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橋口 一弘 院長、綾 美咲 先生、入江 啓 先生の独自取材記事

ふたばクリニック

(新宿区/四谷三丁目駅)

最終更新日:2019/08/28

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四谷三丁目駅と信濃町駅の間、オフィスビルが立ち並ぶエリアにある「ふたばクリニック」。メディカルモール内で耳鼻咽喉科からスタートし、小児科と泌尿器科を加えて現在に至っている。耳鼻科を担当する橋口一弘院長、小児科の綾美咲先生、泌尿器科の入江啓先生に、診療へのこだわりや、大学病院など高次医療機関との密な連携体制など、クリニックの特色を聞いた。
(取材日2016年12月27日)

重大疾患の疑いがあれば、その日のうちに紹介を

単科から始まって、今は3科体制ですね。

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【橋口院長】2004年に耳鼻咽喉科のみで開院したのが始まりです。2011年に私が院長となって、改めて患者さんのニーズを考え直しました。耳鼻咽喉科というのはもともと患者さんの層が高齢の方とお子さんに大きく分かれるものですが、お子さんを診ていく時に、近くに小児科があれば万全だと感じたのがきっかけです。こちらは医療モールで、同じフロア内に内科や皮膚科のクリニックはあったのですが、小児科がなかったので、私の北里研究所病院での同僚で小児科部長である綾美咲先生に協力をお願いしたわけです。

それで、綾先生が小児科を立ち上げられたのですね。

【綾先生】2011年3月から当院での小児科診療を始めました。今も北里研究所病院の小児科部長でもありますので、私がこちらにいないときは、慶応義塾大学医学部小児科医局関連の医師たちが曜日ごとに診療にあたってくれています。それでちょうど循環器や血液腫瘍など広い専門分野をうまくカバーできている面もあります。もちろん街のクリニックですから、来院のきっかけは風邪やアレルギーなどの日常的な症状ですが、小児科では全身に気を配らなければならないので、連れて来られたお母さんにお子さんの最近の様子をこまかく伺いながら、丁寧に全身を診ることを心がけています。まれに風邪だと思って調べたら心雑音が聞こえたり、内分泌の異常が見つかったりするケースもあります。白血病を疑い、即日慶応義塾大学病院で確定診断し、治療を開始したこともありました。

何げない症状に大きな病気が潜んでいることがあるのですね。

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【綾先生】内科診療とはそういうものですが、小児の場合は特に医師がより注意深くして気づく必要がありますね。お母さん方の育児に対する心配などをきちんと聞いて差し上げることも大切です。先ほどのような重大な病気はあくまでレアケースですけれども、疑われる時にすぐ高次の専門医療につなげられるのは、当院の大きなメリットですね。
【橋口院長】そのとおりで、ありがたいことです。また、当院の中での診療科に加え、医療モールなので他科受診も併せて行ってもらえやすいのも、患者さんには便利でしょう。フロア内の複数クリニックの受付・会計が中央1ヵ所で済むことや、待合室も共同で広く取られているのもこのモールならではの特長です。

20代でもある頻尿の悩み、他科のついでに診察を

その後加わったのが、泌尿器科ですね。

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【橋口院長】2014年2月からなのでまもなく3年ですね。このときは入江先生と一緒にやりたいという気持ちが勝っていました(笑)。入江先生は今も北里研究所病院で泌尿器科部長を務めておられますが、かつて医局が同じで長年のお付き合いなので、信頼できる良いドクターなんです。綾先生もそれぞれの領域をしっかりとお任せでき、院長としても安心して患者さんを託すことができます。また、患者さんの状況に応じて他の科に、より専門的診療をお願いできることも助かっています。風邪のお子さんでも必要があれば中耳炎を疑ったり、おねしょの相談を泌尿器科でお願いしたりですね。その場で、より専門的な対応ができるのは患者さんにもプラスではないでしょうか。具合の悪い方、特にお子さんが何ヵ所もクリニックを移動するのは大変なことですから。

泌尿器科にはどういう患者さんがみえますか?

