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高田 幸太郎 院長の独自取材記事

イーライズ こども歯科・矯正クリニック

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2020/04/01

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JRや小田急線などが通る藤沢駅は駅前に商業施設が並び、子育てにも便利な地域。その駅から徒歩約5分の好立地で、小児の一般歯科と矯正を専門にするのが「イーライズ こども歯科・矯正クリニック」だ。虫歯や歯並びが悪くなる原因をつくらないよう「予防」「育成」を重視する、と語るのは高田幸太郎院長。「虫歯や歯並びが悪くなる原因は、歯が生える前からの習慣などが原因のことも考えられます。お子さんの口の中や食事のことで疑問や悩みをお持ちなら、お気軽にご相談ください」。優しい笑顔の高田院長に同院の予防と育成の考え方、口腔内のチェックポイントなどを聞いた。
(取材日2019年10月29日)

小児の口腔機能を育てるための「食育」の相談も実施

こちらで重視される「予防」「育成」の歯科医療とは何ですか?

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一般的な小児の歯科医療は、虫歯や歯列・咬合の不正など悪くなった部分に対処するのが中心でした。しかし小児歯科と小児矯正を専門とする当院では、悪くなる傾向やそうなる原因を早めに見つけ、お子さんが小さいうちに修正していくことを重視しています。その方法が「予防」と「育成」なのです。予防は主に、食事の改善などで虫歯のリスクを減らすことにつなげ、歯磨きやフッ素の利用で防御をしていくこと。育成とは歯並びや噛み合わせの悪化を防ぐため、顎の発達などに関わる口腔機能の育成をしっかり行うこと。さらに口呼吸する癖や姿勢の悪さも歯並び・噛み合わせの悪化につながると考えられるため、お子さんの全身を診ることも大切です。このため当院では食事や食べ方に関する「食育」、口呼吸を防ぐ「息育(そくいく)」、姿勢を正しく保つ「足育(そくいく)」をテーマにしているんです。

悪くなる傾向として、どのような例がありますか?

従来は幼稚園・保育園、小学校などに行く年齢になって、「歯科検診で再検査になった」「生え変わり後の歯並びが気になる」など、悪くなった結果が理由で受診されるケースがほとんどでした。しかし悪くなる傾向はその前からあり、例えば乳歯が生えそろう3歳くらいで、すでに歯並びや噛み合わせがずれていることも考えられます。特に歯並びは乳歯の段階で隙間なく生えていると、生え変わった後の永久歯が並ぶスペースがないので要注意です。一見きれいな歯並びのようですが、実は顎の発達が遅れている可能性もあり、早めの受診をお勧めします。原因としては口腔機能の未発達が考えられ、発達を促すには舌をよく動かしたりしっかり噛んだりすることが大切。やわらかい食品や料理ばかり食べないよう家庭で注意していただくほか、6歳以上のお子さんなら口腔筋機能の発達を促すことを目的とした、MFTという訓練も加えていただくようお話しします。

子どもの食事の悩みも相談できるそうですが?

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当院では口腔機能を育てるための食事内容や食べ方を「食育」と位置づけ、管理栄養士がお母さん方の相談に無料で対応しています。お子さんが離乳食をあまり食べてくれない、無理に食べさせると泣いて大変と、いろいろ苦労されていると思います。わが家にも小さい子がいるのですが、突然ご飯を食べなくなったなど子どもと食の悩みは尽きません。ただ、ご家庭の食習慣や日常の行動を詳しく伺っていくと、そうなる原因がわかり、どのように対処すべきかもアドバイスできます。例えば、ご飯を食べないのはパリパリした食感を好む時期に入ったためで、ご飯の外側をパリッとした食感のもので包むなどの工夫で食べるようになる、といったこともあるのです。

子どもの体全体から口の中の健康を考えていく

改めて「食育」の重要性について教えてください。

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きちんと食べることは体の栄養になり、舌や顎をたくさん動かすことで口腔機能の発達を助け、顎の発達を促し歯並びが整う下地をつくってくれます。そのためにはお子さんの発達に合わせて、次第に硬いものを食べてもらうなど、いつ何をどのように食べてもらうかが大切。お母さん方は歯ブラシできちんと磨けているかどうかを気にされますが、虫歯の原因はお子さんが何をどう食べているかという食育も重要だと考えるのです。間食や軟食をなるべく避け、食事の時間にしっかりと歯ごたえのあるものを食べていると、食事中でも自浄作用が働きやすく口の中に汚れが残りにくくなるメリットもあります。その上で適切な歯磨きを行うと、虫歯になりにくい口腔環境を保っていくことがめざせます。

「息育」や「足育」はどのような点が大事なのですか?

