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助川 卓也 院長、助川 敦子 先生の独自取材記事

助川クリニック

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2025/09/18

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック main

高田馬場駅から徒歩6分。早稲田通りから小道を一本入った先にある「助川クリニック」は、助川卓也院長の祖父である先々代が開業して以来、70年以上にわたり地域の人々の健康を支えてきた。同院では、整形外科、内科、皮膚科、リハビリテーション科、さらには通所・訪問リハビリテーションまで、幅広い診療を提供している。今回は、整形外科を専門とする卓也院長と、内科や糖尿病を専門とする助川敦子先生に、多岐にわたる診療分野でチーム医療を実践する同院の強みや、それぞれの診療科目について詳しく聞いた。

(再取材日2025年8月4日)

70年以上にわたり地域住民の健康を支える

長い歴史のあるクリニックだと伺いました。

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック1

【卓也院長】私の祖父は軍医をしていたのですが、戦後に東京に出てきて当院を開業したんです。当時は今でいう産婦人科をメインに、内科や小児科などの分野も何でも診て、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代の方が訪れるクリニックとして地域を支えてきました。2001年に私の父が継ぎ、2025年に私が3代目の院長を引き継ぎました。現在は、整形外科と内科、皮膚科、リハビリテーション科の診療を行っています。整形外科を私と父、内科を私の妻、皮膚科を私の姉が担当し、この4人の常勤医師のほかに、内科のさまざまな専門の医師たちに非常勤で来ていただいて、幅広い診療をしています。当院で生まれた方が大人になっても通ってくださるほか、そのお子さんやお孫さんに来ていただくことも多く、地域に根づいたクリニックと言えるのではないでしょうか。

クリニックの特色はどのようなところでしょうか?

【卓也院長】気軽に受診できる地域のクリニックでありながら、さまざまな専門性を持つ医師がおります。必要に応じて密に連携し、多様な視点から診療できる点が特色の一つだと思います。何かあればとりあえず当院へ来てもらえれば、近隣の病院への紹介も含めて適切に対処できる点が強みですので、患者さんにとっても心強く感じていただけるのではないでしょうか。また、安心して受診できるよう設備面の充実にも努めています。狭い場所が苦手な方やお子さんにも適したオープン型MRIを備えており、近隣の医療機関から撮影依頼を受けることもあるんですよ。また、内視鏡システムや超音波診断装置、超音波骨折治療器、ホルター心電計、心臓エコー診断装置、動脈硬化検査装置のほか、腰椎けん引器やウォーターベッドなどをそろえています。そのほか、最近では待ち時間軽減のためにクレジットカード決済対応の自動精算機を導入しました。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック2

【卓也院長】診療で心がけているのは、患者さんがリラックスできる雰囲気づくりですね。例えば、患者さんが訴えている症状のほかにも痛い所やつらい所がないかを伺ったり、患者さんが言いたいことをうまく言えなかったり忘れてしまったりした場合にも「思い出したときに言ってくださいね」と、声をかけたりと、患者さんが話しやすくなるように配慮しています。

各分野の専門家が集結し、連携して診療を行う

こちらの整形外科について詳しくお聞かせください。

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック3

【卓也院長】腰痛や膝痛、骨折などの外傷のほか、脊柱管狭窄症や変形性関節症などで訪れる方が多いですね。腰痛や膝痛、肩痛などは、注射などで痛みのコントロールを図ることに加えて、日常生活に早く戻れるようにリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。また、ご高齢の方が多いので骨粗しょう症の治療にも力を入れています。骨粗しょう症の方は骨折しやすく、骨折は寝たきりの原因になり得ることから、特に、高齢の女性には予防のためにも骨粗しょう症の検査を勧めて、検査結果に基づいて治療方法をご提案しています。

内科についても教えてください。

【敦子先生】私の専門は糖尿病ですが、ほかに循環器や消化器、呼吸器を専門とする医師にも来ていただき、風邪などの一般内科や生活習慣病と、それぞれの専門分野まで幅広く診療しています。糖尿病に関しては、食事の時間や内容などの生活背景の把握と治療継続のための心身両面のサポートがとても重要です。そのため初診時だけでなく、普段の診療でも可能な範囲で詳しくお話を伺うようにしています。長く付き合っていく疾患なので、本人が治療意欲を落とさないよう、検査結果で一喜一憂するようなときは、「長い目で見ていきましょう」と、患者さんの気持ちに寄り添うようにしていますね。検査データの項目についてもできるだけわかりやすく説明して、最後に不明な点はないか聞くようにしています。また、生活習慣病以外でも、ご高齢の方の筋肉維持や腎臓に疾患がある方にも、必要に応じて管理栄養士による個別のプログラムで栄養指導を行っています。

糖尿病診療におけるこちらの強みを教えていただけますか?

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック4

【敦子先生】糖尿病の影響で足に病変が出ることも多いのですが、当院では院内に整形外科と皮膚科があるので、それぞれの診療科と連携しながら専門的な治療を行える点が強みです。また、糖尿病患者さんに神経症状がある場合、それが糖尿病の合併症によるものなのか、別の整形外科疾患によるものなのかを、チーム医療で迅速に診断できる点もメリットだと思います。そのほか、糖尿病は血管に合併症が出ることもあるため、循環器の先生に評価してもらえる点も大きいですね。今後も、糖尿病に対して適切な診断と治療をするのはもちろん、糖尿病の合併症に関する啓発にも力を入れ、患者さんの健康をサポートしていきたいです。

訪問診療やリハビリテーションに注力し地域医療へ貢献

クリニックとして力を入れていることはありますか?

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック5

【卓也院長】リハビリテーションに力を入れています。当院には理学療法士が7人、作業療法士が1人在籍しており、患者さんの状況に合わせて、医療として行う外来のリハビリテーションと、介護保険が適用される通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションを提供しています。外来リハビリテーションは、ケガや四十肩・五十肩などの患者さんへの運動器リハビリテーションを、介護リハビリテーションでは、通院される方は当院3階の施設で、通院が難しい方は理学療法士が自宅へ伺ってリハビリテーションを行い、寝たきりの予防に努めています。これから高齢の方がさらに増えますから、引き続き力を入れていかなくてはならない分野だと考えています。

そのほかに運動指導として、体操教室なども開いているのですね。

【卓也院長】医療や介護の保険適用の診療とは別に、当院で体操教室を実施しています。体を動かして運動不足を解消したり寝たきりの予防などをしたい方、また、外来リハビリテーションでは期間が定められているため、その期間を超えてさらに運動を続けたい方などに向けて、体操教室や個別運動指導などのプログラムを用意しています。見学のご相談など、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願します。

助川卓也院長、助川敦子先生 助川クリニック6

【敦子先生】当院では内科、整形外科、皮膚科の診療を行っており、また内科も私の専門の糖尿病のほか循環器、呼吸器、消化器と多岐にわたっていて、幅広い領域をカバーできることが強みです。何か不調があれば、ぜひお気軽にご相談いただきたいですね。そのほか、新宿区の健康診断などでもご活用いただければと思います。
【卓也院長】今後も患者さんのニーズに柔軟に応えられるよう、研鑽を続けていきたいです。当院は小さなお子さんからお年寄りまで、皆さんのホームドクターでありたいと考えています。患者さんに身近に感じてもらえる雰囲気や診療を心がけていますので、気軽にご利用いただけたらうれしいですね。

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