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助川 卓行 院長、助川 卓也 先生、助川 敦子 先生、早稲田 のぞみ 先生の独自取材記事

助川クリニック

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2022/10/24

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック main

高田馬場駅から徒歩6分。にぎやかな早稲田通りを入ってすぐの閑静な場所にある「助川クリニック」は、れんが造りの洋館のようなたたずまいが印象的だ。先代院長から70年以上にわたり地域の人々の健康を支えてきた同院は、助川卓行院長と息子の助川卓也先生、その妻の助川敦子先生、院長の娘である早稲田のぞみ先生の4人が、それぞれの専門性を生かしながら密に連携。整形外科、内科、皮膚科、リハビリテーション科に加え、訪問診療や通所・訪問リハビリテーションまで、幅広く提供している。抜群のチームワークで診療にあたる助川院長、卓也先生、敦子先生、のぞみ先生に、同院やそれぞれの診療科の特徴、患者への思いなどについて聞いた。

(更新日2021年7月20日)

70年以上もの長きにわたり地域住民の健康を支える

歴史あるクリニックだと伺いました。

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック1

【卓也先生】私の祖父は軍医をしていたのですが、戦後に東京に出てきて当院を開業したんです。当時は今で言う産婦人科をメインに、内科や小児科などの分野も何でも診て、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代の方が訪れるクリニックとして地域を支えてきました。2001年に現院長である父が継いで、私が3代目です。現在は、整形外科と内科、皮膚科、リハビリテーション科の診療を行っています。整形外科を院長と私、内科を私の妻である敦子、皮膚科を私の姉である早稲田のぞみが担当し、この4人の常勤医師のほかに、内科のさまざまな専門の先生に非常勤で来ていただいて、幅広い診療をしています。当院で生まれた方が大人になっても通ってくださるほか、そのお子さんやお孫さんに来ていただくことも多く、地域に根づいたクリニックと言えるのではないでしょうか。

クリニックの特色はどのようなところでしょうか?

【卓也先生】当院は気軽に受診できる地域のクリニックでありながら、さまざまな専門性を持つ医師がおります。必要に応じて密に連携しながら、多様な視点から診療できる点が特色の一つだと思います。何かあればとりあえず当院へ来てもらえれば、近隣の病院への紹介も含めて適切に対処できる点が強みですので、患者さんにとっても心強く感じていただけるのではないかと。また、患者さんが安心して受診できるよう、設備面の充実に努めている点も特徴です。狭い場所が苦手な方やお子さんにも適したオープン型MRIを備えており、近隣の医療機関から撮影依頼を受けることもあるんですよ。ほかにも内視鏡システム、超音波診断装置、超音波骨折治療器、ホルター心電図、心臓エコー、動脈硬化検査装置のほか、腰椎けん引器、ウォーターベッドなどのリハビリテーション機器をそろえています。また、最近では待ち時間軽減のために自動精算機を導入しました。

患者さんのために心がけていることはありますか?

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック2

【卓也先生】診療で心がけているのは、患者さんがリラックスできる雰囲気づくりです。例えば、患者さんが訴えている症状のほかにも痛い所やつらい所がないか聞いたり、言いたいことを忘れてしまった方には「思い出したときに言ってくださいね」と声をかけたりと、患者さんから話を引き出す工夫をしています。また、訪れる方の利便性を考え、当院の公式SNSから毎日、診療科ごとの混雑状況を発信しています。こちらは当院のホームページからも見られますので、ぜひ受診の参考にしていただきたいですね。
【卓行院長】私が大切にしているのはポジティブシンキングです。例えば左手を骨折した患者さんには、利き腕の右手じゃなくてよかったねなどと声をかけます。けがをしてしまったものはしょうがないですから、そこから早く立ち直るためにも物事をポジティブに考えられるように、患者さんの気持ちに寄り添って励ますようにしています。

