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林 洋介 院長、備前島 崇浩 先生の独自取材記事

高田馬場 新田歯科医院

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2021/05/31

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高田馬場駅から歩いて4分の場所にある「高田馬場 新田歯科医院」。1981年開業の同院には、遠方からわざわざ足を運ぶ人も少なくないという。2代目院長である林洋介先生の専門は、歯の神経(歯髄)を扱う「根管治療」。2015年にはペンシルべニア大学で歯内療法学を学び、その後もさらなるキャリアを積んでいる。同院の歯科医師は各自が高い専門性を持ち、根管治療・歯周病治療・補綴・口腔外科を4本柱とするチーム医療で、患者一人ひとりのニーズに応えている。「歯の保存」のために根管治療に力を入れているという林院長と、歯周病治療が専門の備前島崇浩先生に、チーム医療のメリットや今後の展望について話を聞いた。
(取材日2020年11月11日)

積み重ねてきた「根管治療」の知識と技術

林院長のご専門である根管治療とはどのような治療ですか?

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【林院長】歯の神経(歯髄)の治療をするもので、わかりやすく「根の治療」とも呼ばれています。虫歯菌や歯周病菌が神経に達して炎症を起こすと、神経を除去する必要が出てきます。この処置を「抜髄」といいます。抜髄時に取り残しなどがあると根の先で炎症を起こす場合があり、そこで行う「再治療」も根管治療の一つです。また根の形態や症状によっては、歯肉を切開して膿を出すような外科治療が施されます。時間もかかり技術力も必要ですから、簡単な治療ではありません。マイクロスコープやラバーダムの扱い方も重要です。私は以前より根管治療を専門とし、2015年3月にはペンシルべニア大学で歯内療法学を学び、さらなるキャリアを積んできました。当院の患者さんのみならず他院からも根管治療の依頼をいただけていることは、とてもうれしいことですね。

根管治療をするメリットを教えてください。

【林院長】天然歯を保存できる可能性が高まることが期待できます。私が根管治療に力を入れているのは「歯の保存」のため。その後に行う治療の結果も大きく変わるんですよ。根管治療がきちんと行われていなければ、どんなにきれいで丈夫なかぶせ物をしても、長持ちしにくいんです。根管治療は歯周病とも密接な関係があります。歯周病が歯の根まで影響して合併症を引き起こしたり、その逆もあり得ます。歯の根の治療を放っておくと「噛むと痛い」「歯肉が腫れる」といった症状となって現れます。

患者の歯への意識など以前と変化を感じることはありますか?

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【林院長】日に日に「根管治療」というワードが世の中に広まってきていると感じていますし、実際に患者さんからのお問い合わせも増えています。セカンドオピニオンの要望も多いです。根管治療の難しさを知っていて、良いクリニックを探しているのだろうと思います。一方で、これまで以上に正しい知識を伝えていくことが大切だと考えています。治療に使う材料や術式について、よくご存じの患者さんから質問を受けることもあるのですが、お持ちの情報が必ずしも正しいとは言い切れないからです。根管治療に関する情報が世の中にあふれており、そのすべてをうのみにして混乱してしまっている患者さんも多いように感じますね。

専門家によるチーム医療で患者のニーズに応える

備前島先生の得意とされる治療を教えてください。

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【備前島先生】私の専門は歯周病です。基本的な治療やメンテナンスのほか、歯周組織再生療法にも力を入れています。例えば歯周病が進行すると顎の骨が溶けてしまうのですが、そちらを補う目的で行うのがこの治療です。この数年で薬剤や術式も進化し、切開範囲はなるべく少なく、患者さんに負担なく治療を進められるようになりました。歯周病により下がってしまった歯茎を整えるための処置など、審美面からの診療にも取り組んでいます。歯周病と全身疾患のつながりが話題になることも増えましたね。歯周病と生活習慣病との関連は広く認知されるようになり、最近では著名な科学誌で歯周病と大腸炎の関係について取り上げられました。

チーム医療のメリットはどんなところにありますか?

