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山本 信太 先生、林 洋介 院長、備前島 崇浩 先生の独自取材記事

高田馬場 新田歯科医院

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2020/04/01

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JR山手線、西武新宿線、地下鉄東西線の高田馬場駅から徒歩4分。1981年開業の「高田馬場 新田歯科医院」は、2代目院長の林洋介先生を中心に、これまで築きあげてきた実績と信頼のもと、院長が得意とする歯内療法をベースに健康的な口腔内環境の整備に努めている。前院長の時代からの患者も多く遠方からわざわざ足を運ぶ人も少なくない。町の歯科医院でありながら各分野の専門家たちがそろい、チーム医療で多角度からのアプローチを行っている同院。そこで、チーム医療の相乗効果による歯科治療について、林院長、歯周病治療が専門の備前島崇浩先生、補綴を専門とする山本信太先生に話を聞いた。
(取材日2016年11月7日)

歯内療法をベースに口腔内の環境を整える

患者の歯への意識など変化を感じることはありますか?

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【林院長】僕が院長になった頃から比べると、ここ数年で根管治療という言葉を知っている人が増え、歯の根の治療が少しずつ一般化してきていることを感じています。歯に対する意識も高くなってきていますね。一方で、根管治療に関する情報があふれている状態ですので、これまで以上に正しい知識を伝えていくことが重要だと考えます。患者さんの年齢層にはそれほど変わりはありませんが、30代から40代の女性の患者さんは増えていますね。

林院長のご専門である根管治療とはどのような治療ですか?

【林院長】根管治療(歯内療法)は、歯の神経(歯髄)を治療するもので、わかりやすく「根の治療」ともいわれています。この根管治療がきちんと行われていなければ、どんなにきれいで丈夫なかぶせ物をしても、長持ちしない可能性が高くなります。最近は、2015年3月にペンシルべニア大学歯内療法学講座を修了し、さらなるキャリアを積んだことで、当院の患者さんのみならずほかの歯科医院から根管治療の依頼をいただくことも増えてきました。また、講演会などを通じて後進の教育にも力を入れています。

林院長の根管治療の技術が、他の医院からも信頼されているのですね。

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【林院長】それだけ歯内療法が難しい治療だということです。マスコミで取り上げられることが多いインプラント治療ですが、おそらく好んでインプラントにしたいと思っている人は少ないでしょう。どうにか自分の歯を残せないかという希望がある中、僕に依頼してくださる先生が増えているのだと思います。世の中の風潮が天然歯を保存しようという流れになってきているのかもしれません。僕が思うのはインプラントや入れ歯になってしまうことは仕方のないこと。ただ、そのインプラントや入れ歯になるスタート地点を先延ばしできないか、そうなる前に歯内療法と共存していくことが重要だと考えています。

専門家によるチーム医療で患者のニーズに応える

備前島崇浩先生と山本信太先生の得意とされる治療を教えてください。

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【備前島先生】歯周病を専門にして治療をしております。基本的な治療や歯科衛生士のメンテナンスなどのクリーニングのほか、もう少しステップアップした再生治療を含む外科的な歯周病治療ができるのが強みです。歯周病はご自身で気づかない病気なので、検査しながらお口の正確な状態を知っていただくことから始めています。
【山本先生】専門は入れ歯やかぶせ物を扱う補綴です。また、高齢者歯科学分野に在籍していたので、ご高齢の方の高血圧や糖尿病など持病のある人に対して安全性の高い治療をするための知識も持っています。高齢者の人口増加に伴い、特に訪問診療での入れ歯治療が増えていることから、歯科医院に通える間にお口の中の整理・点検をし、管理しやすくすることが重要だと日々感じています。

チーム医療のメリットはどんなところにありますか?

