医療法人拓海会 神経内科クリニック

伊藤 英樹院長

189690 %e7%a5%9e%e7%b5%8c%e5%86%85%e7%a7%91%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

大阪国際空港の一部を抱え、新大阪・尼崎など大阪中心部のベッドタウンでもある豊中市。1950年代に造られた千里ニュータウンが市内の一角を占め、医療面でも高齢化対策が求められるこの地域で、2008年に開設されたのが「神経内科クリニック」だ。高齢者に多い神経内科の難病に特化し、在宅医療が中心のため、看取りの役割を果たすことも少なくない。だからこそ、苦しみを和らげるための緩和治療や、コミュニケーションを重視する診療方針を貫いてきた。患者の人生が最後まで充実したものであるようにと、診療を支える医療スタッフも日々の研鑽を欠かさない。院長を務める伊藤英樹先生の「難病イコール不幸とは思わないでほしい」という言葉が印象に残るインタビューとなった。
(取材日2019年2月18日)

診療開始前の段階で、時間をかけて話を聞く

―訪問診療中心のクリニックは、まだまだ少ないですね。

当院は神経内科の難病に特化しており、さらに訪問診療が中心なので、確かにあまりないかもしれません。毎週火曜日だけ外来診療も実施していますが、予約制になっています。クリニックでは検査できる内容も限られてしまうため、外来の患者さんについては診察の結果を踏まえて大きな病院を紹介し、診断を確定してもらう場合が多いです。逆に、当院で継続して治療している患者さんは、大きな病院で診断を受け、病名もわかっている方が多いです。家の近くで治療を受けたい、外出がつらいので訪問診療を受けたいという患者さんやご家族から相談を受けたり、病院から紹介されたりという形です。

―中年までの世代にはなじみの薄い診療科目と思われますが、どのような訴えの患者さんが多いのでしょうか?

神経内科の難病は患者さん自体が少ないので、現役世代の方にはピンとこない方も少なくないでしょうね。症状としては歩きにくい、手足を動かしにくい、体に力が入らない、しびれがあるなどの訴えで、年齢的には70代以上の方が中心です。病名でいえば、パーキンソン病やALS(筋委縮性側索硬化症)、認知症などの治療の難しい病気ですね。在宅の患者さんは、神経難病が全体の5割弱、認知症が4割くらい、あとは脳梗塞などの脳血管疾患、がんの末期で在宅診療を受けたいという患者さんなどがそれぞれ数パーセントくらいです。 

―診療の流れを教えてください。

まずは患者さん本人またはご家族から、お電話をいただきます。受付の担当者がお話を伺った後、医師や保健師、看護師など適切な相手につなぎます。その結果、どういう治療が必要になりそうか、訪問診療が必要か、外来通院でも大丈夫そうかなどを判断し、ご説明します。当院は訪問診療が中心になりますので、お電話の段階でも可能な限り時間をかけ、担当の保健師が生活背景、環境などを伺うようにしています。診察が開始した後の日常的な体調の相談はできる限り医師が対応するようにしています。訪問時の体制は少なくとも医師と看護師1人ずつ、診療にかかる時間は20分から1時間くらいですね。在宅の患者さんに対しては、疾患ごとの治療と併せて、気管カニューレ、胃ろう、経鼻経管の管理、在宅酸素療法や人工呼吸器の管理、膀胱留置のカテーテルの管理なども行います。当院のスタッフ構成は、現在は医師4人、保健師1人、看護師5人です。



Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
ドクターズ・ファイルをご活用いただく皆様へ
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Shinnaka after
Yokohama after
Syonan after
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細