全国のドクター9,235人の想いを取材
クリニック・病院 160,697件の情報を掲載(2022年6月29日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. さいたま市大宮区
  4. 大宮駅
  5. 本田眼科
  6. 本田 紘嗣 院長

本田 紘嗣 院長の独自取材記事

本田眼科

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2022/06/10

20220607 190058 top

大宮駅前にあるデパートの5階に、2018年11月に開院したのが「本田眼科」だ。院長の本田紘嗣先生は島根医科大学を卒業後、千葉県の国保旭中央病院に勤務。外来での一般眼科診療から白内障の手術まで、幅広い診療を手がけてきた経歴を持つ。同院は、患者の話にじっくりと耳を傾け、丁寧でわかりやすい説明を心がけていることに加え、診察までの待ち時間の軽減に積極的に取り組んでいることが特徴だ。「眼科疾患は早期発見が重要なので、気軽に定期検診を受けに来てほしい」と語る先生に、診療への想いなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2019年6月24日)

さまざまな眼科疾患の診療に丁寧に対応

医師になった背景と、これまでの経歴について教えてください。

1

小さい頃からの憧れだった兄を追いかける形で医師を志しました。大学卒業後は、東京大学医学部附属病院の眼科学教室に入局しました。医局の先生から声をかけていただいたのがきっかけです。初期研修でいろいろな診療科で経験を積み、そこで内科系にも興味を持ったのですが、外科的な処置をするのが好きだったこともあり眼科の道を選びました。内科的治療と外科的治療の両方を行う眼科だと、患者さんを一貫して診られることもあって、魅力を感じたのです。その後、千葉県の国保旭中央病院で勤務しました。そこでは同僚や先輩との素晴らしい出会いがたくさんありました。右も左もわからない私を、手術でのテクニックだけではなく精神面でも育てていただいたので、今でも本当に感謝しています。病院を離れても、久しぶりに集まることがあれば診療の相談をするほどで、当時の先輩たちの存在は大きいです。

どのような患者さんが来院されますか?

当院は駅前のデパート内に入っていることもあって、平日は子ども連れのママさんや30代から50代の女性がほとんどで、週末になると会社勤めの方が来院されます。訴えとして多いのは、ドライアイの症状ですね。特にコンタクトレンズを使っている方からご相談をよく受けます。コンタクトレンズは使用上の注意を守り、適切なお手入れをしていれば、ドライアイであっても目薬でケアをしながら継続して使うことはできるんです。他には、勤務医をしている頃は糖尿病のコントロール不良の方が多く見受けられましたが、この地域は健康診断の受診率が高いこともあって、糖尿病関連での目の重症患者さんは少ないですね。

力を入れていきたい治療はありますか?

2

検査を通して病気の早期発見をしていきたいと考えています。目の病気は不可逆性といって、良い状態に戻せないものが多く、早い段階で見つけて治療することが何よりも大切です。定期検診を受けることは病気の発見につながりますし、当院では気になる症状があればすぐに治療を始めることができます。現在、当院には白内障手術に使用する機器がそろっていませんが、診療内容の拡大も視野に入れて、徐々に整えていく予定です。以前勤めていた国保旭中央病院では、眼球の内部にある黄斑という部分に関わる外科的処置を専門に行っていました。その時に培った経験を生かし、さまざまな症例に対応したいと思っています。患者さんの10年後、そして20年後を見据えた治療を考えていきたいですね。

患者の立場に立ったクリニックづくりを心がける

診療で大切にされていることはありますか?

3

患者さんのお話をしっかりと聞いて、病気に関する説明もしっかりと行うことを重視しています。コンタクトレンズの処方のみで来院されていても、それ以外にも悩みを抱えていらっしゃる場合があるんです。お話を聞いているうちに、何に悩んでいるかが明らかになった場合は、治療方法や検査を説明したり、アドバイスをしたりすることもあります。特に初診の患者さんに対しては、診察室でお話を聞く時間を多く設け、どんな症状があるのかや、何に困っているのかをしっかりと話してもらうようにしています。その後に必要な検査を精査して受診していただきます。検査結果に関しても必ず診察室に入ってもらい、ご本人だけではなく、一緒に来られたご家族にも病状の説明をして、点眼など家庭でのケアをしていただけるよう工夫をしていますよ。

待ち時間を減らす工夫をされていると聞きました。

眼科は待ち時間が長くなりがちなので、待合室で待つ時間を少しでも軽減できるように、診療の効率を上げることを心がけています。具体的には、診察室で検査の必要性を判断してから、最小限の内容を実施しています。それだけではなく、電子カルテなど導入しているシステムをスムーズに操作できるよう研修をしたり、スタッフ間で診療状況を密に共有したりしています。定期的に通院していただいている方が多いこともあって、待ち時間を軽減することにより、少しでも通院の負担を減らすことをめざしていきたいですね。

設備にもこだわっておられるようですね。

4

診療や検査で使用する機器はすべて新しいものを導入しています。OCTや視野検査に用いる機器もこの数年で進歩していますし、やはり診断に間違いがあってはなりませんから。また、連携している総合病院が使用している機器と同じ機種のものを導入しているのですが、患者さんを紹介する際に治療経過を評価しやすいです。特に緑内障については経過がとても重要ですので、通院する場所が変わった後もスムーズに評価できるよう、なるべく他の病院やクリニックと同じ機器を使うようにしています。

患者を身近な家族と捉えた治療を

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

5

以前、目薬が効かないと言っていた患者さんがいました。その奥さんとお話をしてみたら、「実は自宅で目薬を使用していない」ということがわかったのです。それをどう改善するかを考え、ご夫婦に目薬を使用する必要性を再度説明したところ、自宅での点眼に協力いただき治療をうまく進められたということがありました。その他にも、通院していただいている糖尿病患者さんの奥さんに治療内容を説明した後、家庭での食事管理を徹底していただいたこともあります。目だけでなく、全身の健康を絡めてお話しすることは、家庭全体の日常生活での意識の変化につながるということが印象的でした。

医師としてのやりがいを教えてください。

やはり治療を終えられた時は、医師としてやりがいを感じますね。患者さんから感謝の言葉をいただけると、本当にうれしくなります。開業医だからこその醍醐味であり、私自身のモチベーションにもつながっていますね。患者さんを自分の家族だと思って診療することを勤務医時代に先輩から教わっていたので、患者さんとは家族のように長いお付き合いをしていきたいと思っています。

これからの展望をお聞かせください。

6

これまでに得たスキルを活用するために、今後は白内障手術を中心として、眼内の外科的治療に対応できるよう、設備を充実させたいと考えています。そのうちの一つに涙道の病気があります。また、鼻涙管が詰まることで目の表面のごみがうまく流れず、目やにがひどくなったり、涙が流れずにこぼれてきたりする鼻涙管閉塞も挙げられます。現在は模索中ですが、ニーズがあれば、閉塞している部分を開通させる処置も実施したいと思っています。もちろん内科的な治療もしているクリニックなので、気になる症状がある方とそのご家族は、ぜひお気軽にご来院ください。

Access