であると同時に、何かのサインとして症状が出る部分であることに面白みを感じました。ニキビや湿疹などができるのには原因があり、皮膚科ならそれを外側からだけでなく内科的な部分でも診ることができます。また手術をすることもあり、オールラウンドに対応できる科という印象を強く持ったことから皮膚科医になりたいと思うようになりました。

ちなみにお忙しい日々とは思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

平日は仕事で、帰りが遅いこともありますから、日曜日はできるだけ子どもたちと過ごすようにしています。たまに出張がありますが、子どもたちがまだ小学生なので、週末のメインは子どもたちです。小さい時はもっと大変で、実家の母にはよく手伝ってもらいましたね。今も実家の淡路島から週に一度来てもらったり、夏休みは1ヵ月協力してもらったり……いろいろ迷惑をかけている部分もありますが、タイミングもあったので思い切って頑張っています。

それでは最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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これまでの治療で改善されない症状、またトータル的に体に不調があるなど、皮膚疾患というものにとらわれず、いろいろなことを気軽に話せる窓口になれればと思います。気づいていないことが原因となっている場合もありますし、女性は出産や更年期など、ライフステージによって大きな波がありますから、それに長くお付き合いできるパートナーでありたいです。些細な症状でも相談していただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1平方センチメートルまで:1万2000円

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