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治療の中心は行動療法
薬が不要な場合も多い不眠症治療

日比谷ガーデンクリニック

(千代田区/日比谷駅)

最終更新日:2021/01/08

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  • 保険診療

不眠症は、日本の成人の20%が悩んでいるといわれる病気だ。睡眠時無呼吸症候群と並んで、日中のパフォーマンスにも大きな影響を及ぼすが、改善したいとは思いつつも、「薬への抵抗がある」、「副作用が怖い」などの理由から、治療をためらっている人は多いのではないだろうか。しかし実は、不眠症の治療に薬の服用は必須ではないという。「日比谷ガーデンクリニック」の高橋栄院長に、不眠症の治療法について聞いた。(取材日2020年12月25日)

大切なのは毎日同じ時間に起きること。毎朝30分~1時間の日光を浴びることで、体のリズムをつくる

Q不眠症とはどんな病気ですか?
A
1

▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

名前の通り、夜に眠れなくなる病気です。人の睡眠は「サーカディアンリズム(概日リズム)」に基づいて行われており、朝起きると交感神経が働き、夕になるとメラトニンが放出され、副交感神経も優位になって、自然な眠りを誘うようになっています。そのリズムが乱れることで、夜に眠れなくなるのが不眠症です。特に発症しやすい年代や性別はありませんが、ストレスが原因で引き起こされることはあります。

Qどんなタイミングで受診すればいいですか?
A
2

▲少しでも身体や心に異変を感じたら相談してほしいという

夜になかなか寝つけないなら不眠症といえますので、不便を感じた時点で受診していただけるといいですね。ただ、睡眠パターンは年代によって違うので、年齢が上がるにつれて、長時間連続で眠れなくなるものです。老化による正常な変化で、人間の生理的な現象です。女性は比較的個人差がありますが、男性の場合、連続で眠れるのは50代で5~6時間、70代では3~4時間程度です。その代わりに、昼寝をしたりウトウトしたりしますけどね。年配の方には、そういう変化があることを伝え、「一度に3、4時間しか寝られないのは不眠ではありません。年齢的に考えて正常なことなので、治療の必要はありません」と説明し、納得してもらいます。

Q不眠症の治療は、どんな内容になりますか?
A
3

▲まずは行動療法が有用

薬をイメージする人が多いと思いますが、不眠症の治療で大切なのは、睡眠に対する行動療法です。行動パターンを調整し、良い睡眠のリズムを作ります。具体的には、起きる時間を決めて必ず守ります。起きる時間さえ守れば、何時に、どこで寝ようとかまいません。また、昼寝は30分以内とし、毎朝「1日が始まった」と体に教えるために、朝一で30分~1時間は陽の光にあたるようにします。毎日の通勤は、自然にこの条件を満たし、適度な運動にもなるので丁度良いですね。在宅ワークなどで動かないときは、朝に散歩するか、窓辺に座って光を浴びるようにします。なお、曇りや雨の日でも光量は十分なので、天気は気にしなくてかまいません。

Q薬は補助的なものなのですね。
A
4

▲丁寧でわかりやすい治療説明を心がけている

そうです。症状が軽ければ行動療法だけでも改善に向かいます。睡眠薬は使いますが、まずは行動療法を行い、薬は補助的ぐらいに考えていいです。ストレスが不眠の原因となっている場合には、抗不安薬も使います。睡眠薬は依存症になると言う人もいますが、それはドラック代わりに多量に飲むなど本来の用途以外に乱用したり、行動療法を行わずにただ患者さんに言われたように薬を増やしてしまった場合にみられます。しっかり行動療法を行い、容量を守って適切に服用する分には、依存症の心配はありません。

Q日常生活で気をつけるといいことはありますか?
A
5

▲受付の対応も優しいので安心

起きる時間を厳守し、毎朝30分~1時間は陽の光にあたる生活を続けていれば、1週間ほどで睡眠のリズムができてくるでしょう。大事なのはそれを続けること。寝られないときに無理に「寝なければ」と思うとストレスになってしまうので、寝る時間や場所は気にせず、起きる時間だけ守ってください。30分以上の昼寝は夜の睡眠に影響しますが、30分未満なら良い効果も期待できますのでお勧めしています。

ドクターからのメッセージ

高橋 栄院長

不眠症の治療というと薬のイメージがありますが、治療の中心は行動療法によって、睡眠のリズムを正すことです。逆に言えば、いきなり睡眠薬を大量に処方するのではなく、まず行動療法を行うことが大切です。当院では、生活スタイルに合わせて無理なく実践できる方法で、睡眠リズムを正常にする方法を話し合っていきます。不眠にお悩みでしたら、まず一度ご相談ください。

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