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寳地 信介 院長の独自取材記事

ほうち耳鼻咽喉科

(福岡市博多区/竹下駅)

最終更新日:2025/05/09

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科 main

福岡空港の近く、東那珂の住宅街にある「ほうち耳鼻咽喉科」は2018年6月に開院し、地域に根づいている耳鼻咽喉科のクリニックだ。院長の寳地信介(ほうち・のぶすけ)先生は、これまで多くの医療機関で幅広い診療経験を積んできた医師。同院では、耳、鼻、喉の疾患に加え、めまいやいびきといった症状にも対応している。耳鼻咽喉科の一般的な疾患の診療を主としながら、地域住民の健康保持に役立ちたいという思いを持つ寳地院長に、医師をめざすきっかけから、これまでの経歴、クリニックの運営や診療で大切にしている考えなどを聞いた。

(取材日2021年4月7日)

居心地の良い温かい耳鼻咽喉科クリニックをめざして

医師をめざしたきっかけを教えてください。

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科1

高校時代に下宿生活をしていたのですが、当時は体があまり丈夫でなく、よく体調を崩してしまっていたんです。そこで下宿先の管理人さんに教えていただいた近所のクリニックに通っていたのですが、そのクリニックの先生がとても優しくて温かい人で、そもそも大人と接する機会も少ない高校生でもあり、僕から見たら憧れの存在でしたね。小さなクリニックでしたが、スタッフさんもとても優しくて、居心地が良い、癒やしの空間のような場所でした。このクリニックへの通院体験は、医師をめざしたいと思うきっかけの一つになりました。

耳鼻咽喉科をご専門にされた理由を教えてください。

医学部に入ってからさまざまな科を検討したのですが、もともと手術や処置のある外科系の診療科を選びたいと思っていたところ、耳鼻咽喉科の医局長からお声をかけていただけたこともきっかけとなり、耳鼻咽喉科の道を選びました。その後大学病院やその出先機関をメインに約20年、臨床、手術、研究を行ってきました。耳鼻咽喉科の中でも、手術と研究では鼻科学を専門にしてきましたが、各病院を回る中で耳鼻咽喉すべてを幅広く経験させていただき、その経験と知識が開業した今にも生かされています。

働く人の健康相談などの診療経験もおありですね。

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科2

そうなんです。産業医科大学という特徴ある医大を出ていることもあり、働く人の体調面やメンタル面のご相談に乗るような診療も経験しました。予防医学の重要性について改めて考えるきっかけになり、体の不調を感じていない時に健康を意識づけることがいかに難しく、また大切なのかを強く実感しました。また、働く方々のお気持ちや働き方をお聞きし、それに寄り添うように働いたことは、本当に良い経験になったと思います。

コミュニケーションを大切にした診療で、安心を提供

福岡市博多区東那珂のエリアで開業してみて、いかがでしょうか。

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科3

大学入学を期に福岡に移り住み、年を重ねるごとに福岡市の方々との交流も増えました。懐の深い人情味のある方が多く、都市としても魅力にあふれる福岡市のエリアで私も働くことができれば、という思いがありました。実際こちらで開業してからも、地域の皆さんにたいへん良くしていただいています。明るく面倒見の良い方が多いといつも実感しております。少しでも皆さんに恩返しができるように、今後も頑張っていきたいです。当院にはお子さんからご高齢の方まで幅広くお越しいただいています。お子さんにもお越しいただきやすいようキッズスペースや、院内の雰囲気づくり、デザインなどにこだわっていますので、親御さんも安心して一緒に来てもらえるクリニックになればと思っています。

来られる患者さんの主訴、診療時に心がけていることを教えてください。

主に鼻水、鼻詰まり、くしゃみがよく出る、耳が痛い、耳が詰まる、喉が痛いなどの症状で来られる方が多いです。原因としてはアレルギー性鼻炎や鼻風邪、中耳炎、耳垢の詰まり、咽頭炎など多岐にわたります。耳、鼻、喉に何かしらの違和感や不快感などを感じたときはいつでも来ていただきたいですね。診療時に心がけていることは、安心して治療を受けてもらえるための関係性づくりです。誰しも耳や鼻や喉に器具が入ったり触れたりするのは怖いことですよね。なるべく痛みのないように診察や処置をするように心がけて、声かけをするなどして患者さんとの関係性をきちんと築きながら安心して診察を受けていただけるようにすることを大切にしています。

継続的に通院してもらえるようにしている工夫を教えてください。

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科4

耳鼻咽喉科は、病気によっては通院しながら処置や治療を継続していくことが必要なことがあります。このとき大人でもそうですが、特にお子さんは負担の大きな処置をいきなりすると、恐怖心や痛みから病院嫌いになったり、そのために結果として受診控えから病気が長引いたり悪化したりすることもあります。信頼関係があって初めて身を預けていただけると思うので、距離を少しずつ縮めるような人対人のコミュニケーションを大切にして診療しています。その上で治療の目的や方法、病状について丁寧にお伝えし、必要な方は複数回通っていただくことの意義をお伝えするように心がけています。患者さんが納得して、ご自身の意志で治療を受けていただくことが重要だと思っています。

幅広い経験と知識、専門性を生かした医院へ

「こんな方に耳鼻咽喉科に来てほしい」と思われる症状などはありますか?

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科5

はい。最近はコロナ禍で自宅で過ごされる方が多いせいか、耳の掃除やイヤホンをしすぎたりして耳を傷めてしまっている外耳炎のケースをよくお見かけします。外耳はいったん炎症が生じると、癖になりやすく長引いたりすることもありますので早めの受診をお勧めします。また、鼻や喉が敏感な方であれば、乾燥対策をしたり鼻を洗ったりするだけでも楽になる可能性がありますので、そういったお悩みの方でも受診いただければ適宜アドバイスを行っています。日頃から耳や鼻、喉に対する健康意識を持っていただくことも大切です。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方も、一度お越しいただきたいと思います。さまざまな診療科の先生が扱われていますが、上気道をメインに扱う耳鼻咽喉科にお任せいただくことで、総合的な診断と評価ができます。また、当院ではレーザーを用いた治療器具を準備しており、重度の中耳炎などの症状でお困りの方の治療などに役立てています。

クリニックを運営する上で工夫している点はありますか?

毎朝スタッフ全員で集まって朝礼を行っていますが、一番気をつけている点はスタッフ間の風通しの良さです。働く人たちの相談に乗った経験から学んだのですが、働く人の一番のストレス要因は人間関係からくるものでした。患者さんのためを思って医療現場で働くのであれば、不要なストレスは極力減らして働いてほしいという思いから、スタッフ同士仲の良い職場になるように私自身も気をつけています。スタッフ同士がストレスなく働くことで、お越しいただく患者さんに還元できることも多くあるはずです。これまでの経験をもとに、働きやすい職場になるよう日々サポートできればと考えております。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

寳地信介院長 ほうち耳鼻咽喉科6

何かの病気ではないかと不安な気持ちが膨らんでしまうと、クリニックに通うことに対して少し敷居を高く感じてしまうこともあると思います。当院では首から上の耳・鼻・喉のことであれば総合的に診ることができますので、まずはお気軽にご相談いただけるとうれしいです。感染症対策なども含めてきちんとご準備しておりますので、安心してご来院ください。そして今後は、一般的な耳鼻咽喉科としての機能はもちろんですが、少しずつ専門である鼻の分野の外来手術なども対応できるように準備を進めていきたいですね。この街に貢献させていただきながら、専門性も生かして頑張っていきたいです。

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