スムーズな診療で
家族みんなが通いやすいファミリークリニック
渚たなのファミリークリニック
(枚方市/枚方市駅)
最終更新日:2024/04/11
枚方市渚南町で、家族みんなが通いやすい地域のかかりつけ医として診療に尽力するのが「渚たなのファミリークリニック」だ。小児科・小児外科を中心に診療を行ってきた棚野晃秀(たなの・あきひで)院長は、患者にとって何が必要か、患者が求めることは何かを追求した結果、全年代の患者が受診しやすいよう内科・小児科・小児外科・外科を標榜するとともに、消化器内視鏡や循環器など専門性を持つ複数の医師による幅広い診療、複数のスタッフが連携するチーム医療を実践している。「患者さんにどれだけ満足してもらえるかに重きを置いた医療を提供していきたい」と語る棚野院長に、チーム医療のメリット、ハード面とソフト面の向上に向けた取り組み、感染症対策、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2024年4月4日)
目次
さまざまなこだわりが詰まったクリニックでチーム医療に取り組む。患者の満足を最優先に考えた診療を
- Q幅広い診療に対応されているのですね。
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A
当院では、内科・小児科・外科・小児外科を標榜しています。当院の特徴として、2つのことが挙げられると思っています。1つ目は、患者さんを総合的に診療するために、複数のスタッフが協力して診療していることです。各分野の医師や看護師はもちろん、検査は臨床検査技師に、栄養指導は管理栄養士と、それぞれの専門性を尊重し、責任を持って担当してもらっています。2つ目は、受付時間を遅くまで設けている点です。学校帰りや仕事帰り、または急病時にも対応できるよう、木曜日を除く平日は午後8時まで、土曜日は午後4時30分まで受付しています。
- Q院内のこだわりについて教えてください。
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A
患者さんに安心して診察を受けていただくことが大前提ですので、きめ細かな衛生管理を徹底して行っています。一人の診察を終えるごとに診療室内やドアノブの消毒を行う、毎時間トイレチェックを行うといったことですね。また、小児科などでよく見かけるキッズスペースについては、開院の際、検討しましたが、衛生面において十分な管理ができないと判断し、作らないことにしました。院内はバリアフリー設計ですので、車いすの患者さんだけでなく盲導犬を同伴される患者さんにも、安心して来院していただけると思います。さらに、待合室はもちろん、多目的トイレには荷台兼用のステップやおむつ台を設置しています。
- Q感染症対策も徹底されているそうですね。
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A
COVID‐19は、現在も鎮静化することはありませんし、インフルエンザをはじめとした感染症も季節を問わず見受けられるものです。そのため、衛生管理にはとても気を配っています。待合室で咳をしている患者さんがいると、不安に感じられるかもしれませんが、感染症の疑いがある場合は隔離ブースで待機していだたくよう徹底しています。つまり、その患者さんは自己判断で待合室にいるわけではありませんので、ご安心ください。もちろん、隔離ブースも冷暖房を備え、クリーンルーム同様の空気清浄機を設置していますので、快適に待機していただけます。テントや車中、車外で診察・検査をすることはありません。
- Qクリニックが取り組んでいるチーム医療について教えてください。
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A
チーム医療とは、患者さんの病状改善や生活の質の向上という目標へ向けて、高い専門性を持ったスタッフが連携し、それぞれが「何ができるか」を考え、実行することだと思います。そのため、スタッフ間の信頼なくしては成り立ちません。当院では開院以来、スタッフ全員のミーティングを行っており、情報共有や問題定義、解決策を思案・実行し、反省と検証を繰り返し行っています。こういった積み重ねが、患者さんに質の高い医療をご提供することにつながると思っています。また、地域とのチーム医療という面では、当院は大学病院や市民病院などと病診連携しており、垣根を超えた診療を行っています。
- Qソフト面の向上にも力を入れているそうですね。
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A
医療に関する最新の知見や機材を活用することはもちろん大切ですが、「医療の原点は人にあり」だと思っています。当院のスタッフは、優しくて気の利く、根っからの医療従事者といった人間が多く、病気で不安な患者さんの心に寄り添えるよう、日々尽力しています。彼ら一人ひとりが、「患者さんにとって何が必要か? 患者さんが求めることは何か? それに応えるにはどうすればよいか?」を真剣に考え、実行しているんです。体調が優れず不安な時、スタッフの表情や対応で気持ちが和んだ、楽になったと思っていただければ、これほどうれしいことはありません。