【入江先生】一般に総合病院の泌尿器科では男性患者さんが8割ほど占めるものです。ここでは女性も多く、半々くらいです。小児科があることで、お母さん方によく知っていただけ、他のご家族の方々まで来院されているようですね。
【橋口院長】この辺りはオフィス街ですが、実は古くからお住まいの方々も多いんです。三世代のご家庭や、お子さんも2~3人と兄弟の多いご家族がよく見受けられます。近隣にお勤めの方に加え、そうしたご家族がかかられるので、男女とも幅広い世代がいらっしゃいます。また、複数科がまとまっていますので、建物に入る時も泌尿器科にかかる気恥ずかしさを感じずに済み、入りやすいのではないでしょうか。他科にかかったついでにご相談いただくのもよいかと思います。

どのような訴えが多いのでしょう?

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【入江先生】排尿障害、特に頻尿のお悩みが多いですね。過活動膀胱や、男性の場合は前立腺肥大症も疑われます。まず排尿の状況をアンケートで答えていただき、診察室内にある、尿流検査機の付いたお手洗いで排尿の勢いをお調べします。その後、超音波検査で膀胱内の残尿をチェックすれば診断がつけられます。治療は投薬と運動指導の2本立てですね。初診からまず約2週間でお薬が効いているかを診て、その後は1ヵ月、そして2ヵ月ごとに通院いただくようになります。これでトイレの切迫感や尿漏れのお悩みも改善していくものです。中でも運動は重要ですが、当院には排尿ケア指導員の資格を持つ看護師がおり、そうした運動指導もいたしますので、ちゃんとできるようになるまでご相談いただければと思います。過活動膀胱は年配の方ばかりでなく、全国統計では20代から見られる病気ですから、若い方でも悩んだら受診をお勧めしたいですね。

何でもないと安心・納得してもらうのも、開業医の務め

がんについてはいかがですか?

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【入江先生】前立腺がんは区の検診や二次検診、それに排尿障害の訴えがあれば保険診療で検診が可能です。40代からリスクはありますので、尿が出にくいなどあれば調べてみるべきでしょう。スクリーニングして、がんであれば高次の専門機関を紹介します。私はもともと北里大学で腎移植を研究していましたが、1995年の米国留学を機に泌尿器がんを専門としてきましたので、さまざまなケースに対応いたします。専門機関で治療を終えられた方のフォローアップも当院で行っています。前立腺がんは腫瘍マーカーによる検査を行い、膀胱がんは定期的に内視鏡でチェックをして再発に備えています。CT撮影は提携機関で行いますが、当日予約でも撮れるほどスムーズですし、データをお持ちいただければすぐに当院で読影いたします。

どの科も大学病院との連携が密ですね。

【入江先生】泌尿器科の紹介先は北里研究所病院、慶応義塾大学病院、東京医科大学病院、東京女子医科大学病院が多いですね。逆に、相模原の北里大学病院から当院を紹介されてこられる患者さんもいて、近隣の患者さんの多い当院の中でも珍しく、遠方からの患者さんもおられる感じです。
【橋口院長】高次の医療機関との連携はもちろん大切ですし、街のクリニックとしては、患者さんの訴えに対する適切な判断が大きな役割で、説明責任が重要ですね。耳鼻咽喉科では特に、耳も鼻も喉も患者さんがご自身では見えない場所ですから、スコープで画像をお示ししながら説明をするんです。よくあるのは、喉に違和感があっても実際には出来物も腫れもない、というようなケースです。これを言葉だけでお返ししてしまうと患者さんは不安がぬぐえず、別の医院にかかってドクターショッピングとなりかねません。何もない方に納得していただくのも、大切な役割なんですね。

先生方のプライベートの過ごし方を教えてください。

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【橋口院長】昔はサッカー選手でした。攻めるのは嫌いで守ってばかりなのは、性分でしょうか(笑)。今は犬の散歩くらいですね。ゴールデン・レトリバーを飼っていますが、最近犬のほうが年をとってきましたね。
【綾先生】仕事以外では、以前から好きな水泳をマイペースながら続けています。診療中も患者さんが水泳をしているとわかると、つい、いろいろ聞いてみたくなります。
【入江先生】私は、アウトドアではランニングやテニス、そしてギター小僧でもありまして(笑)、医者仲間でロックバンドもやっています。そんなこんなで公私ともに忙しいですね。

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