お子さんが口を開けて息をする口呼吸を続けていると、口腔内や喉の奥が乾燥し、細菌やウイルスなどに感染しやすくなり全身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。きちんと鼻で呼吸するには、口を閉じていられるよう口腔筋機能を高めること、イコール「息育」が大切で、これは育成の問題と切り離せません。また歯並びには口呼吸、座り方・歩き方をはじめとした日頃の姿勢も関連していると考えており、正しい立ち姿・歩き方は足元からという意味で「足育」もキーワードにしています。当院では、お子さんの姿勢や体のバランスをチェックするなどしています。もちろん食育、息育、足育はご家庭でも注意していただく必要があり、ご家庭でも当院とスムーズにやり取りができる専用アプリも導入しています。

小児期の矯正ではどんな特色がありますか?

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お子さんの年齢や状態に合わせて、顎の発達や口腔機能の育成をサポートしたり、歯並びを整えるための矯正を行ったりしています。例えば顎の発達が必要なお子さんには、専用の器具を用いて下顎の成長を促し、口腔機能が不足していると考えられる場合には、舌を正しい位置に安定させるため、筋機能の改善を主目的とした器具を使用します。さらに歯並びを整えるにはワイヤーによる矯正が一般的でしたが、当院では透明なマウスピース型装置による矯正も行っています。ワイヤー矯正は歯並びを整える目的では使いやすいですが、ワイヤーに唇が引っかかりやすく口唇部の筋肉の動きを妨げる恐れがあり、口腔機能の一部が未発達になることも考えられるからです。一方でマウスピース型の装置は非常に薄く、唇の動きを妨げにくいと考えています。

相談会や公開講座などで地域に育成を根づかせたい

先生が予防や育成に興味を持たれたきっかけは何ですか?

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これは私の父が40年以上前から取り組んできたことなんです。父は北海道で小児歯科専門のクリニックを営み、多くのお子さんの口腔内を診ているうちに、歯並びや噛み合わせと日常生活での姿勢や習慣の関連に気づき、食育・息育・足育を重視するようになりました。私はそうした考えを関東地区の皆さんにも知っていただこうと当院を開院しました。藤沢市を選んだのは行政が子育て支援に力を入れており、隣駅が大規模開発され子育て世代が増えていることなどが理由。江の島や鎌倉など自然や文化が豊かな場所も近いので、私もここで毎日子育てに励んでいるところです(笑)。

保育士や管理栄養士も育成に関わると聞きました。

保育士は授乳の方法、お子さんを安心させる抱き方など、主に発育に関連するアドバイスを行います。また管理栄養士については何度か触れましたが、お子さんに離乳食を食べさせる時期や時間帯、口腔機能強化を促すための食べ物の選び方とその食べ方、体を健全に成長させることを助ける栄養バランスといった食と育成についてアドバイスしています。それぞれが専門分野を持ちながら、育成に関する知識を磨く勉強会にも積極的に参加しており、まさに一緒に育成に関わるスタッフとして力を発揮してくれます。また、お子さんの状況や性格などを踏まえて、適切なスタッフがアドバイスにあたるようにしています。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

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虫歯や歯並びが悪くなってから治療するより、その原因をつくらないようサポートする。それが子育てを支援する小児歯科、小児矯正の役割と私たちは捉えています。現在は「滑舌が悪い」「きちんと飲み込めない」「鼻ではなく口で呼吸してしまう」など口の発育の問題が、口腔機能発達不全症という病気として認知されています。ただ、そうした状況になる前に防ぐこともできるはず。当院ではお子さんの食育に関する個別相談を通じて、なるべく早いうちにお母さん方に口腔機能を健全に育てる重要性を知っていただきたいと考えています。今後は毎月1回の公開講座を開催するなど、より多くの方に食育・息育・足育を伝えたいですね。お子さんの口の中や食事のことで疑問や悩みがあれば、気軽に利用していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・トレーナー 6万円~
・レジンキャップ 6万円~
・チンキャップ 10万円~
・上顎前方けん引装置 12万円~
・機能的矯正装置 15万円~
・マウスピース型装置を用いた矯正(1期) 45万円~
・マウスピース型装置を用いた矯正(2期) 45万円~
・マウスピース型装置を用いた矯正(1期+2期) 75万円~

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