各分野の専門家が集結し、連携して診療を行う

整形外科について詳しくお聞かせください。

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック3

【卓也先生】骨折などの外傷や腰痛、膝痛のほか、脊柱管狭窄症や変形性関節症などで訪れる方が多いですね。腰痛や膝痛、肩痛などは、注射などで痛みのコントロールを図ることに加えて、日常生活に早く戻れるようにリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。また、高齢の方が多いので骨粗しょう症の治療にも力を入れています。骨粗しょう症の方は骨折しやすく、骨折は寝たきりの原因になり得ることから、特に高齢の女性には予防のためにも骨粗しょう症の検査を勧めて、検査結果にもとづいて治療方法をご提案しています。
【卓行院長】私は整形外科一般に加えて、以前テニスに関わる仕事をしていたこともあってスポーツ整形も得意としています。高田馬場には大学や専門学校がたくさんあるので、スポーツによるけがで受診する学生さんが多い印象ですね。

内科についても教えてください。

【敦子先生】私の専門は糖尿病ですが、ほかに循環器や消化器を担当とする先生にも来ていただいて、風邪などの一般内科から生活習慣病、それぞれの医師が専門とする分野まで幅広く診療しています。糖尿病に関しては、食事時間や内容などの生活背景の把握と、治療継続のための心身両面のサポートがとても重要です。そのため初診時だけでなく普段の診療でも可能な範囲で詳しくお話を伺うようにしています。それに長く付き合っていく病気なので、本人が治療意欲を落とさないよう、検査結果で一喜一憂することがあっても長い目で見ていきましょうと、患者さんの気持ちに寄り添うようにしていますね。検査データの各項目についてもできるだけわかりやすく説明して、最後に不明な点はないか聞くようにしています。

糖尿病診療におけるクリニックの強みを教えていただけますか?

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック4

【敦子先生】糖尿病の影響で足に病変が出ることも多いのですが、当院では院内に整形外科と皮膚科があるので、それぞれの診療科と連携しながら専門的な治療を行える点が強みです。また、糖尿病患者さんに神経症状がある場合、それが糖尿病の合併症によるものなのか、別の整形外科疾患によるものなのかを、チーム医療で迅速に診断できる点もメリットだと思います。今後も、糖尿病に対して適切な診断と治療をするのはもちろん、糖尿病の合併症に関する啓発にも力を入れ、患者さんの健康をサポートしていきたいです。

訪問診療やリハビリにも力を入れ、地域医療へ貢献

皮膚科ではどのような診療を行っていますか?

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック5

【のぞみ先生】一般皮膚科として幅広い皮膚の病気を診ていますが、その中でも得意としているのは、水虫やカンジダなどの真菌、つまりカビが原因の病気の治療です。加えて整形外科で傷の治りが遅い患者さんや糖尿病で足が壊疽を起こしている患者さんなども、各科と連携して診療しています。患者さんとお話しする際は、普段の薬の塗り方やお風呂の入り方など、細かく話を聞くことを大切にしています。また、在宅療養中の患者さんは、同じ姿勢で寝ていて床ずれなどの皮膚の病気になる人も少なくないので、将来的には往診をして、そういった方の助けになりたいですね。

クリニックとして力を入れていることはありますか?

【卓行院長】リハビリテーションに力を入れています。通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、外来での運動器リハビリテーションを行っており、患者さんの状況に合わせたリハビリテーションを提供できる点が強みです。当院には理学療法士が7人いて、通院できる方は当院に来ていただき、難しい方は理学療法士が自宅へ伺ってリハビリテーションをして、寝たきりの予防に努めています。訪問リハビリテーションを受けている方の所へは、3ヵ月に1回、私が訪問診療もして健康チェックをしています。これから高齢の方がさらに増えますから、引き続き力を入れていかなくてはいけない分野だと考えています。

今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

助川卓行院長、助川卓也先生、助川敦子先生、早稲田のぞみ先生 助川クリニック6

【卓行院長】今後は医療・介護・健診を中心に、より一層訪問診療や訪問リハビリテーションに力を注ぎたいと考えています。超高齢社会の需要に対応しながら地域医療に貢献し、今後も皆さまに愛され、頼りにされるクリニックであり続けたいですね。
【卓也先生】今後も患者さんのニーズに柔軟に応えられるよう、研鑽を続けていきたいです。当院は小さなお子さんからお年寄りまで、皆さまのホームドクターでありたいと考えています。患者さんに身近に感じてもらえる雰囲気や診療を心がけていますので、気軽にご利用いただけたらうれしいですね。

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