【林院長】患者さんのお口の中が安定するという最終的なゴールに対してどんなアプローチをするか、歯内療法の考えなのか、歯周病学的なあるいは補綴的な考えなのか、それぞれが意見を持ち寄ることで切り口が変わってきます。それをうまく調和していくと患者さんのニーズに応えることができると思います。補綴的には早めの抜歯を提案したいけれど、患者さんはまだ抜きたくないというときには、歯内療法や歯周病の観点から抜くべき歯をギリギリまで延命するというアプローチもでき、それがチーム医療のメリットです。あらゆる症状に対応せざるを得ない環境では、どうしても治療が広く・浅くという傾向になりがちですが、専門を持つ各ドクターが自信のある分野で力を出し合うこのシステムは当院の大きな強みとなっています。
【備前島先生】基本的には歯周病の治療と根っこの治療は切っても切れないので、お互い協力することで改善が見られることもあります。

チーム医療で気を付けていることはありますか?

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【山本先生】自分の考えだけを押し付けないようにしています。こう言う切り口がわかれば、「それもありだな」と柔軟に対応しています。
【林院長】そこが一番重要ですよね。最終的な意思決定をするのは患者さんです。そのためにどういう選択肢を与えられるかが歯科医師としての人間力の問われるところ。そこでいかに対話できるかが重要なので、歯周病的にはどうか、備前島先生に患者さんと直接話をしてもらったり、入れ歯だと違うアプローチができるかもしれないから次のアポイントは山本先生にというように、患者さんにいろいろな話を聞いていただき選んでもらうのが今の時代のニーズに合っていると思います。
【備前島先生】基本的には突然患者さんをお願いするのではなく、事前にレントゲン写真を見せて相談するようにしたり、こちらの希望や患者さんのパーソナルな部分を先に伝えるようにしていますね。

メンテナンスの重要性を積極的に啓発

患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

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【備前島先生】患者さんによって話し方、接し方を変えている部分はあると思います。ある人にはフレンドリーな砕けた感じで、ある人には少し固めにお話しするというふうに、その人に合った接し方をするようにしています。そんなにガラッとは変えるわけではないですが(笑)。
【林院長】フレンドリー過ぎて盛り上がってしまうことも(笑)。患者さんのお口の状態を見て気になることがあれば逃さず確認して、生活習慣からのアドバイスもしています。
【山本先生】患者さんが話したかったことを話せたのか常に気にするようにしています。そのための雰囲気づくりは大切ですし、必ず何か他にありますか? と聞くようにしていますね。特に高齢の患者さんはこちらに気を遣って話せないこともあるので、ちゃんと食べられていますか?腰は痛くないですか?など快適に治療が受けられるように声をかけています。

先生方が歯科医師をめざした理由は何ですか?

【林院長】親子3代で歯科医療に従事していることもあり、幼い頃から歯科の現場はとても身近でした。実はあまり歯が丈夫ではなく、虫歯の治療もたくさん経験しています。当時の自分の経験から、患者さんの痛みには人一倍敏感な歯科医師になったと思います。
【備前島先生】僕も祖母、父が歯科医師で、将来こうなるのかなあと小さい頃から思っていました。歯周病を専門にしたのは、基本的に歯科の中のいろいろな治療を含んでいて総合的に診ることができるからです。成人の8割が歯周病と言われている中、やりがいのある分野だと思っています。
【山本先生】緻密な作業や職人的な雰囲気に興味を持ったからです。補綴を選んだのは、僕自身も食べることが好きで、おいしい食事をするためにお口の中を快適にするお手伝いをしたいと考えたから。補綴には歯の並べ方など審美的な要素もあり面白いですね。

最後に今後の展望を教えてください。

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【林院長】今は治療が終わった段階ですべて終わりになってしまっている人が多いので、メンテナンスの重要性を積極的に訴え続けていきたいです。口の中の環境は日々変化して行っているので、3ヵ月から半年のリコール期間にメンテナンスできるよう、いろいろな切り口から意識を高めていけるようなシステムをつくっていきたいですね。
【山本先生】高齢化が進む中、最後まで自分のお口でご飯が食べられるように、入れ歯づくりをしっかりやっていきたいです。
【備前島先生】歯周病の治療は完全に治ったというよりも改善したということなので、それを放っておくと再発してしまいます。今の状態を保つことの重要性を伝え、ブラッシングなどを通じてご自分の口に興味を持っていただき、メンテナンスに意識を向けられればと思います。

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