全国のドクター8,902人の想いを取材
クリニック・病院 161,004件の情報を掲載(2021年12月01日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 高田馬場駅
  5. 医療法人社団恒航会 細谷歯科
  6. 細谷 のり子 院長

細谷 のり子 院長の独自取材記事

医療法人社団恒航会 細谷歯科

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2021/10/12

19007 top

JR山手線・高田馬場駅から歩いて3分、早稲田通り沿いのビルの3階にある「細谷歯科」は、1997年の開業以来、地元の住民や近くの会社に通勤する数多くの人たちから慕われているクリニックだ。細谷のり子院長や他の歯科医師、スタッフが皆笑顔で迎えてくれるのもうれしく、院内にはカラフルな花々が常に飾られていて、女性院長の歯科医院らしい落ち着いた華やぎに満ちている。「なるべく歯を抜かない診療」をモットーに、患者負担の少ない医療をめざし、患者の人生に寄り添う姿勢を貫く細谷院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2020年12月16日)

「自分が患者だったら」の視点で考える

ご開業から20年以上、高田馬場のこの地でご活躍されていますね。

1

私は静岡の生まれですが夫が高田馬場出身で、住まいも当時からこの近くだったので、この地での開業に迷いはありませんでした。子どもも近くの学校に通っていましたし、近所に知り合いも多く、開業当初からスムーズに受け入れていただけたことはありがたく思っています。高田馬場は都心に近く学生街のようなイメージがありますが、昔から住んでいる方も多く下町っぽいアットホームな土地でもあるんですよ。患者さんは近くにお勤めの方が多いんですが、近隣にお住まいの方も来院していただいています。お仕事の都合で帰宅が遅い方でも通いやすいよう週に2日は20時まで診療しています。ご高齢の方が入れ歯の調整で来られたり、親子連れでフッ素塗布に来られたり、お子さんと一緒に親御さんも診療を受けられたり、家族で通われている方も多いんですよ。勤務医時代から継続して30年近く診させていただいている方もおられます。

診療の際、心がけておられることはありますか?

勤務医時代に数多くの先生方の治療を拝見させていただいた経験から、患者さんに対してもスタッフに対してもいつでもフラットな気持ちで接することを心がけています。来院される患者さんは少なからず不安な心を抱えておられます。そんな時に私たちが感情を表に出してしまうと、患者さんの不安なお気持ちがますます大きくなってしまいますし、私たちに対しての信頼が揺らいでしまうかもしれません。ですから自分が患者さんの立場だったら、と常に考えて患者さんの目線でお話ししようと思っていますし、治療をしようと思っています。またお話しするときは専門的な言葉をなるべく使わずに、患者さんにもわかりやすいようにかみ砕いて説明することを意識しています。また、私は麻酔もできる限りしない方針です。麻酔が体質的に合わなかったり、精神的に難しい方もおられるでしょう。お気軽にご相談ください。

感染症対策や衛生管理には開業時から注力されているそうですね。

20210419 2

実はお口の中は血管がたくさん通っていて、出血しやすい場所でもあります。歯を磨いていて出血した経験のある方も多いのではないでしょうか。ですから昨今の新型コロナウイルス対策以前から、歯科医院というところは感染症との闘いの最前線でもありました。当然、当院では開業当時から使い捨ての備品の用意をするほか、器具・機器類、うがいの際などに使用する水などの衛生管理には相当気を配ってきました。肝炎やエイズなど私たちが考えなくてはならない感染症は、実はたくさんあるのです。

できる限り痛くない・抜かない治療をめざす

診療におけるモットーを教えてください。

3

「なるべく抜かない診療」です。せっかくの患者さんの歯なのに抜いてしまうのが切なくて、とても抵抗があるんです。どうしても抜かなくてはならない場合もありますが、できるだけ抜きたくない。エックス線検査上は機能していなくて、抜いたほうがいいという診断になった歯も、実は残しておけば使えることもあるんです。ですから、当院ではなんでもかんでも抜いてしまうというよりは、例え学術的には抜いたほうがいい状態だったとしても、噛めてお手入れもできるのであればなるべく残してあげたいと思っているんです。今では抜くのは親知らずか不慮の事故で欠損した場合くらいでしょうか。もちろん結果として抜かなければならないこともありますが、それは患者さんの状況をよく見て判断するようにしています。

