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武富 雅則 院長の独自取材記事

武富整形外科

(神戸市中央区/三宮駅)

最終更新日:2020/04/01

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三宮駅、神戸三宮駅から徒歩約5分という便利な場所にある「武富整形外科」。勤務医として20年以上の経験を持つ武富雅則院長が2016年に開業した。クリニックでは珍しい和風の内装は「患者さんにとって癒やしの場でありたい」という武富院長の想いからだという。診療は「よく診る、よく聴く、よく話す」をモットーに、患者の気持ちに寄り添った対応を心がける。そんな武富院長に、開業の経緯から診療方針、治療への思いについて語ってもらった。
(取材日2019年2月6日)

継続したリハビリテーションの重要性を実感し開業へ

開業までの経緯を教えてください。

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大学卒業後20年以上、さまざまな病院で勤務医として経験を積ませていただきました。ただ、手術後リハビリテーションを受けて退院したものの、その後継続することができず、手術前と同じように日常生活に不自由を感じる状態に戻ってしまったり、関節リウマチで体が不自由になって通院できなかったりという患者さんを数多く見てきました。そこで、退院後もリハビリを続ける必要性を実感し、リハビリテーションに重点を置いて「痛みのない生活」「寝たきりにならない体」の実現をめざして開業することにしたのです。病院だとゆっくり時間を取って診察するのは難しいので、患者さんとじっくり向き合いながら治療を進めたいという気持ちもありました。

三宮駅から近い便利な場所ですが、ここを選んだのはなぜですか?

関節リウマチやリハビリテーションの患者さんは継続して通っていただくことが必要になりますし、勤務医時代、遠方から来院される方も多かったので、アクセスの良い三宮を選びました。実は、このビルにお住まいの患者さんが空いていることを教えてくださいました。坂があったり入り口がわかりにくかったりはしますが、広くてリハビリテーションのためのスペースを十分確保できるのがいいなと思いこちらに決めました。患者さんがご家族やお知り合い、お店のお客さんなどを紹介してくださることが増えて、おかげさまで今では多くの方に来院していただいています。

どんな患者さんが多いのですか?

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開業前はお年寄りが中心だろうと考えていたのですが、実際は若い方が多く、全体の7割を占めています。スポーツをされている学生さんやデスクワークをしている会社員など、腰や膝が痛いという方が多いですね。また、三宮の特徴でしょうか、外国人の方が多いです。近隣で商いをされているインドや中国、韓国の方を中心に、欧米の方もいらっしゃいます。そこで、問診票やエックス線撮影についての説明などは中国語版や英語版を作って対応しています。また、スタッフの英語力向上のため、オーストラリア人の患者さんに英会話のレクチャーをしていただいています。開業前は予想していなかった状況ですが、私自身は外国人の方とお話しするのが好きなので、やりがいを感じています。

患者自身の力で治すため、さまざまな選択肢を用意

リハビリテーションに重点を置いていらっしゃるのですね。

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そうですね。例えば、腰痛や五十肩になると、痛くて腰や肩を動かさなくなる方が多いため、どんどん動かなくなってしまいます。痛み止めを飲めば楽になりますので、お薬である程度痛みを取ってご自分でトレーニングできるようになると痛みは治まります。とはいえ改善に大事なことは、クリニックで学んだリハビリの方法をご自身で続けてもらことです。リハビリテーションと聞くと、首を引っ張ったり患部を温めたりということをイメージされる方が多いかもしれませんが、当院ではご自分の力で動かしていただく訓練を多く行っています。最近は、痛みを改善するための選択肢を広げるべく東洋医学も取り入れたりして、患者さんご自身の力で治すためのさまざまな治療の選択肢を用意しておくよう努めています。

関節リウマチの患者さんも多いそうですね。

関節リウマチは中高年の女性に多い病気ですが、最近は20~30代の若い患者さんが増えています。完治は難しいものの、お薬の種類が増えていますので、上手に付き合っていくことが可能です。ただ、妊娠期の方は服用できないお薬もありますので、その辺りは十分な注意が必要ですね。また、若い方の場合、関節リウマチになったということ自体がショックですよね。ですから、治療にあたっては心のケアも大切にしています。重症化すると痛くて動けなくなることあるのですが、見ただけではわかりづらいため、周囲から心ない言葉をかけられることも少なくないのです。ですから、「痛かったね」「つらかったね」と患者さんの気持ちに共感して寄り添う姿勢を大切にしています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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研修医時代の看護師長に「患者さんは治療を評価するのは難しいから、医師としての技術ではなく診療する態度を見ている。だから、態度が重要なのよ」とご指導いただいたことがあります。当時、私は技術があることが一番大切だと思っていたのですが、患者さんへの態度がどれだけ重要なのかをご指導いただきました。以来、「患者さん第一」のスタンスを心がけています。例えば、必要がない検査や治療はなるべくしません。また、リハビリテーションやリウマチ治療などで定期的に通っていただかなければならない方以外は、痛みが収まれば「もういいですよ」ときちんとお伝えしています。そして、説明時には、冊子や図・モチーフなど用いて理解しやすいように説明しています。それから、一つのクリニックで必要なお薬がそろえば患者さんにとっては便利だと思いますので、整形外科以外のお薬も必要があれば処方しています。

今後はブランディングに注力。交流の場も提供

先生が医師を志したのはなぜですか?

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大きくは2つ理由があって、自然が好きで、自然豊かな場所で働きたいと思うようになったことが1つです。手に職をつけたほうが、いろいろな人の役に立てると考え医師に興味をもちました。それから、高校時代、両親2人とも入院したことがあって、その時の医師の姿が印象的だったことが2つ目の理由です。今思い出すと、紆余曲折ありながら医師の道へと進みました。

先生のリフレッシュ方法を教えてください。

海外旅行が好きで、学生時代は休みになると海外を飛び回るバックパッカーでした。世界各国に行って、トラブルに巻き込まれた経験は数知れず(笑)。しかし、その時覚えた英語は今、外国人の患者さんと接する際に役に立っていますし、何か起こったときに備えてリスク管理することの大切さも学びました。今でも休みになると旅に出たくなって、先日の年末年始は家族でキューバに行ってきました。いろいろとハプニングは、ありましたが、それも含めて今でも旅行が好きですし、リフレッシュ方法の一つですね。

今後の展望をお聞かせください。

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クリニックのブランディングに力を入れて、スタッフとともにキャリアアップしていきたいですね。そのために勉強を重ねて、例えば、しっかり予防をして悪くなる前に治すような取り組みを行っています。また、患者さんが楽しく過ごして同じ病気の方が共感し合えるような場であるよう教室の開催も考えています。教育にも興味があり、塾もやってみたいです。みんなでディスカッションするなど、子ども自信が考える力を高めるようなことができたらいいですね。整形外科の領域を超えていますが、自分もスタッフも働いていて楽しい職場、患者さんにも楽しく通っていただけるクリニックが私の理想なのです。

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