【林院長】それぞれの専門的な立場から案を出し合い、患者さんのニーズに幅広く応えられることです。当院の4本柱は根管治療・歯周病治療・補綴・口腔外科。さまざまな角度から、口の中を総合的に診ています。最良の方法を見つけていくためには、対話がとても重要です。他の先生の意見や患者さんの希望を柔軟に取り入れ、自分の考えだけを押しつけないようにしています。幅広い症例に対応しようとすると、どうしても治療が広く浅くという傾向になりがちです。当院は専門性の高い歯科医師が協力し合うチーム医療で、対応範囲と医療レベルの両立を可能にしています。
【備前島先生】他の先生に治療をバトンタッチする時も、事前にエックス線写真や情報を共有し、こちらの希望や患者さんのパーソナルな部分を先に伝えるようにしています。症状や予算も異なりますし、最終的な意思決定をするのは患者さんですからね。

感染症対策についても教えていただけますか?

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【林院長】滅菌についてはもともと力を入れているんですよ。世界水準であるクラスBの滅菌機を2台、強力な洗浄機も以前より設置しています。口腔外バキュームも元から導入していましたが、感染症対策強化のために増設しました。診療ユニット・待合室・エレベーターに至るまで、アルコール消毒にも一層力を入れています。新型コロナウイルス感染症流行の影響で、歯科医院から足が遠のいた方も多いのではないでしょうか。しかし口腔内環境と全身の免疫力の関係がニュースでも取り上げられ、これまで以上に歯の健康を意識される方も増えました。患者さんが安心して来院できるよう、受付前へのアクリル板の設置や換気の徹底など、感染症対策には細心の注意を払っています。

日常の中で「歯」に興味を持ってほしい

患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

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【備前島先生】患者さんが思ったことを話せているかを常に気にかけ、その方に合った接し方をするようにしています。ご高齢の患者さんには日常や体調の話から入ったり、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。
【林院長】フレンドリー過ぎて盛り上がってしまうことも(笑)。患者さんのお口の状態を見て気になることがあれば逃さず確認して、生活習慣からのアドバイスもしています。

先生方はなぜ歯科医師をめざしたのですか?

【林院長】親子3代で歯科医療に従事していることもあり、幼い頃から歯科の現場はとても身近なものでした。実はあまり歯が丈夫ではなく、虫歯の治療もたくさん経験しています。そのおかげか、患者さんの痛みには人一倍敏感な歯科医師になれたと思ってます。
【備前島先生】祖母と父が歯科医師で、私もその道に進むのだろうと小さい頃から思っていました。歯周病を専門にしたのは、歯の悩みを総合的に診ることができるから。今や成人の8割が歯周病ともいわれていますし、やりがいのある分野だと実感しています。

今後の展望を教えてください。

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【林院長】歯科医療の価値を上げたいと思っています。皆さんの生活に近い場所から「歯」に関するコンテンツを発信していきたいですね。そして歯科医療に携わる歯科医師やスタッフが、誇りをもって楽しく働ける仕組みづくり。今はそのプランを練っている最中ですが、内容はまだ秘密です(笑)。
【備前島先生】患者さんのためにスキルアップしたい。その一言に尽きます。情報があふれる世の中ですから、迷ってしまう患者さんもいらっしゃるでしょう。当院ではエビデンスを元にした情報提供と、個々の患者さんに合わせた提案ができるよう、スタッフ一同日々研鑽を積んでいます。患者さんに信頼されるクリニック、そして歯科医師をめざしています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

【林院長】定期的に歯科検診を受けてください。何も異常がなければ安心しますし、思わぬ疾患が見つかるかもしれません。美容院に通う感覚で歯科医院に足を運んでもらえるとうれしいです。当院は駅からも近く、感染症対策にも力を入れています。年に2回、ショッピングや仕事のついでにでもお口のチェックにいらしてください。
【備前島先生】歯周病治療では患者さんの協力が不可欠です。一人ひとりのお口の状態に合わせ、セルフケアの方法もお伝えしています。グッズ選びやブラッシングでわからないことは、私や歯科衛生士に聞いてくださいね。正しいケアで歯の健康を保ちましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/6万6000円~(自費の場合、歯種により異なる)、インプラント治療/46万2000円~、歯周組織再生療法/8万8000円~、下がった歯茎の治療/8万8000円~

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