患者の口腔内の細菌をチェックされているとか。

顕微鏡を使って患者さんのお口の中にどのくらいの細菌がいるか定期的にチェックさせていただいています。ご存じの方も多いと思いますが、お口の中は実は細菌の宝庫。その細菌が口腔内のお掃除や抜歯処置などの際に血管に入り込み、身体的な疾患の一因になることも指摘されています。心臓にできた血栓の中から歯周病菌が発見されたという事例もあるんですよ。ですから抜歯などの処置の前はもちろんのこと、常日頃からお口の中の細菌を減らしておくことが大切です。そのために当院では、定期的にお口の状況をチェックをすることで細菌を減らすことをめざしています。患者さんご自身にも顕微鏡で見た細菌の様子を見ていただいているのですが、毎日のケアや定期的なクリーニングの重要性を再認識していただけているようです。

口腔内の細菌をチェックすることで、患者自身の健康に対する意識も高まりますね。

4

常にモチベーションを高く維持できる方はまれだと思います。時々チェックして、以前より良くなっているのが目に見えてわかれば、今後も頑張ろう、と思っていただけるでしょうし、もし状況が悪化していれば、どこが悪かったのか認識を新たにしていただいて再度ケアの仕方をお伝えすることもあります。大切なのは、患者さんご自身が自分で自分の健康を守るのだという意識を持っていただくこと。もちろん私たちも一緒に歩んでいきますし、一生懸命サポートさせていただきます。また患者さんご自身の免疫力を高めていただくことも大切。栄養が不足気味なら、補助できるよう提案もしています。その際には自分も安心して活用できるものだけを厳選しています。

生活の質を意識し、患者に寄り添う医療を提供

訪問医療などでも地域医療に貢献されています。

20210506 5

新宿区は医療関連の他職種連携がとても進んでいて、医師や歯科医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、理学療法士や管理栄養士など、職域を横断した交流が盛んです。なんでも相談できる関係ができあがっていて、訪問診療の医師の先生から入れ歯が痛くて食べられないそうです、という報告が来たり、私たち歯科医師が栄養士さんに高齢の方の栄養の取り方について相談したりということがしやすいんです。今後ますます訪問診療の必要性が高まっていくでしょうから、こうした交流を活用しながら患者さんに寄り添った医療をお届けしたいですね。

今後はどんな歯科医院をめざされますか?

私の実家は薬局で、日々つらそうな様子の患者さんを見て育ちました。コンビニもない時代に夜中の11時まで営業していました。閉店後や休みの日でも歯の痛みなどを訴えて電話がかかってきては、両親が対応していたのをよく覚えています。「人の役に立ちたい」という仕事への取り組み方が今の自分の心構えにも影響を与えていると思います。そんな経験からも、治療を終えてお帰りになるときには患者さんが笑顔になれる歯科医院にしたいと思っています。QOL(生活の質)という言葉がありますが、患者さんがどのような生活をしたいかということを親身に聞き取りながら、患者さんのより良い人生に貢献していきたいです。無理に歯を抜かずにお手入れをしながら使い続けていただいている患者さんから「今、調子良いです」と言ってもらえるのが何よりうれしいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

20210506 6

「噛むこと」は全身の健康の入り口。噛めないことで食事の楽しみを味わえず栄養を取りづらい状態になると、心身の健康を損ねることになりかねません。また、歯周病菌は血栓や糖尿病、高齢になると誤嚥性肺炎の要因の一つになるともいわれています。いつまでも自分の歯で噛めることと、歯周病予防を行うことは、お口の中だけでなく体全体の健康を保つことにもつながるということを覚えておいてほしいと思います。そして、できればかかりつけの歯科医院での予防を継続されることをお勧めします。何か気になることがあれば、いつでも気軽に連絡ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正/16万5000円〜(検査、診断料別)
小児矯正/33万円〜(検査、診断料別)
成人矯正 /77万円〜(検査、診断料別)

Access